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佐藤琢磨   世界一運の無いドライバー

  • 2009/03/02(月) 00:11:08

100年に一度の未曽有の経済危機に端を発し大人の事情に振り回された日本人F1ドライバー佐藤琢磨。
佐藤の波乱万丈のドライバー人生は今に始まったことではない。

高校で自転車のチャンピオンになり早稲田へ鳴り物入りで進学し大学選手権も制する程の実力者だった。
そんな佐藤が早稲田を休学し、後に退学する程に熱中するほどのスポーツに出会う。カーレースだ。
ホンダが設立した日本人ドライバー養成学校になんとカートすら乗ったことのないずぶの素人がなんと並みいる経験者を追い越し入学した。そのうえ一年後には講師を追い抜く程の抜群のセンスでなんと首席で卒業を決め関係者のど肝を抜いた。

そんな天才はいち早くイギリスに飛びF1の下のカテゴリーであるF3に参戦し見事日本人初のシリーズチャンピオンにまで一気に上りつめた。まさに「天才」は満を持してF1にデビューする。

しかし、ここから佐藤の度重なる苦悩が続くとは誰も予想しなかっただろう。
ジョーダン・ホンダで初参加したデビュー年はマシンの性能不足に加え、度重なるマシントラブルに見舞われ満足にレースをすることすらできなかった。佐藤も凡ミスを繰り返し全く見せ場なく1年を終えてしまった。
しかもスポンサーでありエンジン供給してきたホンダがジョーダンへの供給をストップした為に佐藤はあっさり首を切られてしまった。F1、2年目はホンダ全面支援のチームBARでテストドライバーを一年間つとめドライバーとしての技量もあげ首脳陣の信頼も勝ち取り翌年から正式ドライバーとしてチームで働くが全く成績を残せずしかも他のドライバーの移籍契約のこじれのトバッチリを受けシートを失うのだ。

しかし捨てる神あれば拾う神あり。
鈴木亜久里がオーナーを務めホンダがエンジンを提供する新チームができ佐藤はシートを確保した。安定感のある走りと資金力の無いチームの手助けにとまで開発、セッティングに積極的に意見を出しチームを救い続け、いつしかチームの顔にまでなった。しかし資金難からチームはなんと解散してしまうのだ。またシートを失ってしまったのだ。

そんな天才・佐藤はそれでも諦めることなく現役F1ドライバーにこだわりテストを受け続けた。神は見捨てなかった。トロロッソというイタリアのチームから正式オファーが届き契約寸前までこぎつけた矢先にまた悲運に巻き込まれた。100年に一度の経済危機によりトロロッソチームの資金繰りに問題が発生し、ホンダが個人スポンサーの佐藤に持参金の要求をしたのだ。

もちろんホンダも景気停滞のあおりを受けているのでそんな追加支援の話にのれず話しが頓挫したしまった。
佐藤の代わりにシートを獲得したのはブルデーだった。ブルデーの能力が決して佐藤を上回ったわけでなく。ブルデーがフェラーリから支援を受け持参金を
用意できたためだ。フェラーリは売上や販売台数が過去最高を記録するなど経済危機の影響を受けてない企業だったことがブルデーを助け佐藤の首を切ったのだ。

どこまでついていないのかと思わせる佐藤の不幸だが、本人はそれでもF1参戦を未だ諦めていない。
天才が輝く時はくるのだろうか?状況は極めて厳しいようだ。実力、キャリアがありながら運に見放されF1の神に選ばれなかった日本のエース、日本の天才ドライバーそれでもまだF1復帰を諦めていない。



F1日本GP  富士でまもかく開幕

  • 2008/10/10(金) 02:23:58

いよいよ大詰めを迎えたF1.年間チャンピオンを争うには大事すぎる大きな山場、日本GPが今週末、富士で開幕する。

2年目の若き天才ドライバー、ハミルトンがポイントをリードして向かえた終盤戦は昨年と同じ。F1史上初のルーキーチャンピオン、黒人ドライバーチャンピオンが確実視されていたにも関わらずまさかの大失態で優勝をのがした昨年の二の舞はゴメンとばかりに臨むハミルトンが富士の主役であろう。

7ポイント差で追うのはフェラーリのブラジリアンドライバー、フェリペ・マッサ。安定した成績を毎年残しつつも皇帝・シューマッハの永遠の2番手ドライバーと言われ母国の英雄・アイルトン・セナの後塵でいつどんな時でも優秀なナンバー2というイメージが強かったが、今年こそは悲願のチャンピオンを逆転で狙える位置につけている残りレース数は日本GPを含め中国GPとブラジルGPの3レース。

母国グランプリで歓喜の大逆転というシナリオを描いているであろうマッサは何が何でもこの日本は勝たなければならないレースというわけだ。その2人の援軍としてチームメイトであるマクラーレンのコバライネンとフェラーリのライコネンの同郷だが完全に敵味方に分かれサポートする。
エースドライバーのハミルトンの為に存在感を見せ名門・マクラーレンのシートを守れるかコバライネンと昨年は自身が大逆転勝ちの栄光をマッサのサポートによって手に出来たライコネンがエースのプライドを捨ててまでマッサのサポートができるか実質のチャンピオン争いはハミルトンとマッサだが、そうはさせじと思うセカンドドライバーにも注目してみたいものである。

