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オリンピック後述? 胸をはれる棚ぼた 400mリレー銅メダル

  • 2008/08/29(金) 10:58:19

黄色人種は絶対的に不利と言われた男子短距離に日本史上初めてオリンピックのメダルをもたらした。
アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、ナイジェリアといった強豪国が次々と予選でバトンパスに失敗し敗退していく中、棚ぼたと言われようがラッキーと言われようが4人は笑顔で表彰台に立った。

勿論、棚ぼたやラッキーを否定するつもりは一切ない。しかしリレーは個人の能力+バトンパスの上手さでスピードを競う競技であるわけだからバトンパスを成功させた日本が否定されるいわれは全くないと思う。

アンカーの朝原が、祝福の打ち上げ花火のようにバトンを天高く投げ上げた。
日の丸をまとう4人のメンバーは、男泣きしながら世界新で金のボルトらジャマイカ勢と肩を並べてウイニングランを見せた。歓喜に沸く4人を見て涙をしたファンも沢山いただろう。

「最高の舞台で、最高に気持ちがよかった」朝原が末続が塚原が高平が涙をふいて笑顔になる。4人の力を結集して掴んだメダルは世界記録を更新したジャマイカチームが掲げる金メダルよりも輝いて見えた。
外国の強豪チームは互いに手を伸ばしながら前走が上からバトンを渡して距離を稼ぐオーバーハンドパスだが、日本は距離は近いがミスが少ないアンダーハンドパスを選択。「普通に走っても遅い東洋人がアンダーパスを選択するなんて」と馬鹿にされ続けたが我が道を信じ貫いた日本がリレーに力を入れ始めたのは意外と古く、個々では体格や筋力に優れる海外選手に歯が立たなくなり、
集団で勝負する道を選んだ。

皆さんは今回が棚ぼたで掴んだ銅メダルと思っているだろうが日本のリレーチームは世界選手権と五輪で今大会も含め7大会連続の決勝進出だった。これは強豪のアメリカやジャマイカなどの国でさえも成し得ていない記録である事を知ってもらいたい。今回のメダルは地道な努力を続けた日本人にくれた陸上の神様からの最高のごほうびだったように思う。

末続が言った。「苦しい時代を戦い抜いた先輩達にささげるメダルである」と
朝原も言った。「ここまで僕がいっしょに走ったすべてのリレーメンバーに感謝したい」とその気持ちが後輩たちに引き継がれ更なる進歩を遂げるのではないだろうか?



劉翔    劉翔の悲劇

  • 2008/08/19(火) 10:44:51

ウサイン・ボルトの衝撃的な走りで沸いた国家スタジアム、通称「鳥の巣」が一瞬にして凍りついた。強い中国の象徴であり国家的スターである前回アテネのチャンピオン劉翔が登場した男子110mハードルの一次予選。




今大会の最大の目玉であり開会式、体操の団体、卓球の全種目制覇と並ぶ超大国「中国」を世界へアピールするはずの劉翔がスタートできずに姿を消したのだ。




「世紀の大波乱」と中国国内では大騒ぎのようだが自国のアピールの為に一人のアスリートがここまで追い込まれた姿を今だかつて見たことがなかった。
古傷であった右アキレス腱の故障を再発して満足にトレーニングを積めなかったのは内外の陸上ファンなら誰でも知っていた事だしキューバの新星で現世界記録保持者のダイロン・ロブレスが絶対有利というのも周知の事実だったはずだ。

しかし、北京オリンピック開催が決まった時からこの種目で世界を制しスポーツ大国の名を欲しいままにしようと計画されたいわば国家プロジェクトはマスコミを使って国民的英雄にしたてあげ故障を抱える劉翔を追い込み続けた通常の大会なら間違いなく棄権を早々と決めるほどの怪我でありながらその故障を隠し続け「大丈夫!僕なら金をとるから心配しないで」と気丈に振舞う姿に痛々しさを感じた。

「どうしようもなかった。そうでなければ、こんな(棄権の)決断はしない」と涙を流し悔しがった姿に罵声を浴びせる観客がいた。
さらに競技場をブーイングで包まれた光景を見て僕は目を疑った思いだ。五輪選手村に入った16日に(村内の医療施設で)磁気共鳴画像診断装置(MRI)検査を受け、かかとに近いアキレスけん最下部に深刻で大きな問題が見つかった」と担当コーチが説明しても納得はして貰えなかった様だ。それでも本人は国の為になにより期待してくれているファンの為に出場を直訴しスタート台にたったのだ。

レース前にウオーミングアップ場で練習中に痛みがひどくなり、医師3人からアイシングやマッサージを受けたが、改善しなかった。劉翔のレースはもうここで終わっていたのだ。

レース棄権後にブーイングを受けるとは本人も思っていなかったのではないだろうか?25歳の若き天才スプリンターはまだまだ先がある選手ではないのか?国の為に作り上げられたスターは存分にその期待に答えてきたではないのか?




なのにこの様な扱いしか出来ない中国という国に絶望感すら覚える。ハートが折れたスプリンターが再度世界のヒノキ舞台にたってくれることだけが唯一の願いだ。あのソウルオリンピックで大失敗し「中国の恥」と罵られ体操界を惜しまれずに去ったリネイの二の舞にならないかだけが心配である。

ウサイン・ボルトの激走  衝撃の9秒間 稲妻を見た夜

  • 2008/08/18(月) 11:19:26

まさに衝撃の9秒間だった。スタートの反応がそれほどよかったわけでもない、風の条件が良かったわけでもなかった。それでも196cmの大男は異次元の速さを世界に示した。9秒69。





自身の持つ世界記録を0.03更新すると共に人類が初めて9.6秒台で100mを駆け抜けた瞬間だ。

北京で見た夢の頂上対決。三強と言われた内の一人で昨年の世界陸上の100mと200mのチャンピオンであったタイソン・ゲイが準決勝で敗れる波乱があった後の決勝戦は世界記録保持者のウサイン・ボルトと同郷で前世界記録保持者だったアサファ・パウエルの一騎打ちの様相を呈していた。

緊迫のスタート前に既に笑っていた男がいた。独特のパフォーマンスでスタート位置につく選ばれし8人の中で一人だけ自信に満ちた笑顔で両手を斜めにかざし、ほんの10秒後に到達するはずのゴールをめがけ矢を放つポーズをとった。




4レーンからスタートしたその大男40mすぎで一気に加速しそのままトップに躍り出ると残り15mから両サイドを見渡し勝ちを確信すると胸の国旗を叩き両手を広げ斜め走りでゴールを駆け抜けた。今でかつてオリンピックのファイナルでこんなゴールをした選手を見たことがあっただろうか?世界一を決める大舞台でこの余裕の勝ちっぷり。さらに15mを流して走って世界記録更新というまさに衝撃的な瞬間だった。

アナウンサーが絶叫していた「世界で一番早い欽ちゃん走りを見ました」と。

一見するとふざけたような走りだったがそれでも世界記録がでるのだから何も文句を言えない。真剣に走り抜けたらと思うと恐怖すら感じてしまう恐るべきスプリンター。

数ヶ月前に「ウサイン・ボルト」の紹介をこのコーナーで書いた。

関連過去ブログ ウサイン・ボルト

その時はいつか世界を席巻するから名前を覚えておいて欲しいと綴ったがこんなに早くそしてこんな衝撃を世界に放ってくれるとは僕も予想はしていなかった。嬉しい気持ちと驚きを隠せない僕は興奮が収まらない。


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