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ローリー・マキロイ  オーガスタの魔物に出会った男

  • 2011/04/29(金) 23:51:51

オーガスタの神が笑ったのは北アイルランドの若き至宝、21歳のローリー・マキロイではなかった。


3日目を終えローリー・マキロイが2位グループに4打差をつける12アンダー。最終日が始まる前まではこの北アイルランドの若き至宝の優勝が濃厚と誰もが思ったはずだ。「オーガスタはそう簡単ではない」と若きチャンピオンの誕生に待ったをかけたファンですらすくなくともマキロイを軸に優勝争いが繰り広げられると考えていただろう。


今年のマスターズもまた終盤に波乱が待っていた。


まずは復活を期すミスター・オーガスタ、タイガー・ウッズが前半から猛チャージをかけアウトで31という驚異的なハイスコアをマーク。最終日スタート時にあった首位マキロイとの7打差はいつの間にかなくなっていた。そればかりかマキロイがバックナインにさしかかった時1打差の10アンダーに4、5人がひしめく大混戦になっていた。

そしてマキロイ自身も「何が起きたのか解らなかった」という10番での大乱調。左に引っ掛けた第1打が木に当たりトラブルになるとこのホールでトリプルボギーを叩き一気に8アンダーまでスコアを下げてしまった。完全に冷静さを失ったマキロイ。案の定もう修正が利かなくなっていた。続く11番でボギー、12番ではダブルボギーを叩いて完全に自滅してしまった。


これがマスターズなのだ。これがオーガスタなのだ。


マキロイは失意の中で「確かに失望したけれど、63ホールまでは完璧だった。優勝するために何度もこういう経験が必要だと思うしかない」と涙を流した。

ローリー・マキロイ。

彼は天才である。近い将来きっと世界のゴルフ界を牽引していく男であることは間違いない。


そんな天才に与えた試練。それがオーガスタの洗礼である。

「オーガスタには魔物が住みついている。」
誰かが言った言葉である。

「本当に魔物がいたんだ。僕は幸せかもしれない。世界中のゴルファーの中で魔物に出会った数少ないプレイヤーになれたのだから」

オーガスタの魔物に出会ってしまった天才の今後が楽しみである。


鎮西まゆみ史   史上最年長ルーキー誕生

  • 2010/08/16(月) 01:26:24

先日行われた日本女子プロゴルフ協会(LPGA)プロテストで合格し晴れて「プロ」とよばれた選手の中にひときわ注目を集めるオールドルーキーがいた。

史上最年長ルーキーが誕生した瞬間だった。

鎮西まゆみ。43歳。

24歳でゴルフを始め、29歳からプロを目指し、15年目の挑戦で受けたプロテストは実に8回目。ついに大きな夢を実現させた。史上初の「40代合格」の偉業を成し遂げたのだ。

過去の記録はさかのぼる事25年前。1985年に38歳で合格した藤本麗子選手の記録を大幅に更新する大偉業である。

しかも昨今のゴルフ界の低年齢化のスピードは速く、10代でのプロ選手も珍しくない近年では異例中の異例と言っても過言ではないだろう。

24歳でゴルフを始めた時点ですでにスタートに大きく出遅れているのにあきらめず「プロ」の称号を得るまでの頑張りは尋常では無かったのでないかと容易に想像がつく。

「長かったです」と報道陣の前で流した涙は本当に実感がこもった涙だったと思う。
気温35度超の猛暑の初日は4オーバーとやや出遅れたが、てんこうが 落ち着いた2日目はパープレーと耐え、暴風雨となった最終日。上位陣が天候と極度のプレッシャーの中大きくスコアを落としていく中、経験豊富な43歳・鎮西まゆみは冷静さを保ちこの日はベストスコアの2アンダーで回り通算成績2オーバーの4位で合格したのだ。

「ゴルフは大好きなので、ほかのことは考えられなかった。これからも経験を積み、稼げるプロになりたい」43歳のオールドルーキーは真っ赤な目で次なる挑戦を誓った。

最後には「ツアーで1勝したいと、ひそかに思っています」と報道陣に向かって笑顔を見せてくれた。

鎮西まゆみプロの挑戦は今、始まったばかりである。

追伸・・・実はこの日、41歳の小久保由加里も6度目の挑戦で見事合格し、40歳以上の“オールドルーキー”が鎮西まゆみと合わせて2人生まれたという実に珍しいプロテストとなったのだ。


高橋恵  女子ゴルフ界の新星  プリンセス・メグ

  • 2010/07/11(日) 13:15:29

突如ゴルフ界にシンデレラ中学生が現れた。横峯さくらや諸見里しのぶら日本のトップ女子プロが出場する女子ツアーの下部ツアーとなるステップアップツアーのANAプリンセスカップで長野・佐久長聖中2年の13歳、高橋恵がなんと優勝したのだ。



ステップアップツアーといってもれっきとしたプロツアーをなんと13歳の中学生が制したのだ。もちろん史上最年少の大記録である。

北海道のANAダイヤモンドGCにスーパー中学生が現れた。
共催者推薦で出場した中学2年がプレーオフを制して見事、優勝したのだ
優勝した高橋恵は13歳11カ月19日。

ステップアップツアーではあるが03年に宮里藍が作った国内女子の最年少優勝記録(18歳102日)を大幅に更新し石川遼が07年5月に15歳8か月で打ち立てた世界最年少プロツアー優勝のギネス記録を更新する快挙だ

藤井かすみや山口裕子や高又順らトップツアーの優勝経験者が11人も参加し出場107人中アマチュアは高橋恵と石川遼の妹の石川葉子の2人だけだった。
そんなトーナメントで優勝したのだ。

この日の高橋恵は首位に4打差でスタートし後半に怒涛の4つのバーディーラッシュでトップに立ちプロ選手2人とのプレーオフに臨んだ。

優勝の懸かったプレーオフの1ホール目で2mのバーディーパットをあっさり沈めて優勝してしまったのだ。

「歴史的優勝」にも関わらず13歳の少女は派手なガッツポーズも大喜びの歓喜の涙もなく至って静かで冷静な優勝だった。
中学2年とは思えない大ベテランのような勝ちっぷりと優勝の瞬間。


「まだ勝った実感がわきません。最後のパットも『私が勝っていいのかなぁ?』という感じで、気分は楽でした」とあっけらかんとした受け答えが
初々しい。

「どんな試合でも優勝するつもりで出場しているのでこの優勝は世界一になるための第一歩ですね」堂々と語る中学生。時折あどけない頬を紅く染めた。
「世界を目指すしかない。それには、自分で決断しないといけない」と横浜生まれであったが誘いのあった長野県の佐久長聖中学に進学した。
佐久長聖は中高一貫教育でスポーツにも力を入れておりゴルフ部は全国トップレベルにある。
ゴルフに集中できる環境もそうだが佐久長聖を選んだ最大の理由が「誠実・忍耐・礼節」を掲げる学校の校訓というから恐れ入る。

2人1部屋の寮暮らしでゴルフ漬けの毎日。体力強化のジム通いも始めもともとスケールの大きかったハートに、ビッグな飛距離まで武器に加えた。173cmの恵まれた体格に秒速47mのヘッドスピードは日本のトップ女子プロでも数値は文句なしの数字で世界水準のポテンシャルを持ち合わせる

「当たれば290ヤード、平均で275ヤード」のドライバー飛距離に胸を張り「曲げずに、正確に300ヤードを飛ばせるまで飛距離にこだわりたい」と発言のスケールが大きいのがいい。



国内女子ツアーはプロ資格獲得に「18歳以上」の年齢制限もあるため今すぐにプロになるのは難しいが将来楽しみな逸材であることは間違いない

今大会の優勝で「世界制覇」という大きな野望に向けて大きな自信を獲得したゴルフ界の“プリンセス・メグ”。

文字通りステップアップしていく高橋恵に注目である。

エリカ・ブラスバーグ

  • 2010/06/07(月) 00:31:41

アメリカ女子ゴルフ界で屈指の美人ゴルファーだった。エリカ・ブラスバーグ。





5月9日、遺体となって発見された。25歳という若さでこの世を去ってしまったのだ。

警察当局は一か月たった今でも死因や当時の自宅内の様子などを発表しておらず、米ゴルフ界きっての美女といわれた彼女に何が起こったかは未だ謎に包まれたままだ。アリゾナ大ゴルフ部時代から頭角を現したエリカ・ブラスバーグはプロ転向と同時に美人ゴルファーとして注目を集めた。
実力とは裏腹にスポンサー企業複数社が契約を求めるほどの人気急騰で大手スポーツメーカー「PUMA」のイメージキャラクターを務め試合よりもマスコミ界でブレークした。下部ツアーでは優勝したもののトップレベルの試合では8位入賞が一度あるぐらいで結果が残せず苦戦が続いていた。





