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金本知憲   かねもっちゃん 鉄人伝説

  • 2008/06/15(日) 19:50:32

いつから金本の事を「アニキ」と称するようになったのだろうか?確かに練習態度や野球への取り組み方、チームへの熱い思い・・・どれをとっても「アニキ」の称号にふさわしいのだが。




人は金本を「鉄人」とも呼ぶ。

鍛え上げられた肉体、40歳になっても衰えを知らない体のポテンシャルには敬服以外言葉が見当たらない。肉体的には「鉄人」であり精神的には「アニキ」。まさに、常勝軍団・阪神になくてはならない代表選手である。

さかのぼること20年ほど前。

黄金期を迎えていた東北福祉大学のクリーンナップを務めていたその男は華奢な体ではあったがシュアなバッティングでチームをけん引していた。
その時の彼のあだ名は「かねもっちゃん」。
そう若かりし金本その人である。

大学選手権決勝、関西大学との歴史に残る延長17回の死闘にけりをつけたのが金本の決勝タイムリーだった。その名勝負の主役になった男はその時、なんと右手首を骨折していたのだ。痛めてから2、3日しても腫れが引かないからという理由で病院に行ったら骨折していた事が判明したというから恐れ入る。本人も骨折していることをチームメイトには隠していたらしい。

プロに入って阪神に入団してからさらに怪我に我慢強くなったといわれるが学生時代からその精神をもっていた事を証明するエピソードではないだろうか?

東北福祉大でチームメートだった浜名千広(元ダイエー)は当時の事を振りかえって「怪我の事は全然知らんかった。本当にすごい」さらに「誰も使ってないトレーニング室があるんだけど知らない間に一人黙々と鍛えてたのが、かねもっちゃんだった。ほんま、おもろい奴やし一緒によく飲み行ったりもしてたけど、時間さえあれば陰でこんなんしてたのがかねもっちゃん。やっぱりすごいわ」と当時から人知れずトレーニングを重ねていたことを証明するような話しを教えてくれた。

20数年間に渡って鍛え上げられた肉体と精神力。彼は本当のプロの野球選手だと改めて思った。

この記事を書きながら彼のさらなる活躍に酔いしれる虎党の笑顔が目に浮かぶ。

ユーロ(サッカーヨーロッパ選手権)  オランダ強し

  • 2008/06/14(土) 23:07:36

ユーロ2008。
日本はW杯アジア3次予選を戦っているがヨーロッパのサッカーファンの目はスイスとオーストリアに向けられている。

今大会はクリスティアーノ・ロナウド率いる前回準優勝のポルトガルに注目が集まりゲルマン魂ドイツや世界チャンピオンのイタリア、復活を期すオランダに雪辱に燃えるフランスとまれに見る大混戦の大会だけに見ごたえもあるし楽しい。

僕の優勝予想は希望的観測も含めてオランダである。

大会前に期待のニュースターライアン・バベルを故障で欠いたがロッペン、カイト、ファンベルシー、ファンニステロ―イなど個性あふれるそうそうたるメンバーが虎視眈眈と優勝を狙っている。オランダのお家芸と言えば「チーム内不和・チーム分裂」である。大きな大会で期待されればされるほど内部分裂を繰り返しチーム一丸となって戦ったらとっくに世界一になっているといわれるほどの実力国だ。
監督であるファンバステンも現役時代は”わがまま王子”として有名だったが、監督に就任するやいなや規律や戦術・チームワークを重んじるなど変貌を見せオランダ国民を驚かせた。そのチーム方針にそぐわない実力派のベテランを切り捨て若手を積極的に登用するなどその徹底ぶりは素晴らしかった。
今大会でも過去のチーム内乱を心配してか優勝候補にはなかなか挙がらないが誰しもがその実力を知っているだけに調子にのれば一気にという期待はある。

予選2試合ではその圧倒的パフォーマンスでイタリア(3−0)・フランス(4−1)と世界チャンピオンチーム達を全く寄せ付けない圧勝で「死のC組」と言われた屈指の難グループをあっさりと勝ち抜けてしまった。
なかでも印象的なのはゴールが生まれるたびに満面の笑みでチームメイトが抱き合い、あの監督までが我がことのようにはしゃぎガッツポーズをしながらベンチを飛び出す光景を見せていることだ。極々当り前の光景に見えるがあのオランダがやっているのだからこれは珍しい事だ。





