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マガート監督 復讐にかけた執念

  • 2009/05/30(土) 09:56:14

関連ブログ・・・・ヴォルフスブルグ ドイツのブンデスリーグで快進撃

長谷部、大久保が所属するヴォルフスブルクがリーグ初優勝を果たした。

ドイツ・ブンデスリーガのチャンピオンの姿にはもう過去の弱小チームの面影は一切なかった。名将マガートの独裁的采配が批判された時もあった。親会社フォルクスワーゲンの資金力を妬む者もいた。しかし人口12万人の小さな自動車工場の町のチーム、ヴォルフスブルクが頂点に立ったのだ。

今日は監督としてGMとしてチームの全権を掌握し結果を残したマガート監督について話をしたい。

名門バイエルン・ミュンヘンで2年連続国内2冠を達成するなど名将として名をはせていたが突如解雇された。

期待されて臨んだ年に名門バイエルン・ミュンヘンにあって屈辱的なリーグ4位に甘んじ、チーム首脳陣も到底我慢できる順位ではなく急遽解雇に踏み切った。この判断がよかったか否かを判断するのにそう時間は要さなかった。

突如、仕事を失ったマガートは当時、明らかな”都落ち”の形でヴォルフスブルクの監督に就いたが就任一年目で飛躍的成績でチームを5位に引き上げこ2年目の今年遂にチーム悲願のリーグ優勝を遂げた。
マガートはかつて自分を侮辱した相手(バイエルン)をいつの日にか屈服させ恨みを晴らしたい気持ちをずっと抱いていた。
そのマガートは今回の優勝でその『復讐劇』を完成させたのである。わずか2年でだ。

2年間で選手獲得に投資した金額は6000万ユーロ(約78億円)にも上るが、親会社は「優秀なFWがゴールを生む。ゴールはタイトルをもたらす。タイトルはVW車販売に貢献する」の信念で、一度もマガートのやり方に文句をつけたことがなかった。
マガートが文句をつけさせなかったのが事実のようだが優勝という大きな目標を得た今となってはその事実はどうでもいいようになった。

しかし、このマガート監督の執念というかバイエルンに対する恨みは本当に凄かった。
直接対決のバイエルン戦で5−1で大勝した時、相手に敬意を払うという紳士的行為を踏みにじるように大勝試合ではありえないゴールキーパーの選手交代したり早ばやと得点をとったフォワード陣を総入れ替えするなどバイエルンにこれ以上ない屈辱を味あわせ、さらに優勝前の公開インタビューの場をバイエルンがいつも優勝パレードの最終地点であり地元ミュンヘンの象徴と言われるミュンヘン市庁舎のオープンテラスを指定するなどやりたい放題の憂さ晴らし。

歴史的屈辱を味わったバイエルンのファンは暴徒化するなどその行為は悪意に満ちていた。

それでも優勝したのだからバイエルンはファンともども返す言葉がないのだろう。
マガートは監督としてはこれで自身3度目のリーグ優勝である。
国内最高のクラブ指導者として認知されたマガート。バイエルンへの怨嗟がこれをキッカケに断ち切れたのであれば、さらなる名将、名監督の道を進むのだろう。
現に契約の特に金銭問題でこじれヴォルフスブルクと契約を解除し次なる仕事場をシャルケに求めた。
シャルケでもどのような監督ぶりを見せてくれるか楽しみである。

今季の優勝だけは「おめでとう」と素直に言っておくことにする。



バルセロナ勝利 夢の大一番を制す 

  • 2009/05/28(木) 11:23:21

2−0バルセロナの圧勝だった。
ヨーロッパ最強クラブ決定戦!ビッグイヤーをかけた世紀のドリームマッチを観戦した。

立ち上がりはマンチェスターUの時間だった。ロナウドの強烈なミドル弾など圧倒的に攻め立てた。前がかりになった一瞬のすきを逃さないバルセロナの方一枚上手だったという事か?エト―の先制ゴールを機にバルセロナは本来のいやそれ以上の力を発揮しはじめた。

華麗なパスワークにボールタッチ、数タッチで一気に前線までパスが回りメッシ、アンリのサイドにエト―、イニエスタの中央が瞬く間に機能し始める連動性をみせマンチェスターUの守備陣はずるずる下がるしかなかった。

特にアンリの集中力はすごかったと思う。
往年のスピードは確かに衰えを感じさせるがテクニックとスピードの緩急、強弱で相手のディフェンス陣をけむに巻いた。
ボールを持ったらすぐに前を向きドリブルを仕掛ける選手は特にやっかいだったろう。しかし中途半端な形でボールを取られると一気にカウンターの餌食になり失点してしまうリスクがある。中途半端に取られることなく取られても自らプレッシャーをかけ相手の速攻に時間を掛けさせた。
そして前を向いた時にエリア内で仕掛け決定機を演出する。アンリのビッグイヤーに対する執念みたいなものを感じた。

今日の勝因の一番はアンリでも先制点を挙げたエト―でもダメ押し点を決めたメッシでのなく僕は間違いなくバルセロナのDF4人だろうと思う。
この日の試合のMVPはバルセロナの4バックに上げたいとさえ思う。
マンチェスターのファーガソン監督の執念すら感じる至玉の4人フォワード、テべス・ルーニー・ベルバトフ・ロナウドの攻撃は機能しなかった。バルセロナの急造4バックが見事にラインを形成し相手にすきを一切与えなかった。前後半通じて大きな決定機すら演出させない見事なまでの完璧完封。本当に凄かった。
特にスピードや攻撃参加に弱点があるとされていたプジョールはここ一番流石の経験知を発揮し見事に抑え込んだ。こういう大一番にはやはりベテランの仕事ぶりは欠かせないと改めて思い知らされた。