将来を嘱望されながらもプロとして結果が出ずに成績不振に悩んでいたという証言は多いがその死には今尚、多くの謎が残されている。マスコミの過度の期待がエリカ・ブラスバーグ自身を苦しめていたが彼女の性格からすれば自殺は考えられないという。
エリカ・ブラスバーグにゴルフの手ほどきをした父親のメル・ブラスバーグ氏は「エリカはとても優しく、人と対立することを嫌っていた。怒ることよりもほほえむことを第一にしていた。彼女は私たちのハートを奪うような本当にかわいらしい娘でした」と葬儀では涙ながらに語った上で「自殺ではない」ときっぱり答えている。


亡くなった日の週末に開催予定だったトーナメントにも出場を決めていて愛車には既にゴルフセットを積んでいたという。ところが、出発の前日、つまり遺体発見の数時間前、専属キャディであるミッシー・ペダーソンに「トーナメントには行かない」というメールを送っている。
この時彼女自身に何があったのだろうか。メールを受け取り心配したミッシー・ペダーソンがすぐに返信を求めたがそれ以後返事はなかったらしい。

事故なのか自殺なのか、はたまた事件性があるのか未だ謎だが才能あふれる屈指の美人ゴルファーの早すぎる死は本当に悲しい。

警察当局には全力で真実の解明をしてもらいたいものだ。

三塚優子

  • 2010/05/12(水) 18:47:45

国内女子メジャーの今季初戦サロンパス杯でとんでもない事件が起きた。宮里藍が契約スポンサーの顔を立て強行日程で帰国し参加した注目を浴びていた大会での出来事である。

遅延プレーのペナルティを受けた事を不服として初日の前半9ホールを終えたところでクラブハウス内で観客にも聞こえる程の大声を上げ競技委員に激しく食ってかかり、あろうことか「私的理由」として競技を棄権してしまったのだ。「棄権」というより”キレて”帰ってしまったのだ。

三塚優子。





事件の背景はこうだ。スタートしてから三塚の組は前の組から徐々に遅れだしプロのトーナメントでは異例の1ホール以上の差をあけられてしまった。ファンの為にも競技運営上の為にもこの「遅れ」を問題視した競技委員が三塚の組に「プレーを急ぐように」と警告を出したのが6番ホール終了時。その上で競技委員がストップウォッチ片手に三塚の組に同伴しはじめた。
ゴルフのプレーは一打30秒が目安として競技のスピードアップを促している。特にプロの選手が気を使うグリーン上では60秒以内とい目安がある。しかし優勝のかかった大事なパッティングの時などは同伴競技者の同意を得て時間をかけてもいいとされている。しかし毎度毎度、競技委員がストップウォッチ片手にチェックしている訳ではなく確かに明確なルールではないようだ。最近、観客の観戦マナーについて色々物議をかもしているがプロの選手としての競技マナーとも言える。
8番のショートホールで事件は起こった。結果は三塚が3パットしてしまうのだがその第1パットも第2パットとも三塚は約75秒かかってしまった。難しいセッティングでパターに苦労する選手は沢山いたがここまで遅いと流石にペナルティも止むを得ないか。競技委員はルール以上の時間のかかった第1パットと第2パットにそれぞれ一打づつのペナルティ計2打罰を与えた。

このペナルティに納得が出来なかった三塚優子”キレて”しまった。地元開催のメジャーで歓声も大きかった三塚優子はこの大会に色んな思いを込めて挑んでいた。大会直前に三塚にゴルフの手解きをした最愛の父を亡くし父の遺影をバックにしまい大会に参加していたのだ。気持も分らなくはないのだが・・・。

三塚の言い分はこうだ。「5番以後の遅れは私だけのせいではない。他の同伴者もショットの大きなトラブルになり時間がかかった。巻き込まれた部分もある。確かに8番は時間がかかったようだが予選通過には絶対に外せないパットだったから時間をかけた」と。更に「何で私だけ」と





確かに明確なルールがないのが問題ではあるが競技委員がタイムをチェックしてたのも知っていたはずだし、三塚自身が以前から再三、遅延プレーの警告を受けていたしペナルティを貰った事もあった。ましては大声を出し競技を中断させた上、あろうことか棄権してしまったのはプロとして恥ずべき行為であろう。

さらにはいかなる理由で棄権する場合でも同伴者のスコアカードにサインをしなければその同伴者が失格になってしまう。この日も同伴者がプレーを中断させわざわざクラブハウスにまで戻り三塚にサインをもらいにもらうという最悪の事態が起きている。プレー中断によりさらなる時間の遅れを発生させ同伴競技者のリズムも壊してしまった。まさに最悪で最低の行為を犯したのだ。

感情を露にした三塚だったが次の日には神妙な顔つきで大会本部を訪れ正式に謝罪したらしいが日本女子プロゴルフ協会(LPGA)会長の樋口久子氏は「ルールが不服ならプロを辞めなさい」と強く叱責したそうだ。当然と言えば当然のように思う。






確かに今回の三塚優子のとった行為はプロゴルファーとして社会人として恥ずべき行為である事は明白で三塚優子をかばう余地はないようだ。自ら2ヶ月間の出場自粛と海外メジャーの出場辞退、罰金も史上最高額の200万円を課し十二分に反省している姿は評価してあげたい。前途ある才能あふれる選手だけにこの事件を肥やしに更なる活躍を期待している。

杉原輝雄  ”世界記録”達成

  • 2010/05/03(月) 04:26:46

石川遼の記録的大爆発チャージでの逆転優勝で幕を閉じた国内屈指の名トーナメント「中日クラウンズ」。改めて石川遼の凄さと次世代の世界のゴルフ界への日本代表を感じさせてくれた。日本のツアー新記録となる1ラウンド「58」の猛チャージ。しかも国内屈指の難関コースと称される名古屋ゴルフ倶楽部和合コースの最終日のセッティングであるのだから更に驚かされる。

そんな大記録の裏側でもう一つ偉大な大記録が生まれた事をご存じであろうか?

関西ゴルフ界のドンと呼ばれ72歳になった杉原輝雄がギネスブックに申請するような偉業を達成したのだ。今年で51回目を迎えたこの大会に第1回大会から出場し続け同一トーナメント連続51回出場という”世界記録”を樹立したのだ。日本ゴルフツアー機構の小泉直会長が「ゴルフ界への貢献度は大きい」と語り今オフの特別表彰とギネスブックへの登録申請をする意向を早々と示し敬意を表した。

アーノルド・パーマーのアメリカマスターズ50回連続を抜いた記録なのだが72歳になった杉原輝雄は来季以後も出場を希望しておりまだまだ記録が伸びるようだ。
杉原輝雄自身はアーノルド・パーマーと比べられた事について「比較しては相手に失礼」と謙遜し「スポンサーさんの努力で大会が毎年行われている事に感謝したい」といかにも杉原輝雄らしいコメントを残している。大会主催者から記念のトロフィーと金一封を贈られたのだがこれはもっと賞賛されるべきすごい記録である。第1回大会から出場し続けているわけだからまさに「大会の生辞引き」というわけだ。

杉原が前立腺がんを患いながら闘病しつつ参戦し続けて手にした世界に誇れる勲章。医者からの手術のススメを断り続けゴルフに邁進しツアーに参加し続けている。ゴルフの為に人生をささげた”ドン”ならではの挑戦である。

「皆さんが待ってくれているので、体調面や車の運転にも気をつけて頑張ります」「石川遼君の次に大きな声援もらったしね」と茶目っ気たっぷりのコメントにも杉原輝雄らしさを感じる。