選手起用に誰も文句を言わず持ち場を与えられた選手はその役割に徹し交代ではいる選手も結果を出しそのチームの完成度には目を疑うほどだ。これはヒョッとしたらするかもと思ってきたサッカーファンも多くなってきたのではないだろうか?
なにより実力がある個性あふれるタレント選手が沢山いるのだからサッカーが面白い。

攻守の切り替えが早くカウンター攻撃の速さと精度の高さは目を見張るものがある。劣勢な場面でも常に前にプレスをかけプレッシャーをかけ続け奪ったボールはゴールまで一閃。戦術的にも成熟したオランダは本当に強いと証明してみせた2試合であった。イタリア戦のオフサイド疑惑のゴールやフランス戦ではアンリが無人のゴールへのシュートをミスするなどツキにも恵まれている感もあるが強さは本物と確信している。激戦はまだまだ続くがオランダの快進撃に胸が高まる思いだ。期待している。

チッパー・ジョーンズ

  • 2008/06/12(木) 12:24:43

メジャー屈指の安打製造機と呼ばれるのはご存じマリナーズのイチロー。
その天才的な技術をもってしてもあのテッド・ウィリアムズ以来の打率4割を越える事は不可能であろうというのが近代野球の大方の見解である。今は先発ピッチャーは100球までで、後は左右のセットアッパー・ストッパーと完全分業制の投手起用の前に常に疲れていない新鮮な投手と相対しなければならず圧倒的に投手有利な状況だからだ。

しかし、今年夢の4割を目指すバッターがいることをご存じだろうか?
1990年代にメジャー史上最強の黄金チームといわれたアトランタ・ブレーブスのチッパー・ジョーンズだ。

ブレーブスといえば名匠コックス監督の元、スモルツ、トム・グラビン、マダックスといったメジャー屈指の投手陣にアンドリュー・ジョーンズにチッパー・ジョーンズと豊富なタレントをそろえたバリエーション豊かな攻撃陣とどこをとっても隙のないチームで15年連続地区優勝をするなどメジャー最強軍団だった。
その主力でありスターであったチッパー・ジョーンズが今、メジャー最高の輝きと注目を浴びている。

6月10日現在で打率がなんと4割2分。開幕してまだ2か月半であるがここまで順調にヒットを重ね夢の実現に向けて着々と打率を上げている。
35歳のチッパー・ジョーンズはもともとそのバッティング技術には定評があったものの年齢的な衰えからか足で稼ぐつまり内野安打がめっきり少ない選手になっただけに4割は無理だろうとささやかれている。
しかし四球をたくさん選べば打率は下がらないのだから決して無理ではないのではと僕は希望をもっている。

先日、衛星放送でカブスとの試合を見た。

元々遊撃手でメジャーデビューし3塁にコンバートされ近年はずっと外野を任されていたが今年はしっかり3塁を守っていた。それも打撃好調の要因だろうか。
忠実にセンター返しに徹する打撃とバットコントロールは流石といった感じがした。全くぶれない上半身、来た球に逆らわないミート、常に最短距離を通るバットの軌道・・・と野球を志す少年に見せたいぐらいの忠実なほどに守られる基本が彼の一打席に集約されていた。

確かに4割は簡単ではないだろう。あのイチローですらその可能性を問われた時に「それを求めるときっと野球が楽しくなくなる。だから無理な挑戦はしない」とハッキリ言っている。チッパー・ジョーンズもきっと同じ心境だろう。

試合後「今日も大好きな野球を楽しめたょ」と笑顔で語りロッカールームに消えていった姿を見てますます期待をもってしまったのは何とも皮肉な話だ。
プレッシャーはかけたくないが期待せずにはいられない。

チッパー・ジョーンズからもうしばらく目がはなせないだろう。




男子バレーオリンピック予選観戦記  男子もオリンピックへ

  • 2008/06/08(日) 11:12:37

東京まで行って男子バレーボール世界最終予選を観戦してきた。
初戦のイタリア戦でまさかの大逆転負けを喫しこのコラムでも「本当にオリンピックに行きたいのか?」と酷評した日本がなんと16年ぶりのオリンピック出場を決めたアルゼンチン戦を観戦してきた。





過去関連ブログ 男子バレーボール イタリア戦の悪夢を振り返る

アルゼンチンも世界ランク6位の強豪でしかもまだ出場に僅かながらのチャンスを残す状況だけに本気で向かってくる。
しかし気持ちの持ち方は日本の方がはるかに上回っていた。
前回のオリンピックの最終予選で見せた”ひ弱さ”は微塵も感じさせない逞しさに驚いたほどだ。