これでバルセロナは国内リーグ、国王杯、ビッグイヤーとスペイン勢初の3冠を達成した。個性的で各国のスター選手のモチベーションを維持し続け規律を求めたグラルディオラ監督の手腕は大したものだ。
就任一年目でのこの快挙を祝福するとともにこれからも更なる活躍を見せてくれると期待している。



夢の大舞台での夢の顔合わせ

  • 2009/05/27(水) 12:28:00

世界中のサッカーファンが待ちに待った夢の大舞台での夢の顔合わせ、世紀の大一番がいよいよ日本時間の今夜(28日・深夜3時)に始まる。

世界のサッカー界の人気、実力を二分する名実ともに2大ビッグクラブ同士のガチンコ試合。ビッグイヤーと呼ばれるヨーロッパ最強クラブの称号を手にするのは史上初の2連覇を目指すイングランドのマンチェスターUか?それともスペインのバルセロナか?

サッカー通でなくても生唾ものの夢の対決。
そう勝者は?当たらない予想で有名な僕の独断と偏見に基づく予想を聞いていただきたい。

バルセロナはご存じの通りエースのメッシを中心にエト―、アンリのFW3人は世界最高の強力3トップだ。その3人を影で操るイニエスタやシャビなど攻撃力はまさに世界レベルだ。中央からもサイドからも狭い範囲でも華麗なパスワークで相手ディフェンダー陣を翻弄し幾度も決定機を演出。しかも最後のシュートの精度も高いのだから得点力はまさに世界最高クラスといっても過言ではない。弱点は出場停止や怪我で数選手を欠くDF陣か。ダニエ・アウべスやアビダルという両サイドバックを欠くのは致命傷となりかねない。もちろんそのポジションの控え選手も十分仕事ができる世界的プレイヤーが揃っているが不安は否めない。

一方のマンチェスターUもC・ロナウドを中心にベルバトフ、テべス、ルーニーといった攻撃陣はバルセロナとひけはとらない。ディフェンスもファーディナンドが怪我から復帰するなど鉄壁の4バックは実に機能的で安定感は抜群である。大きな穴を探すのも難しい。

ではどちらが勝つのか?という予想に入りたい。
ローマでの世界中が注目する一戦を制すのは

「バルセロナ」とみている。

世界中の予想は若干だがマンチェスターUの方が有利なのではないか見ているが僕は敢てバルセロナの2−1での勝利と主張したい。
理由は・・・申し訳ないが大きな理由があるわけでなく勿論絶対の自信があるわけでもない。
アンリ・イニエスタが怪我から復帰したものの万全ではないというのが大方の見方のようだがアンリはビッグイヤーチームの一員という称号を手にしてもいい選手の一人だと思う。その男が奮起しないわけがない。故障中の足が折れてでも再起不能になったとしてもこの90分は目いっぱい働くだろう。メッシも前回は怪我により優勝の輪に加われなかったのだから今季は本当に死の物狂いで活躍すると思っている。そのサイド2人が目いっぱい仕事をすると相手は2枚、3枚と守備陣形を崩してでも2人をマークしないといけないだろう。そうなると中央でエト―や2列目からイニエスタが決定的な場面をものにするのではないかと思っている。

バルセロナのアキレス腱である守備とくに両サイドはとにかく守備に専念だろう。ロナウドやルーニーの襲いかかるような波状サイド攻撃にしっかり対応しいかにミスする事無く冷静に対処したいところだ。プジョールやピケ、ヤヤ・トゥーレのセンターバックス陣も守備に得点させない事に仕事は集中でき大きな失態がない限り急造4バックでも抑えてくれるのではないか?と思っている。

守備面を全く意識しない選手しかもスター選手であるC・ロナウドの存在が大一番では意外と効くのだ。死力をぶつかり合わせた時こそそこが一瞬の隙を生み取り返しのつかない一大事になる。気がしてならない。
逆にパク・チソンなんかが出てきた方がバルセロナはいやがるかもしれないとさえ思ってしまう。

僕の予想は2−1でバルセロナの勝ちである。皆さんの予想はどうだろうか?

高津臣吾

  • 2009/05/26(火) 01:30:51

日本歴代1位の286セーブ。日米通算313セーブの大記録を持つ野村ヤクルト最強時代の名ストッパー高津臣吾。




40歳になった今季所属チームはないが今なお現役にこだわりトレーニングを続けている。
ヤクルト黄金期を支えた名ストッパー。サイドハンドから繰り出されるシンカーは抜群のキレとコントロールで相手を翻弄した。
広島出身の無名のサイドハンドは高校時代も控え投手であったし亜細亜大進学後も当時プロ球界を席巻したあの小池の陰に隠れ万年控え投手として日陰を歩き続けた。
そんな高津もプロ入り後、野村監督と古田捕手に見出され絶対的ストッパーとしてチームを支えた。7色のシンカーと言われ微妙な握り方や投げ方の変化で急速も違えば球の軌道も変わるというキャッチャー泣かせの球を武器に時には内野ゴロを打たせ時には空振り三振を取れる器用なピッチャーだった。