予選突破を目指して臨んだ2日目の11番パー4で残り140ヤードの第2打を直接カップインさせるスーパーイーグルでファンの大歓声を浴びた。結局はその後大きくスコアを落とし予選落ちに終わったが「52回目もそれ以降もクラウンズだけでも頑張りたい」と早くも来季の大会に切り替えていた。

10代の高校生プロが誕生し活躍したかと思えば72歳でも現役で同じティーグランドに立つ。ゴルフの奥深さと杉原輝雄の凄さを改めて感じた出来事である。まだまだこれからも第一線で頑張ってもらいたい。



ブライアン・デービス  優勝以上の価値があった自己申告

  • 2010/04/24(土) 00:28:01

タイガー・ウッズの復帰でにわかに活気が戻ってきたアメリカのゴルフ男子ツアーでちょっとした嬉しい事件があった。

サウスカロライナ州ハーバータウンGLで行われたベライゾン・ヘリテイジとうトーナメントの最終日は通算13アンダーでジム・フューリックと悲願のアメリカツアー初優勝を目指すイギリス出身のブライアン・デービスが並びプレイオフに持ち込まれた。36歳のブライアン・デービスは昨年のアメリカツアーで賞金ランキング43位の中堅プロであるが優勝を一度もしていない。昨シーズンも賞金ランク43位とはいえ出場32試合の内13試合に予選落ちしてしまう。今季もここまで9試合出場し4試合予選落ちしている。そんなブライアン・デービスが初めて迎えたビッグチャンスとなった今大会。

プレーオフの相手は百戦錬磨のジム・フューリック。プレーオフを戦ったのはハーバータウンGLの18番ホール。ブライアン・デービスが放った第2打はグリーン左に大きく曲げ岩場の方へ、ハザード内に打ち込んでしまった。ボールは岩場と岩場の間の砂地にありハザード内ではあるがなんとか打てる所にあり九死に一生に見えた。入念なジャッジの上、ブライアン・デービスが手にしたのはウェッジ。優勝への執念を持ってチャレンジした第3打は見事グリーンを捉えた。まだまだ勝利の神様はブライアン・デービスを見捨てていなかったように見えた。

しかしブライアン・デービスは自ら「バックスイングの際(触れてはいけないルースインペディメント)に触れてしまった」と競技委員に自己申告をし2打罰のペナルティを自ら受け入れフューリックの優勝を祝福したのだ。

ゴルフでは「ハザード内ではボールを打つ前にクラブが障害物(ハザード)に触れてはいけない」というルールがある。ハザードとはバンカーや池である。バンカーではアドレス時にクラブのフェイスが砂に付けてはいけないのだ。競技委員がビデオで判定した所、岩場の間の砂地にあるボールを打つ前に砂地から突き出ていた葦のよなものに僅かにクラブが触れていたように見えたそうだが、ゴルフはあくまで自己申告の紳士のスポーツである。対戦相手のフューリックでさえ「本当にペナルティを犯したのか?」と首を傾げるほどでビデオ判定でもはっきり分からない程度のミスを自ら認め悲願の優勝をフイにしたブライアン・デービスの行動はまさに紳士だった。

観客の観戦マナーが問われる昨今、プロのプレイヤーが率先してとった今回の行動は見習うべきものだ。

ブライアン・デービス。悲願の優勝という記録は残せなかったが、紳士スポーツのトップに立つプロとして潔い言動は優勝以上の価値があるように思える。

中村香織

  • 2010/04/13(火) 13:58:30

世代交代が進み若手が台頭し続ける日本の女子ゴルフ界。世界を見渡せば韓国勢の圧倒的なレベルの高さに離されているものの宮里藍や横峯さくら、上田桃子に有村智恵、諸見里しのぶと続々とヒロインが現れ、近い将来世界で十分戦えるはずである。そんな女子ゴルフ界にまた一人新星が現れた。

中村香織。





小学生時代は器械体操のオリンピック選手を志しジュニアの全国大会でも優勝しオリンピックの強化指定選手に選ばれるなど将来を嘱望されていた。過度のトレーニングが原因で足や腰の故障により体操を断念してしまった。特に腰の怪我は腰骨が大きく削れてしまうほどの大怪我だった。元々運動神経はかなりよく身体能力はかなり高いと評判の中村香織は父親の勧めで12歳で初めてゴルフクラブを握りゴルフの虜になっていく。身体のバネに加え体操で見につけた柔軟性もゴルフのスイングを大きいものにしみるみる内に上達していったそうだ。

ゴルフを始めてたった7年でプロテストに合格したのだ。立命館大学在学時もゴルフ部に属しアマチュア界で活躍していたが同世代の宮里藍や横峯さくら、上田桃子に有村智恵、諸見里しのぶらの活躍に刺激され大学を退学してプロテストを受けたのだ。諸見里しのぶらを指導する江連忠に弟子入りを志願するも一度は断られてしまった。それでも諦めきれずに何度も訪ね弟子入り志願した結果、江連忠の弟子である前田純一プロの教えを乞い技術的にももちろん精神的にも成長をみせた中村だがもっとも成長したのがフィジカル面だ。筋力トレーニングを取り入れ高タンパク、低脂肪食を摂取するなど食事にも
意識改革をし更に急成長をみせた。

まだまだ経験不足は否めないがここ一番の集中力や技術の高さはトッププロにも負けない程だ。

先日、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースで開催されたスタジオアリス女子オープンでマンデートーナメントから出場した中村香織が優勝した有村智恵の3打差の3位と大健闘した。女子史上初のマンデートーナメントからの優勝も期待されただけに残念だったが難コースな上にセッティングが難しかった花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースの後半(バックナイン)で6バーディーの大爆発は今後の活躍を大いに期待させるゴルフだった。トーナメントの最終日、最終組でラウンドし優勝した有村が同世代ということもありかなりいい経験をしたのではないかと思う。今までは同世代の活躍に歯がゆい気持ちを持っていただろうし意識しなかったというのは嘘になるだろう。この日の経験を大きな糧に頑張ってもらいたい。近い将来必ずトッププロの仲間入りをする日がきそうな気がしてならない。



ゴルフ観戦マナーに物申す

  • 2009/11/22(日) 02:43:43

過去関連ブログ・・・・ 石川遼の優勝に見た観客のモラルに疑問

女子の宮里藍が高校3年生の時に仙台で行われた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子トーナメント」で優勝し、ライバルの横峯さくらも出現し古閑美保や上田桃子など実力のあるアイドル系ゴルファーも次々に台頭し女子ゴルフの人気は格段に上がりテレビ視聴率もうなぎ登り、トーナメント会場の観客数も飛躍的に伸びた。
遅れること数年、石川遼というスーパー高校生が突如登場し長らく低迷し続けた男子ゴルフ界にも女子同様、女子以上の盛り上がりを見せている。

ゴルフ界にとってこの空前のゴルフブームはとてもいいことだろうし歓迎される事であろう。しかしそれに伴い観客(ギャラリー)のマナーの悪さ、非常識な行動がここにきて大きな問題となっている。

石川遼見たさに大挙して現れるゴルフ初心者、ゴルフ未経験者の年輩女性の方々や若い方々の振る舞いが試合結果を左右する影響を見せ始めている。

試合中、しかもティーグランド付近で鳴る携帯電話音。アドレスに入って集中した選手に向けられるカメラのシャッター音。
他のプレイヤーがまだプレー中なのにお目当ての選手見たさに歩き出す。さらにはお目当て選手のライバル選手が放ったミスショットに拍手を送るなど最低最悪の観客が続発しているのだ。

先日行われた静岡県の超名門コース、太平洋クラブ御殿場コースで行われた「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも懸念された事件が随所に見られた。

石川が放ったティーショット。打った石川本人は勿論の事、ちょっとゴルフを知っているファンなら打った瞬間にミスと解るショットに対しすぐさまかけられる『ナイスショット!』の掛け声。
流石の石川遼も持っていたドライバーで地面をたたきつけ声のした方向を睨みつけた。。「あの『ナイスショット』はないよ。誰だってイラッとするし感情を抑えきれないはず」と試合関係者も同情する始末。

さらにこの日パットが不調だった石川を逆なでするするような掛け声も・・・石川が約1メートルの短いバーディーパットを外し悔しがっている時にどこからか「ナイスパー」の声があがり石川はさらにイライラを隠せなくなった。ファンは応援しているつもりでもプレーしている本人には逆効果なのだ。

アメリカのツアーでは観客は選手が放ったボールの落下位置を確認してから「ナイスショット」の声を上げる。
石川本人も、「米ツアーのギャラリーはよく知っている。選手を盛り上げるのがうまい」とよくコメントしている。
誰よりもファンを大切にする石川が今後も表立って“素人ギャラリー”を批判するようなことはしないだろう。現にこの日の自らの行動に関しても。「次から怒るときは周りに感情をあらわにするのではなく自分を殴りたい」と自分を戒めている。勿論プロ選手であり、人気選手である以上こういった事案はいつも付きまとうだろうしそれらを克服する精神力も必要であるとは思う。

しかしここは勇気を持って批判するぐらいの事をしないと今後の自分のゴルフを苦しめる気がしてならない。

ゴルフ協会もマナー向上の為の観戦マナーDVDを作り配布するなどマナー向上には積極的に取り組むが効果の方はどれぐらい期待できるのか未知数である。ここは石川本人が直接「駄目なものは駄目!」と強くメッセージを残す方がいいのではないだろうか?