前回のこの大会で大一番の中国戦でリードしながら簡単にブロック網にかかり「ガラスのハート」とか「名ばかりのエース」とまで酷評された山本も今大会は完全マークにあいながら出場選手中ハイスコア(最高得点)をマークするほどの活躍ぶり。
ブロックの新フォーメーションもレシーブのレセプションも練習に練習を重ねた成果を随所に見せてくれたし、何よりも「鬼神」が宿ったかの様な顔つきと魂がこもったプレーがキャプテン荻野を中心に全員からみれた。「イタリア戦の悪夢」が逆によかったのかあれで気が引きしまったのかと思わせる精神的な成長が僕はなにより嬉しかった。

アイドル化して人気先行で実力が伴わなかった時代が長く続いた。スパイクを決めた後に次の攻撃を考える前に髪の毛を直す選手がいたほどの”ていたらくぶり”が続いた。
38歳の大ベテランのキャプテン荻野は言った「俺はこのメンバーの中で唯一オリンピックを知っているが逆に言えば俺がオリンピックに行けない様にしてしまったのだ」と。つづけて「その罪滅ぼしをする為にできることがあるとすればそれはオリンピックに連れて行く事ではなく世界の厳しさと挑戦し続ける苦しさを教える事だ」キャプテン就任時から体と心で見せてきた事が「オリンピック出場」という「結果」として今やっと実を結んだ。

世界一の練習量と自負するチームは全員が故障を抱えていた、勿論38歳の荻野も例外ではない。しかし彼は常に先頭に立ってチームを鼓舞し続けた。そんなキャプテンに周りは追随し「結果」が生まれた。これでキャプテン荻野を苦しめた16年の呪縛は解けたであろう。あとはその魂を受け継ぐ後輩たちが頑張る番である、オリンピックは本当に厳しい戦いになるであろうが今日のような躍動する選手たちを見たい。

オリンピック出場本当におめでとう。

そして何より「魂」あふれるプレーを見せてくれた選手達に感動をありがとうと心から伝えたい。
改めて本当におめでとうそしてありがとう。

絹川愛    「祈り 絹川愛への思い」

  • 2008/06/06(金) 11:24:40

昨年の大阪世界陸上で一人の女子高生が脚光を浴びた事を覚えているだろうか?絹川愛という女子10000mに出場した未来のエースと期待されていた女子高生の事を。





仙台育英高校時代は駅伝での12人ごぼう抜きの快走で一躍スターダムに登りつめ、数々のジュニア記録を塗り替えた天才少女だ。

アイドル並みのルックスと合わせて人気・実力ともに日本のトップランナーとして早々と世界へ飛び立った天才少女に悲劇が起ったのは昨年の年末。

骨盤の疲労骨折が判明したのだ。北京オリンピックを目指し過酷なトレーニング合宿中だったためこのアクシデントは監督の渡辺氏に批判の矢は集中した。

しかも左右両方の骨折だったため初発育途中の高校生世代に何を押し付けたのかと非難を浴びせた。
しかし、それが悪夢の始まりだった。骨盤の骨折は悲劇の序章にしか過ぎなかった。

腰が完治しないまま今度は左ひざに痛みを発し続いて右アキレス腱・左ふくらはぎと次々と故障を重ねたのだ。

しかも腰を含め故障個所が完治していないので無理な練習をしていない時期の続く故障に周囲は驚きを隠せず内臓を含む精密検査を繰り返し受けさせた。

放射性同位元素診療と特別な血液検査を実施。
その結果、通常の血液検査で正常値だった血液に異常が見つかり、悪性のウイルス感染と診断された。担当医の話では「未知のウイルス感染で赤血球と白血球が変形していた。国内では報告のない症例。中国の昆明合宿での感染が疑われる」として昨年3月の昆明合宿中に感染し潜伏期間を経て発症した疑いがあるらしい。7月に英国で開かれる学会で症例の発表を予定しているという程の珍しい病状らしい。

北京はおろか陸上選手として再生できるのか?命に関わるのか?治療法はあるのか?ないのか?