なにより精神的タフさには定評が有り、どんなピンチな場面や息詰まるシーンでも笑顔を見せるなど余裕を感じさせるハートの強さはまさにストッパー向きの性格だった。

ヤクルトで黄金期を支えた後あこがれのメジャーのマウンドにも立ちヤクルト復帰後も衰えたフィジカルを十分に補う程のテクニックとハートの強さでチームをささえ続けた。しかし年齢的な衰えは否定できず解雇され新天地に韓国を選び現役ストッパーにこだわりを見せた。
そんな高津が韓国を去り新たにアメリカでメジャーのスカウト相手にトライアウトを受けたというニュースを目にした。現役続行を熱望している高津とその経験を買いたいメジャーの思惑は一致するものの即採用、契約とはなかなかいかないだろうが40歳という年齢を考えてもおのバイタリティーは本当に凄いと思う。
ドラフト候補生も交じるとはいえ格下の大学生打者8人を相手に安打性0の“完全投球”。

高津は計算し尽くした変化球とストレートのコンビネーションと抜群のコントロールを見せスカウトをうならせたらしいれた。

「ゴロで打ち取る投球を見せてくれと言われ低めを意識して投げてみました」と相変わらずの”高津節”で報道陣を笑わせたがその目は自信にあふれていたという。
40歳の現役続行。メジャーで復活という青写真が高津の脳裏に出来上がっているかどうかは不明だがチャンスがある限り挑戦をする姿勢に熱いものを感じる。
古田が話していた事を思い出した。

「ヤクルトが強かった時代の最大の功労者を挙げるとしたら間違いなく僕ではない。石井一久でも伊藤智仁でも宮本でも飯田でもない間違いなく高津だ。あいつがいなかったらヤクルトは優勝していなかったかもしれない。野村監督も本当はそう思っていたに違いない」

その言葉がさらに説得力を増したニュースだったと思う。
メジャー復帰を心から祈っている。



入江陵介  幻の世界記録

  • 2009/05/24(日) 05:04:41

今、世界で最も注目されているスイマーの一人に大阪出身の入江陵介がいる。

先日出した従来の記録を一分以上も短縮する驚異的なタイムをたたき出した背泳のイケメントップスイマーだ。

男子200メートル背泳ぎで世界新記録を出した際に着用した水着が国際水泳連盟(FINA)の認可外とされたことを受けこの驚異的な記録が公認されない可能性
がきわめて強くなった。

「悔しさもあるがゼロからに戻れたことでうれしい部分もある。もう一度世界記録を作るチャンスを頂いたのだから頑張りたい」と落胆した様子もなく淡々と前向きな発言をした。勿論、本音はがっかりしているのだろうが自信が漲っているかのような受け答えに僕は感心した。

「前半の入りやバサロの改良があったからタイムが出た」と公認されなかった高速水着とは無縁の所に世界最高タイムをたたきだした要因を見つけているようで条件さえそろえば更なる更新を見込めるような感じさ伝わってきた。

19歳の若者が自分の力に対する信念は揺るがないという様はこれからがもっと楽しみな存在である事を今から実証しているようなものだろう。

北京オリンピック前に物議をかもしたSPEED社の高速水着から端を発しメーカーが揃って開発する過度な改良に水泳連盟が待ったをかけた格好の今回の決着により入江に限らずフランスのベルナールやプスケの自由形の世界記録を出した時の水着も認定されず同時に世界記録も承認されないらしい。

「水着が武器であってはならないという」のが根底にあり「肌を覆う布でないといけない」らしいが果たしてそれでいいのだろうか?どんなスポーツにおいても飛躍的な科学の進歩で道具のクオリティーはどんな競技においても上がっているはず。陸上選手の靴や陸上競技場のトラック。ユニフォームにボール。どれをとってもどんどん開発され高性能なものを求める選手と商売にするメーカーの利害は一致しているのだからこういう事態は避けることはできないのではないだろうか?

最も悲しいことは入江の様に今回の件でまるで違反行為をしたかのようにドーピングでもしたかのように記録が抹消されることが悲しい。選手の最高のパフォーマンスをかき消されることがあっては絶対にいけないと思う。
目覚ましい技術の進歩に水泳連盟がついていけない現実が選手のモチベーションを低下させていることが現実に起こってしまっていることは否定できない。

「世界記録を出せたのは才能が開花したからで、その水着なくても記録は出せると思う。選手としての価値は下がらない。」と日本のコーチ陣は胸を張るがその言葉が虚しく聞こえてしまうのは本当に悲しい。

19歳の若者が最高のパフォーマンスをし最高の記録を出した事実が変わっては絶対にいけないと思う。

前向きな入江選手のハートの強さと自信によってもう一度世界最高記録を更新してくれることを切に願っている



田中将大 進化する日本のエース

  • 2009/05/22(金) 00:08:33

「マー君、神の子、不思議な子」楽天の田中が投げれば打線が奮起したり,
ラッキーな展開でなかなか負けないという思いを野村監督が面白おかしく表現したた言葉だが言葉以上に不思議なほどに成長を見せる田中に「神の子」の存在の様な気さえしてきたのは僕だけだろうか?