それにしても今後もトップレベルの選手のトップレベルの戦いを見たいと願うコアなファンの為にも皆様もマナー向上に努めてもらいたい。

ステーシー・ルイス  難病と闘いながら・・・・

  • 2009/11/06(金) 12:15:58

宮里藍がアメリカ女子ツアー逆転賞金王を目指し出場するミズノクラシック。

今年は特に注目される大会だがそこに出場するステーシー・ルイスという選手に是非、注目していただきたい。
アメリカ出身の24歳。今季はじめてツアーに参加したルーキーだ。優勝したわけでもなく特に特出した好成績を残しているわけでもなく賞金ランクも50位前後に甘んじている。更に言うと今後、スーパーヒロインになる可能性が高いかと言われても疑問は否めない。

そんな女子ゴルファーに注目していただきたいのは彼女が大きな病と戦いながらトップツアーに参加しているという点だ。

幼少の頃から活発で明るい女の子だったが11歳の時に背骨が左右に曲がる「せきちゅう側わん症」と診断され以後入退院を繰り返すほか上半身に矯正器具を装着しなければ運動どころか生活すらできない体になってしまった。
18歳時に手術を受け過酷なリハビリを続けなんとゴルフが出来るほどに回復したのだ。
但し、この手術で完全に治ったわけではなく現在もツアーに参加しながらリハビリを続けないといけないなど出場にも制限され今尚、この「難病」と叩き続けている。

自身の体験を踏まえ、ツアーに参加した各地のリハビリ施設や子供病院を慰問し励ましたり寄付をしたり慈善活動にも積極的だ。

10月に兵庫県三木市で行われたマスターズGCレディースに初来日し出場した時も前日に神戸市内の病院を慰問している。「自分が活躍することで病気のことを知ってもらえるし、頑張りたい」と難病に屈しない前向きなコメントを残して病院関係者にも感謝されていた。

子供の頃から痛みや不自由さに悩まされ手術後も過酷なリハビリに耐えプロになる夢をかなえた上、トップツアーに参加して活躍しているステーシー・ルイスの更なる活躍は同じ病気で苦しむ子どもたちに勇気を届けるプレーとなるだろう。



石川遼? 驚愕の成長度

  • 2009/10/05(月) 04:58:53

石川遼 過去関連ブログ
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石川遼の進化に僕は驚くばかりだ。18歳の成長とはこんなに凄いのかと敬服する以外に何もない。
憧れのというより夢の今季、マスターズのティーグラウンドに立った選手で状況に応じてドローボールとフェードボールを打ち分けることのできない選手は石川だけだった。そんな石川を世界は認めようとはしなかった。「20歳でマスターズ優勝!」という目標を聞かされた取材陣が鼻で笑ったのも当然のでき事だった。

しかし今日の最終18番で見せた188Yラフからの7アイアンのショットを見せたらきっと同じ応対にはならないはずだ。

トップでバックナインに入った石川は自らのミスでOBや3パットを叩き痛恨のダブルボギーを二つも叩き一気に首位に3人が並ぶ大混戦になってしまった東海クラシック。

石川の優勝を信じ、応援に訪れた大ギャラリーに落胆の雰囲気が流れる中「優勝がなくなったとは全く思わなかった」と前を向いた石川の進化はこんな状況下でも段違いのショットを連発する。

この日2つめのダブルボギーを叩いた次の15番のロングホールで優勝を意識する同組の2人がきっちり?オンを狙うためにクラブを選択している目の前でまずはドライバー一閃340Yのスーパーショット、もちろん池越えの第2打を狙いピンそばにぴたりとつけたイージーイーグル。
16番をボギーで落とした石川だが続く17番ではピン奥1.5Mにぴたりとつけバーディーでとり戻す。そして優勝を決定つける18番を迎える。

石川の最終ホールティショットは右のラフ。残り約188ヤードのセカンドショット。フライヤーとアゲインストを綿密に計算して抜かれた7番アイアンで放たれたボールはグリーン中央方向へ真っ直ぐしかも高く打ち出されると右サイドギリギリに切ってあったカップへ向かいフェードしてピンそば約30センチに着地した。
そしてラフから打たれたボールにもかかわらずピタッと止まったのだ。通常、ラフから打たれたボールはグリーン着弾後必ず転がりピンそばにおちたボールは止まらずにグリーンオーバーになりやすい。
もちろんプロでも。190Yの球を打ちピタッと止めるのはプロがフェアウェーから打ってもそう簡単ではない距離であろう。それをラフからしかもこの優勝争いを演じている緊迫した状況下であのショットを打てるのは日本では石川遼以外一人もいないだろう。

全盛期のジャンボ尾崎でも中島常幸でも世界の青木でも丸ちゃんでも打てないあの軌道、あのショットに優勝争いをしていたはずの同組のプロが唖然としたのだからまさに次元が違うゴルフだった。

『「うまくなりたい」ただそれだけ』

石川は言う。

こんなに過密日程の中、誰よりもマスコミの取材を受け、テレビや雑誌に引っ張りだこの毎日、しかも高校生。
それでも練習時間や練習内容は誰に負けないと自負する。彼の目標はもう日本ではないような気がしてならない。このどこまでもゴルフだけを愛する真っ直ぐな姿勢がゴルフの神様、マスターズに住む魔物を微笑ますような気がしてならない。そんな可能性を秘めているのも日本では石川しかいない。

少なくとも「20歳でマスターズ優勝!」という目標を聞かされ鼻で笑う取材陣は世界中探しても今は一人もいないはずだ。






石川遼の優勝に見た観客のモラルに疑問

  • 2009/08/05(水) 00:00:39

「遼はとても良い選手だし日本一の選手だと思う。次はリベンジしたい」とあと一歩で勝利を逃したブレンダン・ジョーンズの試合後のインタビューである。
確かににこの日は負けた。しかし実力、実績からいっても確実に石川より上を行くはずのブレンダンのコメントに改めて紳士スポーツの良さを見た気がする。

単独トップで最終日を迎えた石川を激しく追い上げるブレンダンの脅威に怯えたのか石川は前半でボギーをたたきブレンダンに並ばれてしまう。
そんな石川の変化を見てとれたブレンダンはプレーの合間に「リョウ、スマイル、スマイル」と励ますような声を何度もかけたという。そして熾烈なバーディー合戦で同スコアで迎えた最終ホールでドラマは結実した。
ともに2オンに成功しバーディーチャンスにつけた運命のパット。先に打つのは4日間抜群のショットを見せながらもパットに苦しんだブレンダン。4日間を象徴するようなラインの読み違いで外してしまう。

ここで非常に残念な光景を目にする。

石川を応援する数多くのギャラリーから拍手が漏れ歓声が沸いたのだ。

石川を応援したい気持ちは良くわかる。しかし、ミスをした選手に拍手を送るなどスポーツの場において絶対しては行けない行為だと僕は思っている。
しかもブレンダンは長く日本でプレーし実績も十分な好選手である。そんなブレンダンが失敗したパットに対し拍手をするなんぞ何たる暴挙だとあえて強く言いたい。
悔しそうな表情を浮かべるブレンダンに対し失礼極まりない無礼であったろう。

石川は続くパットをなんとか沈め優勝をし歓喜に沸くギャラリーに何度もガッツポーズを繰り返した。
たしかに完全優勝は素晴らしいし石川の成長も凄いと僕は思うが・・・なんか後味の悪い結末と感じたのは僕だけだろうか?

