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原監督   原辰徳の素顔

  • 2008/10/12(日) 11:14:34

『引っ込み思案で友だちがいなかった。公園に独りぼっちでいると、辰徳くんが遊んでくれたんです。野球の猛練習の後で疲れていただろうに、座りこんで子供の話を一生懸命に聞いて、相づちをうってくれて。中学生になっても年下の子と遊んでくれるとはなんて面倒見がいいんでしょう。今でも感謝しています』

中学生時代の少年・原辰徳を知る幼なじみのコメントが彼の人柄を表しているように思える。

監督として戦術や選手起用などその采配の多くに疑問の声を上げるファンや解説者は多い。
確かに「今、選手を使うの?」「なんでそこでバントなの?」「走らせるか?そんな時に」と僕も疑問を持つ采配をよく目にしたものだ。しかし原監督は幼少期から培われた面倒見のよさを監督業で発揮しチームを束ねたのだ。今季もしばしば選手と食事会を開催。昨季の優勝メンバーにラミレス、グライシンガー、クルーンが加わった“巨大戦力”を一つに束ねた。




食事会の際口癖のように「今日は目いっぱい楽しもう。そして明日から優勝に向けて頑張ろう」と言い続けた。最大13ゲーム差をつけられ磐石といわれた阪神に追いつくのはもう無理ではないか?と思い始めていた選手や関係者もいただろうが監督だけは信じて疑わなかったようだ。

「選手それぞれの排気量を大きくすることが僕の仕事。コンディションのいい選手を増やし、パターンA、Bみたいにオーダーを組めるチームになった」
強力な戦力を持つがゆえの贅沢な采配と皮肉る者もいるだろうが逆に言うと高額年俸でプライドばかり高い個性的な選手を束ねるのは並大抵の気配りではできなのではないだろうか?
先発に使われなかったら拗ねて監督批判をする選手もいるだろう。それでも実力ある選手が文字通り額面通りの活躍をさせる事ができるのはチームでただ一人監督だけなのだからその精神的疲労は球界の盟主・巨人の監督という合わせ技で相当なものだろうと想像がつく。

スターとから決して順風満帆ではなかった。
オフに手術した小笠原、イ・スンヨプらの主軸に復調まで時間がかかりエース上原も開幕から不調続き2軍落ちまで経験させた。我慢強く起用し続けた19歳の坂本や育成出身のセットアッパー山口も元はというと期待していた高額年俸選手の不甲斐無い成績が招いた偶然の産物にしか過ぎなかったはずだ。ゴンザレスのドーピング違反や二岡の不倫騒動にチームは揺れた。

それでも原監督だけはいつも前向きにチームの結束に努めた。そんな努力が歴史的大逆転優勝として花開いた。「優勝した監督が名監督なんだ。」誰かが言った言葉を思いだした。




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