高卒ルーキーイヤーに11勝を挙げ新人王を獲得するやはり松阪やダルビッシュほどの完成度や凄味は感じなかった。北京オリンピックやWBCを経験したといっても主力でなくいわば経験を積ませるという意味合いが大きかったような気がしていた。





田中はストレートが武器と思われがちだが本当はプロに入ってからすぐに球種を増やすなどもともと器用なピッチャーだった。スライダーピッチャーと言ってもいいほどだ。一年目はクイックに難があり盗塁を簡単に許したりストレートの球威が極端に落ち狙い撃ちされたりと弱点は意外と沢山あった投手だった。
しかし2年目のキャンプではそれがしっかり矯正され弱点が克服されていた。オフシーズンにテレビやCMで引っ張りだこだったことを考えれば影の努力をしっかりするタイプだなと感心した事を覚えている。それでもダルビッシュや松坂と比べてしまうとやっぱり1枚も2枚も差があるように感じていた。

今年で3年目。

今までは力いっぱい投げていて150球を超えて完投とかし、球数も多かったタイプだったが開幕4試合連続完投のときは球数も減らし楽に投げていた。
先輩の岩隈の投球スタイルを参考にした点もあったのだろうが投手としてどこに力をこめどこを省エネすることによりいかに玉数を減らし完投をするかをきっちり考えた投球術に僕は驚きすら覚える。

フォームが安定しリリースポイントが乱れず指先にボールがしっかりかかっていてストレートと分かっていても打たれない質の高さには脱帽です。速さよりもキレやコントロール大事さを完全に身につけたストレートはなかなか連打をされない。

投球フォームでも踏み出した左足が割れなくなりつまり一切開かず上半身と下半身のバランスを崩すことがなくなり身体のパワーをしっかりと使えているこれから野球を志す小、中学生が是非お手本にしてもらいたい理想的なフォームであろう。

先日、地元仙台出身のヤクルトのヨシノリとの投げ合い。
150kmをゆうに超す剛速球でめいっぱい投げ込むヨシノリに対し緩急織り交ぜながら内外角のコースに投げ分ける140km後半のストレートとスライダー。大人のピッチングはまさに一枚も二枚も上手であることを証明して見せた。質が全然違った。

見ていてほれぼれする田中の投球スタイル。

ダルビッシュと並び日本のいや世界のエースになる日がそこまで来ている程の成長を感じてならない。
皆さんはどう思われるだろうか?



寺川綾  名伯楽の門を叩いた美人スイマー

  • 2009/05/19(火) 04:31:25

関連ブログ コーチの名言 「自信と勇気を持ってゆっくり行け」

関連ブログ 「金」より価値がある「銅」 中村礼子と平井コーチ

このコーナーでも北島康介の金メダルや中村礼子の銅メダル獲得に技術面、精神面でサポートした名コーチ平井氏の話は沢山してきた。
そんな平井の門を叩いた美人スイマーがいる。24歳。すっかりベテランの域に達した感のある寺川綾である。





アテネ五輪を代表になり瞬く間にヒロインのなった寺川綾もメダルも期待された北京の舞台には立てなかった。国内予選でまさかの敗退を喫し伸び悩んでいた。

「さらに上を目指すなら平井先生のところだ」と一念発起し平井門下生になった。

自らの成長に悩み苦しみ新たな環境を模索する中で昨年末から年明けまで平井コーチが指導する東京SCの合宿に参加し水泳に対する考え方を伝授されたりや泳ぎ方の欠点の指摘を受けるなど「全部が新しかった」と、成長できると確信した。

今年から本格的な指導を受け今季はすでに50メートル背泳ぎで2度の短水路日本新をマークし早々と結果を出し。「スピードは中村礼子よりもある」と平井コーチも期待をかけた。

先日行われた世界選手権代表をかけた日本選手権で見事に復活優勝を遂げた。
激戦が予想された女子100メートル背泳ぎ。寺川は前半から先行し往年のライバルの伊藤と若手成長株の酒井を振り切った。
なんと7年ぶりの復活優勝。世界水泳の切符もしっかり掴み世界の舞台にもう一度立つ。特に酒井は今季、世界最高記録をマークしている伸び盛りの10代。そんな酒井がプレッシャーに押しつぶされ本来の力がだせず悔し涙にくれたが同じような境遇を打ち勝ってきたベテランの寺川は勝って涙を流した。

「自分自身をあきらめなかったし落ちぶれたつもりもなかった。平井先生と十分な練習を積んできたしそれがレースにそのまま出た」とインタビューで涙にくれた。

取り戻した元女王のプライド、再生させた平井の手腕。
技術だけでなく精神的にもサポートしたとういう平井は満面の笑みで寺川を称えた。若き名伯楽と呼ばれる名将はたった数か月で再生させたのだから本当に凄い。
「本番に弱い自分が情けない。重圧をプラスにしようと思っていたのに」と悔し涙が止まらなかった新星、酒井の挑戦はこれからまた始まる。「負けたまま終わりたくない。今日駄目だった分を次にぶつけたい」と意気込む酒井とのライバル対決は間違いなくロンドンのプールまで続くだろう。

あらためて平井コーチの手腕を思い知らされた事になった女子背泳ぎ。これからも注目して見守りたい。






マリア・シャラポア

  • 2009/05/16(土) 18:33:24

テニスの世界ランキングというのが発表される。毎度毎度は目を通さないのだがグランドスラムと呼ばれる4大メジャーの大会前には必ず目を通すようにしている。最新のランキングを元にシード選手が決まり、組み合わも見えてくるのでちょっとした”楽しみ”として大会前は気にしているのだ。

ランキングの30位〜50位ぐらいの若手選手は特にチェックしておこうと思う。何故なら大舞台で番狂わせを演じベスト8ぐらいに進出してくるのはこの辺りのランキングの選手が多い為だ。

そのランクに見慣れた名前があった。きっと皆様もご存知だろう。

ロシアの妖精『マリア・シャラポア』その人だ。




肩の故障で1年もツアーから離れリハビリに専念してきた女子テニス界きってのアイドル選手だ。故障とはいえ1年以上も長期欠場していた“テニス界の妖精”マリア・シャラポワがこのたび本格的に復帰しようとしているのも全仏オープン・ウィンブルドンと続くツアーの目玉になるだろう。