「最後の最後まで一緒に戦ってくれたBJ(ジョーンズ)にこれ以上ないぐらい感謝をしたい。勝負に緩みがなかった」と石川が試合後、涙ながらに優勝コメントを発してくれ少しはホッとしたが日本人のあらゆるスポーツ観戦に対するモラルの低さが気になった。

トム・ワトソン

  • 2009/07/21(火) 00:25:03

聡明、明晰、賢明。そんな言葉が寸分の狂いもなくあてはまってしまう男ももう59歳を迎えた。帝王ジャック・二クラウスと数々の死闘を演じ世界のゴルフ界のトップに立ち続けた男ももう59歳になった。
どんな話をしてもそつがなく、一度会った人間は、恐らく彼に対して嫌な印象を持つことはないとまで言われる男トム・ワトソン。




スタンフォード大学時代には心理学を勉強し別にプロ・ゴルファーになるつもりはなかったらしい。それが卒業間近になって急に自分の進路を変更したらしい。おそらく、彼は、プロ・ゴルファーにならずに大きな会社に入ってビジネスマンとしての人生を選んだとしてもトップになれたと思う。きちんとネクタイを締めてスーツを着て仕事をしている姿は十分に想像できる。

もし彼がビジネスマンの道を歩んでいたら社長になっていたに違いない。そんなことを想像させてしまうのは、なぜだろう。彼をとりまく、空気、彼の生き方、雰囲気、それ自体から感じるものだ。こうしてワトソンという人間を考えていくと確かに雰囲気は悪くない。

だがしかし、なんか物足りない気がしてならないのだ。贅沢。そういってしまえば終わりである。あまりにもワトソンが何のクセも持たないということが、かえって、無味乾燥な響きを与えてしまうのかも知れない。言い換えれば、カリスマ性に欠けるのだ。いつも常識の範囲を超えず、誰からもナイスガイと言われ、知性と品のある行動。それは、まるで教科書の中から出てきたように思えてしまって、大衆は物足りなさを感じるのだろう。


ゴルフにおいても「チョーク」という致命的な悪癖(チョークとは「窒息する」という意味でここ一番でのパットやショットをミスする)を持ちここ一番に弱さを露呈してしまい数々のタイトルを取り損ねたがそれでも悪態をつかずいつも笑顔で「グットラック」とおどけて見せた。それでも世界のトップに立ちつづけたのは正確無比で世界一綺麗と称された安定したスイングにあったろう。そのスイングのキレやスピードは流石に鈍ったもののその軌道は59歳になった今でもあの時のままだった。

石川遼の初出場やタイガー・ウッズのまさかの予選落ちなど話題が多かった今年の全英オープンを一番盛り上げてくれた選手はまちがいなくトム・ワトソンだった。

最終日最終組最終ホールまでトップに立ちながら最終18番でまさかのミスの連発。その「チョーク」がまた顔をだしてしまった。結局プレイオフ4ホールでも精彩を欠き59歳でのメジャー勿論最年長メジャーチャンピオンにはなれなかった。
最終ホールを戦い終えたワトソンの笑顔が少しだけ悔しそうに見えたのは僕だけだっただろうか?



ジ・ウンヒ 全米女子オープン優勝

  • 2009/07/14(火) 00:54:30

宮里藍が粘りのゴルフで6位に入賞した全米女子オープン最終日。2日目の放送で一人の韓国選手のバンカーショットの上手さに目を奪われた。
韓国の23歳ジ・ウンヒという選手だった。ピンから近いしかも下りの高速グリーン、前下がりの難しいライのバンカーショットをまるで手で救って投げたかのような柔らかいタッチで見事にワンパット圏内に寄せて見せた。到底寄るとは思っていなかったで本当にビックリした。





その後小さな体で正確無比なショットを連発し上位で戦う姿を見て改めて韓国勢の層の厚さと強さを感じていた。

最終日最終組で回ったジ・ウンヒのライバルは初日からただ一人アンダーパーで回る地元アメリカのカー、力のある人気選手ポール・クリーマーにナビスコオープンを18番奇跡のイーグルで大逆転勝利を挙げたリンシカムなど層々たるメンバーを敵に回しながらも冷静沈着にそして着々とスコアを作っていくしたたかさも見せた。カーの不調で首位を捉えかけた10番242Yの短いミドルホールで落とし穴が待っていた。チャンスとばかりに攻めた結果ダブルボギーを打ってしまい一気に首位戦線からだつらくしたかのように見えた。

しかしそこから目を覚ましたかようにアグレシッブに闇雲に攻めていくのではなく冷静にパーを拾っていく堅実でかつ安定した自分本来のゴルフスタイルに切り替えたのである。
ここが「強さ」なのだろう。10番のミスをなんとか取り戻そうと焦り墓穴を掘るのではなく自分のゴルフスタイルを冷静に見つめなおし実践できる「強さ」に改めて脱帽だ。

この日のジ・ウンヒもそうだったが韓国の選手は目つきが違う。決してゴルフ環境のよくない韓国からアメリカにやって来てハングリーで勝つことに対する執着心が目に表れている。サングラス越しに垣間見える眼光の鋭さたるものは怖ささえ覚える。その反面、冷静に自分を分析できるクレバーさを兼ね備えているのだから強いはずである。



バンカーや深いラフに苦しみ苦戦する上位陣に対し16番で15mもの超ロングパットを決めトップに追いつき最終の18番を迎える。

2オンに成功し決めれば逆転優勝の大事なパット。しかし距離は6m程の下りの難しいラインだった。通常なら安全に2パット圏内でプレイオフに持ち込むというのがセオリーだろうが、ジ・ウンヒは「何が何でもねじ込んでやる!」という顔つきでラインをしっかり読んでいる。




個人的には見ていてとても気持ちが良い。
優勝を争うゴルファーの心の勝利を感じた時、そのボールはカップに吸い込まれた。
見事な優勝だったと思う。上位陣が崩れてくれたとはいえ決して諦めない魂のこもったプレイに感動すら覚えた。

技術だけでなくメンタル面でも今週のジ・ウンヒは輝いていたし僕は一瞬でファンになってしまった。まだまだ23歳。これから更に強くなる選手である。




金田久美子

  • 2009/06/01(月) 11:35:54

女子ゴルフ界が今、熱い。宮里藍や横峯さくらの世代を中心に海外で活躍する上田桃子や宮里美香。国内でも話題豊富な古閑美保や実力者不動由理など人気、実力共に男子より注目を浴びている。現に国内トーナメントは女子の方が多いし観客動員やテレビの視聴率も断然女子の方がリードしている。

そんな中異色の若き美人ゴルファーが注目を浴びている。
茶髪にピアス、へそ出しルックをはじめ派手な衣装で一際目を引く”ギャルファー”と呼ばれる金田久美子が今日のお話。




8歳で世界ジュニアゴルフ選手権の10歳以下の部で優勝した逸材だ。この記録は勿論史上最年少記録であるとともに8歳の優勝はあのタイガー・ウッズと同じきろくであるからその凄さはお解りいただけるだろう。

12歳9か月で女子のプロトーナメントに出場し見事予選を突破という大記録ものこしている。当時から自由奔放な言動で周囲を驚かせてきたがここ数年はすっかりアマチュア界のスターとしてマスコミにも度々登場し人気を博してきた。
そんな金田が絶対通過間違いなし。どんな記録で突破するかが注目とされたプロテストでまさかの落選。ここ一番に弱い所を露呈してしまった。しかしなんとか最終予選で今年のツアー参加権を得、本格的にツアーに参戦している。
220Y前後のドライバーの飛距離を巧みなアプローチとパットの技術でカバーしプロの世界でも十分やっていける素質は感じるのだがどうも最近はファッションなどの方が話題先行しゴルフ自体は今一成長を感じさせずに予選落ちを繰り返していた。