完治するのかも分からずにただただ痛みと戦っている絹川の気持ちを思うと涙が出る思いだ。天才少女とよばれこれから10年は絹川の時代が続くとまで嘱望された選手だけに命は勿論、是非陸上界に戻ってきてもらいたい。

幸い彼女はまだ若い。

北京は無理でもロンドンが待っている。いやロンドンでなくともいい。各地のトラックが君を待っている。もう一度あの走りが見たいと心から祈る。待っている。

「巨人は何故勝てないのですか?」

  • 2008/06/05(木) 20:20:14

「巨人は何故勝てないのですか?」とよく聞かれるのだが。僕は必ず聞き直している「それは高額年俸選手が沢山いて何故勝てないのか?」という事ですか?と。
決して嫌味を言っている訳でなく答えを明確にする為の確認だと思っている。

選手を補強するのは当り前の事だしその手段としてマネーゲームが起るのは仕方がないと思っている。お金を持っているチームが補強を優位にすすめることができるのは日本のプロ野球に限った事ではない。

そこでどの様なビジョンでどのような計画と意図をもって戦力を補強する事が大事なわけで昨年他のチームで活躍したからといってその選手が優れているという結論はかなり無理があるように思う。はっきり言うと間違っている。

たとえば長年、巨人は抑え投手に苦労してきた。現代野球では抑えは重要でさらに言うと優秀なセットアッパーが左右一人ずつは必要だ。
阪神でいうとJFKと呼ばれる抑えの藤川・セットアッパー右に久保田・左にウィリアムズという具合にだ。

その現代野球に重要な抑えを長年無視をしてきてホームランバッターを補強してきたつけが今、巨人にまわってきているのだ。抑えやセットアッパーという地位が巨人では先発ローテーションに漏れた投手の中からチャンスをつかみ取った者が務めてきた。
しかし抑え投手には明らかに重要な適性能力を問われるはずだ。それはいかなるピンチにも動じないハートと冷静さだと思う。大魔神佐々木にしてもヤクルト高津、中日岩瀬と歴代の名抑えには武器となる魔球と呼ばれるボールを投げた。確かにそれは必須条件であるがそれ以上にハートが強い人ばかりだった。

そんな大事なポジションを峠の過ぎたベテランに任せようとしたり、毎年毎年抑え候補と囃し立てた若手をあてがい失敗が続くとすぐに別の投手に任せたりと後手後手の選手起用に終始し1年があっという間に終わる。

昨年は上原を抑えに起用し続けた事でリーグ優勝という一応の結果は出せた。その教訓を踏まえクルーンを獲得した。ここまではいいとしよう。

それで満足してしまったのだ。そうセットアッパーが確立されていなかった。確かに元西武の豊田やロッテを解雇された左の藤田と駒はそろっているように思うが首脳陣も絶対の安心感をもって起用していないのが見て取れる。選手は「ここは俺の出番」と思うタイミングで登場したいものだが移籍組の選手に対し首脳陣はそうは思っていなくて別の投手を使う。

すると心の準備をしていなかった投手は打たれる。そして「ここは俺が」と思っていた投手は信用されていないと思い意気に感じて次回投げることができずモチベーションが下がる。この心を乱す事の繰り返しが悪い循環を呼び込み選手を固定出来ず安定した結果を出すことが出来ない。

ホームランバッターでもそれは過去の栄光であって故障がちで数年前ほどのフィジカル状態ではない選手が多数いる。
そんな選手は巨人という名門で故障をかくしつつ無理なプレーを続ける。すると怪我をし戦列を離れる。確かに選手の年俸は実力に反映されるから高年俸の選手=実力選手という図式は間違いでないであろうがそれが今の実力・今のポテンシャルに対する年俸ならいいのだが。残念ながらそうでない選手を巨人は集めている気がしてならない。もう少し詳しく調査して獲得するシステムが構築されない限り巨人黄金時代は来ないであろう。それが現実ではないだろうか。

大神雄子 渡嘉敷来夢  日本女子バスケット界の夜明け

  • 2008/06/02(月) 12:00:12

日本人2人目の快挙を果たした女子バスケットボール選手がいる。大神雄子(25)がアメリカ女子バスケットリーグの開幕登録メンバーに入り出場したのである。




日本リーグのJOMOで日本人離れしたセンスとキャプテンシーでチームを引っ張り日本代表でも欠かせないパサーとしてシューターとして絶対の存在である。
日本リーグ史上初めてプロ選手登録をした大神雄子は自らが先駆者になるべく世界へ眼を向けていただけに今回のニュースは本人はもとより関係者・後輩達にも嬉しいニュースになったのではないか?

これで大神雄子は心おきなくスペインで行われるオリンピック最終予選に専念できるのではないだろうか?