その美貌(びぼう)はテニス界だけでなく世界中で称賛される説明不要の存在。勿論ルックスだけでなく実力でも世界ランキング1位に君臨した事もあるし、ウィンブルドンをはじめ全米オープンや全豪オープンなど4大メジャーも優勝した逸材だ。


マリア・シャラポア。


ロシアの西シベリアの貧しい家庭に生まれるが4歳頃から公園で壁打ちを始めたのがテニスとシャラポアの出会いだ。勿論、ジュニア用のラケットを買い与えられる環境でなかったのは明白だ。そのラケットとボールも近所に住む少年のお下がりというのだから不思議な縁だ。子供が見つけた”遊び道具”が世界一になるのだから・・・。
4歳の女の子がひたすら打ち込む姿を見て近所の同世代の親たちはかわいそうな目で見ていたとも言われている。しかしそんな姿を目にした一人のテニス経験者の男性がその女の子のとてつもない才能を見抜いたのだ。

壁はボコボコに凹凸が出来てる。壁に打つといつどんなコースにどんな回転をして戻ってくるか解らない。しかし4歳の女の子はその軌道を判断しボールの返球地点にはすでにスタンバイしまた打ち返しているのだ。しかもその返球場所はブロック1つの面積を外す事は無いほどの正確無比な”ストローク”だった。一度皆さんも想像してもらいたい。でこぼこの壁にボール投げてその帰ってきたボールを同じブロック1枚のスペースにコントロールして投げられるだろうか?絶対無理だろう。それを4歳の女の子がテニスで実践したのだから”奇跡”か”天才”かという言葉が飛び交うのも不思議ではない。

6歳の時にエキシビションマッチでロシアに来ていた元女王のマルチナ・ナブラチロワがその光景を目にして驚き、早速アメリカのテニススクールに入門させるように進言し援助もしたらしい。
天才少女はナブラチロワの手によってアメリカにわたり本格的なテニスの練習に没頭し始めたのだ。14歳でプロツアーにデビューし、そのごの活躍はここで書く必要も無いぐらい皆様もご存知だろう。

圧倒的な美貌と才能を手にしたシャラポア。
怪我をし大好きなテニスから離れた今だからこそ新しく更に進化を遂げたシャラポアに出会える気がしている。若手と共に注目した選手であることには違いない



イ・グノ  ジュビロを救ったストライカーの今後

  • 2009/05/14(木) 21:53:07

開幕7戦戦って4分け3敗と最下位に低迷していたJリーグの名門・ジュビロ磐田。昨シーズンも2部との入れ替え戦に回るなどすっかり強豪の称号を剥奪されていた。
今季の立ち上がりも頼み綱のGK川口がミスを連発するなどチームもすっかり弱体していた。そんなチームに一人の韓国人ストライカーが格安価格で磐田に加入した。移籍金無しの年俸2000万円は現役韓国代表ストライカーにしては格安での獲得だった。
しかも額面以上の活躍を見せているのだからそのお得感はさらにUPしている。


その名はイ・グノ。

24歳という年齢的にも最高ランクのストライカーだ

5月9日に行われた大宮との一戦でも2得点?アシストとこれ以上ない活躍を見せチームの勝利に貢献、イ・グノ加入後磐田は4勝?分け1敗と全く別のチームの如く変貌を遂げた。
ドリブルでGKを含めて3人かわしてのスピードとテクニック、フィジカル全てに置いて大宮を置き去りにしたスーパーゴールは今や日本国内では敵無しといった感じだ。何て凄いストライカーがヨーロッパのスーパークラブでなくJリーグのしかも下位に甘んじるチームに格安で来たのか不思議に思うほどだ。
その真意がようやく判明した。

『イ・グノに欧州クラブからオファーを受けた場合必ず交渉のテーブルに着かなければならない。クラブは移籍拒否できない』という契約条項が含まれていることが判明したのだ。
本人も勿論、ヨーロッパのクラブへの移籍を希望している。

ヨーロッパ移籍を止めれないという条件下での獲得となったわけだ。つまりイ・グノにしてみれば今やJリーグの舞台がヨーロッパへのアピールの場という訳だ。
175cm71kgの体はさほど大きくない。ヨーロッパに行けば小柄なストライカーという扱いになるだろう。しかし、ボディバランスにテクニックを兼ね備え更にハートの強さと強運も持ち合わせている。点取り屋として必要な要素は現段階では十分持っている。後は経験とヨーロッパの屈強なパワーディフェンスをいかにかいくぐることが出来るかということに尽きると思う。

24歳という年齢からまだ伸びしろは若干あるだろうし期待も出来る。近い将来日本にとって本当に手のつけられない韓国代表のスーパーエースになっている気がしてならない。

少なくとも現段階でイ・グノを完全にとめられるDFは日本にはいないようだ。
ヨーロッパで更に飛躍を遂げようものなら一体どんな化け物にまで変貌するのかとても興味深い。

日本にいる今のうちに一度、実際に見てみたい選手だ。




FCバルセロナ クラシコとチャンピオンズリーグから

  • 2009/05/13(水) 17:29:02

僕が尊敬するスポーツジャーナリストの一人に「金子達人」という人がいる。特にサッカー通のその人が言った「今のバルセロナは世界最高のクラブチームである。いや過去の歴史を振り返っても類をみないスペクタルさと面白さを感じそして強い。こんなチームは見たことがないしこれから先も見る事は出来ないだろう」と