しかも、プロでは珍しくプレーが遅いという理由でペナルティーを科せられるなど、どうもプロのトップの世界で戦えるだけの実力に疑問符が付きまとっている。




しかし金田の才能や可能性は誰よりも感じるというゴルフ関係者も多い。

卓越した微妙なタッチやクラブさばきなど19歳とは思えない技術をたまに披露してくれるのだ。
ゴルフはメンタルなスポーツと呼ばれるが強いハートとゴルフに対する気持ちが高まれば一気に素質の開花も見込まれる存在であることはみんな知っている。

勿論、プロの選手なのだからファンあっても仕事。ゴルフに興味のない若き10代の世代にファッション面からアピールしてくれている貢献度もわかる。
しかしそれは実力や成績が伴っての話である事が大前提ではないだろうか?
注目される分結果にこだわりゴルフに集中してもらいたいと思う。


石川遼?  初めてのオーガスタ

  • 2009/04/14(火) 18:13:35

アメリカ本土でも注目を浴びた石川遼の初めてのそして夢のオーガスタは2日間で終わってしまった。




「あそこでピンを狙いたくなる気持ちになるのは自分が弱いから。」

そう反省の弁を口にした16番の名物ショートホールのダブルボギーが予選突破の夢を摘み取った。
「あのピンポジションに向けて僕が打っていく実力がないのに力量以上をコースにぶつけても跳ね返されると言われたのに…」静かにそして冷静に振り返ったがそれが世界との大きな差だと肌で感じるには十分だった。

15番でナイスショットの2オンをしバーディーをとりもしかしたら予選突破が見えてきたその時に魔物が住むといわれるオーガスタの上がり3ホールが牙をむいた。

16番のピンは右手前のバンカー越しに切られていた。この手前のバンカーにつかまると間違いなくパーは取れない。左手前に残せばなんとかパーの確率が残る。キャディーの選択は勿論左手前であった。
「最悪グリーンに乗らなくてもいい」と。しかし石川のゴルフは常にピンをデッドに狙う攻めのゴルフ。そのスタイルを否定しているわけでもなくむしろ肯定している。

しかし、ここは世界中のゴルファーのあこがれの聖地、オーガスタである。史上2番目の若さでの予選突破を試みるオーガスタの大舞台で石川の選んだ選択肢はピンを直接狙ったのだ。
その選択肢にはやはり大きな疑問が残る。
オーガスタ、マスターズで4日間戦うことで得る経験や実績はなによりも代えがたい大きな意味を持つことは十分わかっていたはずなのに。

あの高速グリーンのピンをデッドに狙ってボールを止める技術もパワーもまだないことを知っていたのに。

その選択を迷わせたり間違わせたりするのも”魔物”の仕業なのか?
結果、バンカーに入れ第2打はグリーンをオーバーし3パットのおまけつきでダブルボギーを叩いてしまった。

プレー後「あそこは攻めてよかった。それが僕のスタイルですから」と発言できるほどの自信があったのなら否定は一切しない。
あくまで結果だったのだから。しかしこの日の石川のコメントは違った
「あそこでピンを狙いたくなる気持ちになるのは自分が弱いから。」ピンを狙った事を悔いたのだ。

「あそこで予選通過が難しくなって悲しい気持ちになりました」と残りホールで心が完全に折れたことも露呈した。予選突破できなかった石川に足りなかったのはドライバーの飛距離でもアイアンの正確性でもパットの成功率でもなく
「心の強さ」だったのかもしれない。

「今日の経験は僕としては珍しいです。自分から気持ちが弱かったと思うことはほとんど無かった。そう思えたのはすごく幸せだと思います」静かに悔しがった石川。

ゴルフ人生初のハートの壁を感じた石川。
これから長く長く続くゴルフ人生に大きな意味を持つ試合になっった事は自分が一番分かっていると思う。ホールアウト後の18番グリーン脇で周りに気付かれないようにすまなさそうに小さく頭を下げてお辞儀をした姿が印象的だった。
また大きくなって来年この場に戻ってきてもらいたい。

関連ブログ 石川遼

関連ブログ 石川遼? アメリカで ”RYO”の挑戦  

石川遼?   アメリカで ”RYO”の挑戦  

  • 2009/02/26(木) 01:32:17

過去関連ブログ 石川遼

アメリカに吹いた”RYO旋風”初戦は予選落ちという記録に終わった。
「和製タイガー」だの「日本ゴルフのワンダーボーイ」とはやし立てられた今週だったが実力の片りんは若干みせたものの、いとも簡単に予選落ちしてしまった。
初日2オーバーで2日目イーブンパー。
2日間で2オーバーは17歳の初挑戦としては悪くない成績と納得してる関係者もいた。
しかし、石川本人はあくまで結果にこだわった。
「4日間プレーしたかった。予選落ちはすごく悔しいです」と唇をかんだ。ラウンド終了後で完全に真っ暗になったパッティンググリーンでカメラのフラッシュを浴びながらの“会見”でもパターを持っていた。

最後まで苦しめられたパットの不甲斐無さを悔いる姿が印象的だった。

緊張しっぱなしで終わったと振り返った初日と比べ”石川らしさ”をみせた2日目。初日と比べパーオン率は50%から72%にフェアウエーキープ率も50%から71%に上昇315ヤードと短いパー4の10番では見せ場をつくった。得意のドライバーを一閃、1オンまで約10Y足りなかったが若々しい攻めの姿勢に目の肥えたアメリカのゴルフファンから「great!!」と大喝采をあびた。日本のマスコミが先導した”RYO”フィーバーはアメリカ人の心まで届くのに1日あれば十分だった。速く鋭いスイングを見に2日目にはどの組よりも多いギャラリーを連れてみせた。

そんなギャラリーを唯一がっかりさせたのは「パターの出来」だった。

メリカの独特の芝に対応すべく用意したパターで失敗をした初日の反省を踏まえ2日目は昨年、何度もピンチを救い1億円を稼ぎ出したL字型のエースパターに戻したがタッチの悪さ、フィーリングは戻らなかった。

ドライバーで喝采を浴びた10番でも1mのバーディーパットを外すなど最後まで得意だったはずの”パター”が足を引っ張った。「途中からショートパットが怖くなるくらいでした」と振り返ったほど”パター”の精度を欠いた。

スポーツに特にゴルフに”たられば”は禁物だが2日間で合計5回外した1メートル以内のパットが3回入っていれば決勝ラウンドに進めていた。

「まだまだ練習量が足りない。もっとコースに出て、いろんな状況を経験すれば体も動くようになると思うし結果もついてくると思う」と前も向いたがアメリカ挑戦し日本人最高の結果を残してきた丸山もパターに苦しみ自分のゴルフを見失った。

日本で敵無しだった実力者で鳴り物入りでアメリカ挑戦した宮里藍も上田桃子もアメリカで優勝できないのは”パター”のせいだ。

石川もアメリカ特有の芝を制するまでもう少し時間がかかるかもしれない。
しかし今回、アメリカ本場の雰囲気を感じた石川の更なる成長を期待するとともにぜひ優勝してもらいたいものである。



ミッシェル・ウィー

  • 2009/02/16(月) 14:47:32

天才少女の名をほしいままに女子ゴルフ界のニュースターとして大きな期待を抱かせたもののその後低迷し続けていたミッシェル・ウィーが表舞台に戻ってきそうだ。

韓国系アメリカ人のウィーは抜群のゴルフセンスと美貌で瞬く間に世界の女子ゴルフ界に名をはせた。14歳からプロのトーナメントに出場しはじめ好成績を収めると男子のツアーにも積極的に参加するなど話題を振りまいた。
実力も確実に伸び15歳の時には全米女子プロゴルフ選手権で主催者推薦出場を認められた上見事2位に入賞するなどその勢いは衰えない。翌年の全英女子オープンにも「特別招待選手」として出場し3位に入るほどだった。

16歳の誕生日前にプロ転向を表明しいよいよ初優勝かと期待は膨らんだがプロ初戦でスコアの過少申告で失格になったりゴルフの不調から気持ちをコントロール出来ずに数々のトラブルを起こしたうえ手首の故障も重なり世界ランクも一時は3位だったのに最新ランクではなんと300位ぐらいまで落ちていた。