その最終予選の選考メンバーに面白い17歳がいた。残念ながら膝の故障で最終メンバーには残れなかったが今後が楽しみな逸材であることには違いない。
191cmの高校生・渡嘉敷来夢である。




大神の出身母校である愛知・桜花学園高に在学する高校2年生である。
高校生で日本代表入りし高校生で191cmの身長に将来を嘱望されているのだが彼女の凄いところは走れるつまりポイントガードが出来るところである。日本チームでは身長を買われてセンターやフォワードのポジションを求められているが彼女の適正は大型ポイントガードであると僕は踏んでいる。

4月のヨーロッパ遠征で2メートル近い選手を相手に動じずしっかりマークに付きシュートブロックしたあのポテンシャルには度肝を抜かされた「日本人選手が外国選手のシュートをブロックするのは初めて見た」と解説者が驚いた様に話をしていたのだからある意味日本の歴史が変わった瞬間なのだろう。

大型選手にありがちなスピード不足を全く感じさせないあのポテンシャルにはほれぼれしている。あれだけの大型選手なのにスピードあふれるプレーは今までの女子の日本人選手では考えられなかったほどの逸材であることは間違いない。
この190cmの選手をガードのポジションで使えたら日本も世界と対等に戦えるのだろうが・・・・現実はそんな甘くないようだが。

それでも怪我を完治させ早く世界に挑戦して先輩大神が開拓した道をさらに切り開いていただきたい。ともに愛知の桜花学園高出身の凸凹コンビが日本のバスケットを変えるかもしれないと期待している。今回の最終予選では同じコートに立てなかったが近い将来必ず日本代表のユニフォームを着て同じコートに立つ時間があるだろう。その瞬間が待ち遠しい。

男子バレーボール イタリア戦の悪夢を振り返る

  • 2008/06/01(日) 13:13:47

「日本は本当にオリンピックに行きたいのか?」
誰もが聞きたくなる質問だ。
とあるスポーツ新聞のこの日の記事のタイトルである。





なんとも情けなく目を覆いたくなるような悲劇が昨日、男子バレーの世界最終予選で起こった。
アテネオリンピックの銀メダルチームでありオリンピック3大会連続でメダルを獲得している世界の強豪イタリア相手にセットカウント2−1しかも第4セットは相手の自滅で24−17とマッチポイントまで迫りしかも点差は7点。ここからよもやの連続失点でジュースとなり大逆転でセットを失うと最終セットは抜け殻のようなチームでミスを連発しあっさり敗れてしまったのだ。

誰もが勝ちを意識しただろう。イタリアの誰もが負けを覚悟しただろう。
イタリアが決して諦めていなかったからの奇跡の大逆転ではないはずだ。勝負をしている場でその勝負に携わっている日本の選手が持ってはいけない感情をもってしまったのが原因だ。

「勝っただろう」と思った瞬間から「心の隙」は生まれた。

サッカーワールドカップ初出場を夢見たあの時も「心の隙」は忍び込んできた。日本サッカー界をいや日本中を奈落の底に突き落とした『ドーハの悲劇』から何を学んだのだろうか?

マッチポイントを握ってから監督・キャプテン・スコアラーを含むスタッフに控えの選手までみんなが笑っていた。
オリンピック行きが決まった訳でもないのに握手を交わす関係者までテレビに映っていた。彼らは本当に「馬鹿じゃないの?」と僕は目を疑った。仮にイタリア戦に勝利しても日本のオリンピック行きにはまだまだ幾多の険しい道が残っているし今後の対戦相手も強豪揃いだ。
アジア枠1を残しているとはいえオーストラリアに勝てる見込みは皆無に等しいはずだ。そんな事すら忘れるような笑顔に握手。流石に僕もこのイタリア戦に負けるとは思ってもいなかったが勝っても「オリンピック行きは難しいな」とこのコラムに載せるつもりだった。

しかし、どうやったらあそこから負けるかな〜と逆に感心してしまうほどの悲劇ではなかったろうか?

と、同時に「勝負」という心の鬩ぎ合いの面白さを改めて教えてもらった。甲子園に出場した高校生が9回にまさかの大逆転を喫して泣きじゃくる姿や先述した「ドーハの悲劇」でピッチに座り込む日本代表・・・と幾多のシーンが走馬灯の様に駆け巡った。
「イタリア戦の悪夢」と語り継がれるであろうこの大失態を男子バレー界は重く受け止め今後の教訓にしていただきたい。その悪夢を払拭するのはまだまだこれから続くこの最終予選での奮起しかないのだが・・・。


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