スペインサッカーの伝統の一戦「クラシコ」

永遠のライバルである両雄のガチンコ対決。リアル・マドリード対バルセロナの一戦がマドリードのホーム「ベルナ・べウ」で行われた。

両者の勝ち点差は残り5試合を残して4差。マドリードが勝てば一気に1差に詰め寄り優勝の可能性を限りなく残す。試合が始まって早々にマドリードが先制し更に試合を面白くさせるかと思いきや目覚めたバルセロナがエース・メッシを中心に怒涛のゴールラッシュを見せ終わったときににはなんと6−2でバルサの大逆転勝ちに。

ホームのマドリードファンも相手のバルサを称えるしかないほど完璧な敗北を喫した。くれぐれも言っておくがこの日のマドリードの出来がよくなかったわけでも審判の誤審になかされた訳でもない。偶然偶発のミスやアクシデントが重なったわけでもない。言うなれば
バルセロナが異次元の強さを見せたのだ。個々のテクニックに加えイマジネーション豊かな連携プレイにコンビネーションの数々にマドリードのサポーターもただただ黙り込むしかなかった。
中盤のディフェンスが密集した所で華麗にショートパスを繋がれ反則まがいのタックルもテクニックとフィジカルの強さで交わされサイドに展開される。サイドには世界最高級のスピードスターが何人もそれも両サイドに。サイドウィンガーが強烈なアタックを次々仕掛けマークがずれ決定機を次々と演出していく。まさに破壊力抜群の攻撃に僕は酔っていた。

レアル・マドリードにリーガの優勝の希望の灯を完全に消し去り更なる野望の場へ駒を進めるバルセロナの11人は金子氏が言ったようにまさに世界最高クラブの誇りと自信に満ちているように感じさせた。

更なる野望、「ビッグイヤー」(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)の準決勝第2戦。

相手は名将・ヒディング率いるイングランドのチェルシー。
序盤に先制点を決められるもメッシを中心に次々とアタックを続けていくがこの日のバルセロナはエースのアンリを欠き守備的MFの位置で決定的な仕事をしてきたヤヤ・トゥーレをセンターバックの位置まで下げた事によりやや迫力に欠いた。それでも曲者イニエスタやエトーがチェルシーディフェンスを破ろうと必至に突破を試みそれをとめるという縮図のまま後半のロスタイムを迎えた。スペクタルなサッカーをしていても勝負には勝てるとは限らないのかとあきらめかけたそのときだった。相手のクリアミスからパスを繋いで最後はメッシのシュートのこぼれ球をイニエスタが強烈ミドル弾。見事に決まり引き分けに持ち込んだバルセロナがアウェーゴール差でチェルシーを下し決勝戦に駒を進めた。

攻撃だけでなく守備の統率力も凄くまとまりも感じるバルセロナ。同じようなチームバランスで世界最高として呼び声が高いイングランドのマンチェスターUの夢の対決がいよいよビッグイヤーをかけた大一番で見れる事が決まった。

バルセロナかマンチェスターUかという疑問はまた次の機会に述べるとして今週の2試合レアル・マドリード戦とチェルシー戦を衛星放送とはいえリアルタイムに見れた僕は幸せ者だと思っている。そんな思いを2試合続けて見せてくれたクラブチームは確かに過去に一度もなかった。金子氏の意見に僕も大きく賛同したい。

福島千里

  • 2009/05/12(火) 19:01:50

北京オリンピックで女子100mに出場した福島千里。

ちなみに1次予選であっさり敗退したのだが実はこの出場は歴史的快挙だったのだ。日本人女子として56年ぶりの100mの出場だったのだ。

21歳の細身のスプリンターが日本女子の新たな歴史の1ページを刻んだ。先日行われた200mで23秒14の日本記録を樹立した。




北海道の田舎町出身の福島は中学生当時から全国に名が知れたスプリンターだったが同じ年に高橋萌木子がいたため全国選手権での優勝は一度もなく
常に高橋に敗れ続けていた。
福島は陸上名門校でなく地元の高校に進学し陸上を続けるもののインターハイでも高橋に敗れ続けた。

今一、伸び悩んでた感じがあった福島だが高校卒業を機に一気にその才能が開花した。100mでオリンピック参加B標準記録を見事に突破し前述のように56年ぶりにオリンピックのトラックに立ったのだ。スプリンター選手にとって筋肉の質が圧倒的に左右する為、男子以上に黒人やヨーロッパの大型選手に大きく後れをとっていた日本女子が世界の舞台に立っただけでもすごいのだ。

11秒34と自らが持つ日本記録の大幅更新も見込める今季早々と200mで日本記録を樹立し更なる飛躍がますます現実味を帯びてきた。

容姿のよさと愛嬌の良さでにわかに陸上ファンだけでなくファンが付いてきているようだ。注目されることでプレッシャーを感じ記録を伸ばせない選手が多い中この福島はそんなファンの声援を力に変える性格を持ち合わせているように思う。

注目されればされる程、自分の力をさらに引き出せる福島千里。
リレーでもその福島とライバルの高橋がともに走り日本記録を更新した。

新たな陸上のヒロインが本当に登場した。皆さんも是非、注目していただきたい




東浜巨

  • 2009/05/09(土) 15:26:26

プロ注目の好投手が早々と亜細亜大学進学を決め込みガッカリさせた沖縄尚学の優勝投手が今、大学野球界で注目度NO.1の活躍を見せている。その注目度はあのハンカチ王子こと早稲田の斉藤を凌ぐほどだ。

この日国学院大戦に先発し3安打打たれたものの7奪三振を奪う快投で完封勝利を収めた。一年生の完封勝利だけでは世間ではそんなに驚かないだろうが、実はこの投手、デビューしてから3試合、全てに完封勝利を挙げたのだ。