毎年、いろんなドラマを生む日本GPならではの戦いをこの4名の動向に注目してみると面白いだろう。



中島一貴  雨の中島、納豆走法再び

  • 2008/07/07(月) 11:34:24

中島一貴。




言わずとしれたあの中島悟の息子であり偉大な父親と同じ道をたどり現在F1の世界で戦うドライバーである。

幼少時代からカートの世界では有名な天才児として活躍していた一貴は「親の七光り」という言葉をとことん嫌い、「自分の力だけで親父を超える」というのが口癖だったらしい。
父・中島悟は本田宗一郎(本田の創業者)に溺愛されMr.ホンダっ子とまで呼ばれホンダの支援を受け長くF1界、カーレース界に君臨してきたがその息子・一貴はホンダの誘いを断り自ら後発のトヨタレーシング学校に入門する。偉大なる父親への反抗と非難する声が大きかったが「自分の力で」という一貴の心意気に賛辞の声も大きかったのも事実だった。

その後、めきめきと力をつけ、着実にキャリアをステップアップした一貴は2008年とうとう念願のF1フル参戦のシートを得るまでになった。
やっと偉大な父・中島 悟に追いついた瞬間だった。圧倒的なスピードや芸術的なコーナーワークを見せる世界のトップとはまだまだ力量に大きな差は感じるが親譲りの粘りある”納豆走法”で着実にポイントをゲットしている姿にやはり親子なんだなと懐かしい気持ちにさせてくれる。

近年のF1は金満チームだけが莫大な開発費をつぎ込みマシンの開発に努め、そうでないチームはトップチームの数年前のエンジンやシャシーを改良して戦うという図式だ。無論、マシンの力量は顕著な差として現れドライバーのテクニックや技術では到底埋めることのできない差があり、ドライバー自身もいかにトップチームにスカウトされるかを考えながら自らのマシンを操っている様にさえ見える。自らのチームの開発費をかけないマシンを自らのドライビングテクニックで金満チームに一泡吹かせてやるというような気概を持った選手はいないように思う。

ドライバーの差で埋まるほどの小さな差でないことは本人はもちろんファンもみんな感じているのだ。そんな現在のF1界に風穴をあけるべく自分チームのコントラクターポイント(チームポイント)の為に精一杯”納豆走法”を続けてもらいたいものだ。

昨日、シルバーストンサーキットで行われた雨のイギリスGPで見事8位入賞し1ポイント獲得した息子の雄姿を生で観た解説者として現地いりしていた父、悟は何を思ったのだろう。


スタート前に声をかけて下さいというテレビ局側のお願いに照れながら「無事で帰っておいで」と声をかけた姿はお父さんに戻っていた。そんな父親を前に「わかってるょ」と照れくさそうに返事する息子、一貴。なんとも微笑ましい人間ドラマがその一瞬から感じ取れたきがした。入賞し結果を残した息子、一喜を親父に反抗した若かりし自分を思い出し今のF1界の悪しき流れに立ちむかい続けてもらいたいという意味で心から応援している。

ダニカ・パトリック  女性インディーカードライバー 

  • 2008/04/24(木) 13:14:22

ダニカ・パトリック。




26歳の現役インディーカードライバーである。史上2人目の女性フル参戦ドライバーであるが決して参加しているだけとか客寄せパンダ的な選手でなく実力を兼ね備えた人気ドライバーである。
インディ500でおなじみのインディーカーレースは本場アメリカではF1よりも数段人気のあるモータースポーツである。
オーバルと呼ばれる楕円コースを壁面や車両との接触や事故との恐怖に打ち勝った者だけが勝利者となりうるスリリングさがアメリカでは好評なのだろう。

10歳でカートの世界選手権でクラスチャンピオンになるなど早くから頭角を現した天才少女は2005年に23歳でレイホール・レターマン・レーシングからインディカー・シリーズデビューし全米の注目を一新に浴びる。

ルーキーイヤーのインディ500では女性として初のラップリーダーとなりインディ500史上女性最上位となる4位に入賞する。さらにその年は3回のポールポジションを獲得するなど男勝りの根性とテクニックで実力を兼ね備えた人気ドライバーにまであっという間に上り詰めた。
しかし翌年からたまに上位に顔をだすもののあまりパッとしない感じがしてやはり話題先行だったかとがっかりさせられたものだ。そんなダニカ・パトリックが先日行われた2008シリーズ第3戦インディジャパン300(栃木のツインリンクもてぎで行われた注目のシリーズ第3戦)で見事初優勝をして見せた。

勿論女性ドライバー初のチャンピオンである。レース最終盤に先行していたライバル車のまさかのピットミスや燃料の失敗など偶発的奇跡が重なっての大逆転優勝だった。

最終ラップでの逆転劇に魔物がとりついたのか?神様がほほ笑んだのか?と思わせるぐらいの番狂わせだった。

しかしダニカ・パトリックは勝ったのだ。奇跡でなく偶然でなく勝つべくして勝ったのだ。




コース管理を一任されてる関係者のこんなコメントが新聞の片隅に載ってた。

決勝レース前夜、全ての照明が落ちたコースをそのコース管理者は高ぶる思いを胸に一周ゆっくり歩いたらしい。するとコーナーのバンクの付近で不審な懐中電灯の光を発見したので慌てて近寄るとダニカ・パトリックだった。
「何してるんですか?」と片言の英語で聞いたところ「このコーナーのライン取りが上手くいかなくてイメージトレーニングをしてました」と答えたらしい。そういうと彼女はその真っ暗なコーナーで目を閉じたまま30分動かなかったらしい。そのコース管理者はその姿を見て「この子が明日、勝つと思った」という。
レース当日になりレース終盤、健闘したもののよくても表彰台かな?とそのコース管理者があきらめた瞬間、神が宿ったようにレース展開が変わりダニカ・パトリックが逆転優勝したのだ。女性というだけでもてはやされたが実力はもちろん影の努力を垣間見たエピソードではなかったろうか?これからのますますの活躍に期待したい。


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