再起を期し昨年末に行われた今季のツアー出場を懸けた予選会に挑戦し見事通過し今季からツアー本格参戦をする。

今季初戦となった地元ハワイで行われた「SBSオープンatタートルベイ」で最終日のバックナイン前までトップに躍り出るなど久々にギャラリーを湧かせた。前日からの強い風と時折、雨も降る厳しいコンディションとなったがウィーの初優勝を見届けようと多くのギャラリーが集まったのだがまさかの結果になってしまった。
勝負所の後半でダブルボギーや池ポチャなど相変わらずの勝負弱い一面を露呈してしまった。

しかしゴルフの内容は若くして迎えた全盛期を彷彿させる内容だったのではないだろうか?
ドライバーの距離も出ていたしパワフルなスイングから生まれるアイアンのキレ味も戻ってきたようだ。今回はチャンスを逃してしまったがそう簡単に優勝されては他のプロもたまらないだろうし又”天狗”になって醜態をさらしてしまうかもしれない。
トップレベルに戻ったゴルフを大切にして更なる高みに挑戦してもらいたい。初優勝はそう遠くないレベルまでもどった事を再認識させた今大会の意義は大きかったはずだ。

他を寄せ付けない圧倒的な美貌とドライバーの飛距離で今季の女子ゴルフ界の中心になるミッシェル・ウィーに注目だ



石川遼

  • 2008/10/28(火) 03:53:00

「石川遼って凄いの?とか上手いの?」ってよく聞かれる。上手いかと聞かれればそうでもないと答えているが、「凄いの?」って聞かれたら凄いと答えるようにしている。




スイング自体もまだまだ改良の余地も沢山あるしツアーを戦い抜く為の体力も含めた筋力アップなどフィジカル面の強化も急務だ。
しかしアマチュア界でも無名に近い選手だったし高校生当時でもずば抜けて特出した成績を残してもいなかった。
ゴルフとはよくメンタルのスポーツと言われる。
精神の集中はもちろんの事いかにミスを少なくし安全な責め方や攻略を求められコースマネージメント力や相手との駆け引きなど技術が足りなくても補える可能性を大きく秘めたまれなスポーツである。そんな技術は勿論。精神的にもタフで百戦錬磨のトップが集まる日本の最高峰がレギュラーツアーであるがそのツアーで活躍しているのだからたいしたものだという面で凄いと称する。

確かに実力不足が否めず予選落ちも多いがいつも報道陣を引き連れ注目が集まりすぎる中、プレーをし続ける精神力も見上げたものだ。なによりも小さくまとまらないのが素晴らしい。報道陣に囲まれ注目されその動向が毎日テレビや新聞で報じられ成績が悪いと叩かれ良かったらよかったでまた注目され・・・といった生活の中でゴルフのスタンスが一切変わらないのが素晴らしい。

得意なドライバーを手にする回数はどんなトッププロよりも多い。
つまりドライバーを使って距離を稼ぐよりもアイアンで刻んで次のショットを打ちやすい場所に計ったように打つ。このホールに何打でカップインするかそのためには何処と何処に球を打てばいいのか?と計算する。ティーショット(第一打)からでなくカップインから逆算してマネージメントしていくのが通常のプロだ。
しかし石川は違う。
まずは得意なドライバーの飛距離でそのコースのイニシアチブを握り自分の気持に負けない攻めのゴルフを身上としティーショットから計算してゴルフをするのだ。

ドライバーの距離・精度がトッププロの中でもいい訳ではない、むしろ悪いぐらいだ。しかし得意なクラブにこだわる。たとえ大失敗してもドライバーを選択する。その勇気は若さからくるものなのか経験の浅さからくるものかは解らないが凄い事であることは間違いない。

本当のトッププロになる為にはこれから大きな壁をいくつも越えていかなければならないだろう。
でもその動向に魅力を感じ可能性を感じさせる事のできる選手は数多くないはずだ。彼には誰も持っていない「何か」が宿っている。「何か」が解らない。「何か」が解らないがそれが石川の凄さと考える。



若林舞衣子

  • 2008/10/16(木) 02:05:06

14歳で日本ジュニアを制し翌年には世界ジュニアも制した女子ゴルフ界のニュースター若林舞衣子が今週プロ初優勝を決めた。
プロ転向2年目の20歳の優勝を誰も「早い」という者はいない。
むしろもっと早くてもよかったのではないかという声さえ聞こえてくる。それが彼女の実力だ。春先に優勝争いを演じるも自らのミスで追いつかれた結果プレイオフで優勝を逃した。

先週の日本女子オープンでは地元開催ということも有り多くのギャラリーの声援を受け2日目までトップを快走するも3日目に悪夢のような大たたきをしその名は瞬く間に優勝争いから消えた。

プロの重圧。
優勝へのプレッシャーが彼女のゴルフを狂わせる。

そんな彼女に専属のコーチはいない。
トッププロともなれば各選手に数名のコーチが付きスイングの調整からメンタル面のケアまでフォローするのだが若林は独学でスイングを微調整し自らを奮い立たせる事でメンタル面の克服を補ってきた。「今週の目標は楽しむこと。真剣になって重い空気になるのが嫌だったから」先週の苦い経験を活かし常にキャディーと談笑を繰り返し時には笑ったりおどけたりして見せた。

中盤の連続ボギーでトップから脱落するものの「勝負はバックナイン」と言い聞かせ焦らずマイペースを貫いた。これは後半大失速しプレイオフで古閑美保に敗れた春先の教訓からだ。メンタル面でも確実に成長を遂げた今大会は後半も自分を見失わずに見事優勝を決めた。

20歳125日の優勝は歴代6位の年少記録。
しかし、この記録に誰も凄いとは言わない。それだけの実力とポテンシャルや可能性が彼女にはあるからだ。

最近の女子プロは宮里藍や横峯さくらや上田桃子など世界のゴルフ界ならず芸能界や他業界からも注目され続けている。テレビやマスコミ媒体への露出も多く中にはグラビア写真を撮った者まで・・・
芸能界や他競技と交流の輪を広げる女子プロが増えた中で若林はストイックなまでにゴルフとだけ向き合う。

コーチがいない為にスイングビデオなんかも自分の携帯電話の動画を使ったり、ゴルフ雑誌の記者にお願いして画像を貰うなど懸命だ。
そんな彼女が掴んだ初優勝はほんの一歩かもしれない。しかしこの日の一歩が後々大きな一歩になるような気がしてならない。これからも頑張ってもらいたい。



谷原秀人

  • 2008/10/02(木) 00:34:47

注目の石川遼が所属する親会社がスポンサーになり初開催されたパナソニック・オープン最終日で谷原秀人が逆転で初代チャンピオンに輝いた。




谷原は優勝パットを沈めると、7月に入籍したばかり夫人の絢香さんに歩み寄ってボールを手渡した。
つんくプロデュースのハロープロジェクトアイドルグループ『ココナッツ娘。』の元メンバーを結婚の相手に選んだ谷原に祝福の声もあったが大半は「プロゴルファーの妻として務まるのか?」「谷原は女に溺れた」と批判の声が多かった。「結婚してダメになったといわれたら本当に申し訳ないので、早く1勝したかった」というコメントが本当に嬉しそうだったのが印象に残った。
奥さんの絢香さんも7月の「全英オープン」からラウンドに付き添い、克明にプレー内容を記している。そのメモをもとに毎晩“反省会”を行ってきた。その反省会きっかけで師匠の内藤雄士コーチの助言でパッティングの握りをクロスハンドに変え見事優勝したのだ。

近い将来に米ツアー再挑戦を目指す谷原に、夫人はプライベートでは英語で話しかけてくれる。
2005年に挑戦したアメリカでは言葉の壁に悩まされ満足な成績も上げれず志半ばで帰国したリベンジをしたい事を奥さんは知っていた。
もともとハワイに在住していた事もあり英語は話せるが結婚を期に英会話教室に通い来る日に向け練習しているらしい。そんな内助の功に、深酒&夜ふかしなどを封印した谷原は見事優勝で答えてみせた。

今回の優勝でトップに立ち手に届くとこまできた初の賞金王そして米国ツアー再挑戦と目指すべき目標は大きいが2人で苦労と喜びを共有できる今の谷原に不安はないだろう。

頑張ってもらいたい。



藤島豊和  EXILEを断った男

  • 2008/09/17(水) 10:47:13

先日行われたフジサンケイクラシックでプロ5年目で待望の初優勝を遂げた男がいる。藤島豊和である。

彼はゴルフよりも上手いと称されるものがある。なんと「歌」だ。人気ユニットのEXILEのボーカルATUSHIさんの前で歌う機会があり、その熱唱ぶりに驚いた関係者はボーカルをオーディションで探していた経緯もあり本気でユニット参加を勧めスカウトしたほどである。今頃、人気ユニットEXILEのツインボーカルとしてテレビに引っ張りだこだったかも知れないのに本人は志したプロゴルファーを目指す事を理由に断ったらしい。