その投手の名は東浜巨(なお)。

巨人の大ファンである父親が野球好きな息子になれという思いで名をつけたらしい。しかしこの息子はただの野球好き少年ではなかった。

亜大が所属する東都リーグは亜大のほか駒沢大や中央大、専修大などが参加し過去にも名選手を多数輩出している関東でも実力、レベル共に最高クラスのリーグである。そのハイレベルなリーグ戦で34年ぶりとなる一年生デビュー戦、初登板初先発、初完封の離れ業をして驚かせたかと思えば2日前の国学院大戦と中2日空けて今日の国学院戦と立て続けに完封劇。
開幕3連勝3連続完封というのだから凄いというしかない。

米大統領と顔が似ていることでチームメイトからは「オバマ」と呼ばれ親しみをもたれている大物ルーキーは最速150kmのストレートとコントロール抜群の変化球で三振も取れるし打たせても取れるという変幻自在な投球術が一年生らしくない。なによりも自分の調子を冷静に見極めその時最善の球を選択するクレバーさがこの投手の最たるところか。「雨の影響からかスライダーが高めに浮いたりフォームが崩れて調子は良くなかった」と分析したこの日は最速147kmを計測したものの調子が今ひとつとわかれば変化球主体の打たせてとるピッチングに切り替えた。「相手が真っすぐを狙ってきたのでタイミングを外す投球が目標だった」と序盤で悟るあたりは天性の感覚を持っているようだ。

「1試合目はガツガツいき過ぎた。きょうは3試合目だったので周りを見ながら調子が悪いなりに自分のペースで投げられました」
試合後のコメントも堂々としたものだ。まるで10数年やっているベテラン投手のような振る舞いだ。

甲子園優勝投手として注目を浴びプレッシャーをかけられたであろう1年生のリーグ戦。予想を上回る度胸とテクニックで今から大学NO.1投手の称号に一番近いエースに一気に登りつめた。試合会場の神宮球場は週末は早稲田や慶応大が所属する東京六大学に占拠されてしまう。「平日にこそ好勝負がある」と関東の大学野球ファンは昔から言っていた。その言葉を実証するかのような好投手の出現に沸く”平日の神宮球場”。

一度生で見てみたい投手だ。



東北楽天イーグルス  野村監督の手腕に期待

  • 2009/05/07(木) 00:17:47

最近よく聞かれる事がある「楽天は本当に強いんですか?まぐれで勝っているだけですか?」と。




優勝するかどうかは解らない.優勝を約束できるだけの戦力が揃っていないのは事実だが可能性を感じなくもない戦力になりつつあるのもまた事実だ。

投手陣は岩隈・田中の絶対的2本柱に長谷部、ラズナーは一応計算出来るだけの力はある。そこに期待されている朝井や故障の大型左腕片山、ルーキーの井坂らが絡んでくると先発陣はメドがたったといってもいい。
しかし近代野球に欠かせないセットアッパーやストッパーに一抹の不安を隠せない。小山やグィンや有銘や川岸(故障中)が中心となってやりくりをしていくしかないのだろうがパリーグ他の5球団を見ても大幅に見劣りする感は今日、明日でてこ入れされ不安を解消させてくれる感じでもないだけに野村采配の腕の見せどころか?

一方の打線の方は中日からFAで中村を獲得したものの大型打線とはいえ難く渡辺直人や内村ら俊足で小兵な野村監督がいかにも好きそうな選手達がいろんな手法でかき回し効率よく1点を取っていく野球に頼らざるをえない。
しかし草野、高須、鉄平といった勝負強いバッターも多く機能さえすれば12球団でもトップクラスのいやらしさを持ったいい打線になるといえよう。

そして何より大きいのは野村監督の采配にあると思う。確かに選手をけなしたりぼやいたりと景気良くは映らないだろうがなかなかどうしてあの監督は策士である。

「打線って大事だよなあ。ひとりは点でもつながりを意図すれば線になれるんや」と監督が口にしたある試合を振り返って見たい。

西武相手にしたこの試合、相手お先発は昨年巨人相手に魔球「カーブ」で翻弄し一躍スターダムに登りつめた岸。勿論、作戦は「カーブの対応」に絞られた。野村監督の考えるカーブの攻略法は、ただひとつ「捨てる」だけだ。
「追い込まれるまでカーブはやめようと強い意志を持たなければ、つい手が出てしまう。意識して捨てなければ、狙い球にもできない」と昨年の岸の快投を見てゲスト解説で述べている。その一方で「直球を狙うのに勇気はいらない。だが変化球特にカーブを狙うには勇気がいる。打者がついていけない球種なのだから転じて「狙う」勇気こそが必要」とも述べている

つまり「捨てる勇気」か「狙う勇気」を選手に植え付けたのだ。カーブ打ちが得意な選手は徹底的に狙い逆に苦手な選手は徹底的に見逃し他の球を狙う。この徹底こそが「野村イズム」なのだ。言葉で簡単は指示できても行動に移し実践するのはプロの選手でも簡単ではないはずだ。しかしこの日はそれが出来ていた。リックと草野は「狙い」、渡辺や中村紀、山崎は「捨てた」そして点を取った。

この試合は序盤に味方が大量点を失った為勝利には直結しなかったがそれでも難敵の岸を意図も簡単に簡単に攻略した打線と作戦は見事だったと思う。個々の打者が確かな攻略の意図を持てば打線はまるで生き物のようにその投手を飲み込む。いまの楽天打線にはそんな強い意志と考えが宿っている気がした顕著な例だった。