プロ5年目のツアー初優勝で、“本業”でもその才能を証明できたそして、初めての優勝インタビューでは人目をはばからずに男泣き。
しかしそれは、初優勝の嬉しさに感極まって・・・という風ではなかった。インタビュアーに断って、デビュー前からお世話になっているというクラブメーカー、ナイキのスタッフのみなさんを、わざわざテレビカメラの前に呼び寄せて彼らへの感謝の気持ちをとうとうと語り始めたとき、それまで浮かべていた満面の笑顔が涙に変わったのだ。

どんなに成績が悪いときでも、「大丈夫、焦らないで」と言って励ましてくれたこと。クラブや用具に関するどんな無理な要望も、いつでもふたつ返事で請け負ってくれたこと・・・。試合の回想よりもそんな熱い想いを延々と語った優勝インタビューを初めて聞いた。

「いつも僕らに感謝の気持ちを示してくれて・・・。以前から“もし優勝できたらスタッフさんたちにも表彰式に出てもらう”と言い続けていた。言葉だけじゃなく、有言実行してくれたことからも彼の強い気持ちが伝わってきて、本当に嬉しかった」ナイキのスタッフも感極まって涙を流した。

感情を素直に表現したスピーチに、会場はほのぼのとした感動に包まれたものだ。

女子ツアーに比べ、男子はトップを張る選手の年齢層がやや高めだったしツアーの試合数も観客数も劣っていた。しかし石川の出現により少しは注目を浴びるようになった男子も藤島のような20代がもっともっと頑張ればきっと楽しい試合が多く見られるはずだ。歌が上手くて感謝の心を堂々と表せる藤島豊和の今後にますます注目したい。



グレッグ・ノーマン  ホワイトシャークの復活

  • 2008/07/23(水) 16:18:53

タイガー・ウッズ不在の今年の全英オープンの主役は53歳のホワイトシャークだった。




過去2回この全英オープンを制覇した天才プロゴルファーはもう53歳になっていた。しわも増えたしスイングにも往年のキレは見受けられなくなったが一世を風靡したあの眼光の強さはまだまだ健在だった。

世界のツアーで70勝近くしているノーマンだが2位に甘んじた大会の方が多いのではと思うぐらいここ一番で辛酸をなめてきた。ライバルであるニック・ファルドに世紀の大逆転負けを喫したマスターズなんかはもう10年以上前の事だがまだまだ記憶に新しい。
最近ではプレイヤーというよりゴルフ場の設計やワインの販売会社の設立で大儲けするなど多方面での活躍しか耳にしなかったのでゴルフ界ではすっかり忘れられかけた存在だった。




趣味のテニスを通じて知り合った元テニスプレイヤーでウィンブルドンの妖精として世界中を熱狂させたあのクリス・エバートさんと再婚するなど私生活では絶好調だった今季3年ぶりに全英にホワイトシャークがもどってきた。

リンクス特有の強風と長いラフ、蟻地獄のようなポットバンカーに並居る強豪が苦戦する中老獪なテクニックと卓越した精神力で3日目を終わって単独首位。
史上最高齢のメジャー優勝記録を塗り替える絶好のチャンスを迎えて臨んだ最終日。

ゴルフの神はホワイトシャークには微笑まなかった

大たたきをして3位に甘んじた。
やはりというべきか残念だったと言うべきか言葉に迷うがリンクスコースにホワイトシャークをみただけでよしとしよう。
来年も挑戦してくれると信じているし来年こそは優勝してもらいたいものである。

タイガー・ウッズ

  • 2008/03/05(水) 11:30:12

タイガー・ウッズ。




言わずと知れた世界で一番強く世界で一番有名なゴルファーである。ゴルフとは「メンタルのスポーツである」とよく評される。僕には言わせればこの世の「スポーツ」すべてが「メンタル」も要求されると思っているが確かにゴルフは特にそういうものなのだろう。タイガーは飛距離や技術よりもそのメンタルな部分で他を圧倒している選手なのだろう。

マッチプレー選手権の決勝をテレビで見た。

娘さんが生まれ、ますます精神的に安定期に入ったと呼ばれる若き帝王は決勝の舞台でその精神的タフさをまざまざと見せつけた8アンド7の圧勝!36ホールで争う決勝で8UPして7ホールを残して優勝してしまったのだ。

冴えわたるショットの切れに吸い寄せられるようにカップに入るパター、往年の圧倒的な飛距離はないものの精度を増したコントロールは感嘆の声しか上がらない。決勝の相手が決して弱いわけなく自分のゴルフをした結果このような歴史的大差になったのだ。

ツアー通算64勝目。

まだ30代の男が達成した数字の上にはサム・スニードとジャック・二クラウスとベン・ホーガンの3名しかいない。

今季出場した3試合で3勝、勝率100%の離れ業!。ライバル達からも「天空人」や「異次元」と揶揄されてもにこっとほほ笑む余裕すら見せる。今期の目標をメジャータイトル(全米プロ・全米オープン・全英オープン・マスターズ)総なめ。つまり年間グランドスラムを掲げたらしいが、このままいけばいける気がしてならない。そんな可能性を感じさせるだけでも凄いことであることを知ってもらいたい。

上田桃子   【’さくら’と’もも’は桃の勝ち】

  • 2007/11/23(金) 05:11:32

上田桃子(21歳)。





今年史上最年少で賞金女王になった美人ゴルファーである。

近年ゴルフ界は「ハニカミ王子」出現に沸く男子よりも女子の方が活気がある。驚く事なかれ年間ツアーも女子の方が開催が多いし、女子のテレビ中継のほうが断然、視聴率をとる。
宮里藍に横峯さくらに諸見里しのぶの若手に福島晃子に不動裕里の実力派中堅・ベテランが毎週毎週、白熱のトップ争いをするのだから見ているほうも楽しいし何より「華」がある。

そんな中、上田桃子が賞金女王になった。
シーズン開幕前に誰がこの21歳を賞金女王になると予想しただろうか?確かに抜群のルックスにファンは多かったが実力はせいぜいトップ10といった所だった。

熊本出身のまさに「火の国の女」。喜怒哀楽を全面に出し闘志むき出しに常にピンフラッグをデッドに狙う彼女のゴルフスタイルは性格からなのかそれとも師匠である鬼才・江連忠の教えなのか?「桃子」にかけてピンクのウェアを良く着ているが(スポンサーなどの大人の事情で)優勝争いしている最終日などは真っ赤なウェアを着たいそうだ。勝負所で「赤」を着るタイガー・ウッズのように。




上田桃子を世間に知らしめた彼女らしい事件があった。

TBSの人気番組「情熱大陸」出演時に「バレーボールやバスケットボールに夢中になれる友達が羨ましかった」と小馬鹿にした態度で言い放った。
更に「先のない(プロがなくお金が稼げない)スポーツに努力するなんて信じられない」と続けた。

確かに言い方にも問題はあったし『スポーツ=金』と簡単に位置づけた彼女の考え方にも問題はあるが、それを包み隠さず正直に言える彼女の心の強さに敬服する者がもっと沢山いてもよかったと思っている。「記憶にございません」とすっとぼけるどこかの政治家に比べたらよっぽど気持ちが伝わるし好感が持てる。

追加して言うならあまり公表されていない様だが彼女には介護が必要な障害をもった「姉」がいる。

両親が亡き後誰が面倒を見るのかと子供の頃から考え続けた結果、選択したのが「ゴルフ」だったろう。もちろん、精一杯の努力を重ねただろうし、いろんな物を犠牲にしてきただろう。お金の為でなく「姉」の為に。
そんな事を知らずに批判する奴らこそ物事を片面からしか見れないマスコミ依存症の中毒者ではなかろうか。

彼女の美貌と抜群ルックス・スタイルそして勝負根性に来年も注目したい。

改めて史上最年少賞金女王獲得 おめでとう。 




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