以上のことを踏まえ確実に野村監督の意思は伝わりつつあり監督自身も手ごたえは感じているのだろう。優勝を狙える位置にまで成長を遂げている事は事実である。しかし、実際優勝するのかAクラスに入れるのかはまだわからない面が多すぎる。結局、答えは「わからない」となってしまうのが申し訳ないが今はそれ以上がいえないのでご容赦いただきたい。




水谷準 岸川聖也 メダルへの執念

  • 2009/05/06(水) 00:05:40

こんなにも勝ちにこだわった水谷を見たことがなかった。世界大会における1ポイントの重みやゲームの流れを知りつくしたからこその気迫が観客席にまで届くのに十分なほどの猛攻議だった。




3−2とリードして迎えた第5セット(ゲーム)。7ゲーム制の卓球にとって一番大事と言われる5セット目。実力伯仲の両ペアが見せる勝負への
こだわり。その大事なセット(ゲーム)を終始リードされる苦しい展開に”事件”は起こった。相手の攻撃をバックハンドで払った水谷のボールが台をかすめコースが変わったかのように見えた。もちろん、水谷もアピールする。しかしアウトボールと判定され8−10と相手にセットポイントを握られてしまった。猛攻議する水谷・岸川ペア。身振り手振りでのアピールに続きイエローカード覚悟の鬼の形相をし審判や副審にくってかかる。あわてて本部席から係員が来て事情を聴取するも判定は覆らない。
会場もブーイングを浴びせオーロラビジョンには微妙な球の軌道を何度も映像として流し「それを見ろ」と言わんばかりに審判に詰め寄る日本ペア。
感情むき出しになる2人だったが水谷は徐々に冷静さを取り戻す。尚も詰め寄る岸川を後輩であるはずの水谷が、ボールを打った当の本人であるはずの水谷が岸川にそっと告げた。
「僕たちこのゲーム5−9から8−10と2点も詰め寄ったんですよね。あと2点だけでいいんですよね」
抗議は覆らないと悟った19歳の水谷は抗議しつつもこの場を収める着地点を探っていたのだ。これが水谷の水谷たる由縁であろう。若き天才だの日本の至宝だのラストサムライだのと呼ばれる事に違和感を感じていた19歳はこの春、修業の場を慣れ親しんだドイツのブンデスリーガでなく単身、中国に渡ることを選択した。
21歳の岸川は7年間、19歳の水谷も5年間ドイツのブンデスリーガでプレーを経験している。いわば知り尽くした舞台での調整でなく「心」の鍛錬のために中国に渡り調整というより新たな修業の場として一から自分を見つめなおしたという。
行き着いた答えは「僕は若き天才でもラストサムライでもない。19歳のメダルに憧れる卓球少年なんだ」だった。そんな水谷が一本に1ポイントにこだわりそして冷静さを取り戻した。
中学生の時に岸川を頼って卓球で世界を目指す為だけに親元を離れドイツという土地でほかの選手と共同生活を送りながら食事と睡眠以外の多く卓球に費やしてきた。
そんな経験に加え中国国内の過酷なサバイバル競争や卓球に対する情熱に刺激を受けた男がこのような判定で泣き寝入りするはずがい。
圧倒的な観客の後押しも受けもう一度コートに戻った。
そして岸川の強打、水谷の意地のドライブが立て続けに決まりこのゲームを見事大逆転で制し悲願のメダルを決めた。
苦楽をともにしてきた2人は珍しくがっしりと抱き合った。しかしここがゴールでないことは2人が一番よく知っている。悲願のメダルは悲願の中国勢を倒して初めて価値があるものになることを誰よりも知っている。
ほんの通過点を通っただけの2人の見据える先は果てしなく大きな壁、打倒中国にぴったりと標準を合わせた。今日のような気迫と冷静さで見事に壁を突破してもらいたい。




劉詩文(リュー・シウン) 中国女子卓球史上最高のセンス

  • 2009/05/05(火) 00:48:19




連日、熱戦が続く世界卓球を生観戦中です。
今日は卓球マニアに堪らない人物を取り上げたいと思います。

世界の卓球は中国を中心に回っていることはここ10年以上の常識。世界大会で勝つより中国国内大会を勝つ方が難しいとさえ言われる程。
特に女子の場合はその傾向は顕著で、世界ランク上位トップ20の内、中国勢が約半数の9名。さらに言うと中国出身で他国に帰化した者や香港など中国系を含めるとなんとほぼ全員の17名に上る。
これは本当に凄いことだと思う。

そんな中、12位にランクされている劉詩文(リュー・シウン)という18歳が今日の主役だ。

中国女子史上最高のセンスの持ち主と評される若き冷徹女王はそのアイドル風のルックスからは想像もできないほど冷静で冷酷までにクレバー卓球をする。
18歳という若さからか経験不足は他の中国勢と比べて劣っている感があるのは否めないが台上でのラケットさばきとコーナーに打ち分けるテクニックはまさに”天才”のプレーを見せてくれる。世界ランク12位ではあるが今大会、シングル、ダブルスともにメダルはおろか金メダルの可能性も感じさせるほどの勢いがある。実際、ジュニア時代も含め僕は生で見るのは初めてだった。衛星放送では中国国内トーナメントや国際オープン大会に出場しているので見たことはあったがびっくりしたのはそのスピードの進化だった。テクニックは老かいなほどに身につけていたが課題だったパワーとスピードの内ここ数か月で瞬く間にスピードだけは世界最高クラスにまで進化していた。この進化速度には本当にびっくりした。

カタールオープンの準決勝で世界ランク一位の絶対女王、チョー・イネをあと一歩のところまで追い詰め更なる可能性を感じさせたかと思えばチョー・イネが出場していなったとはいえデンマークオープンでは見事ダブルスとの2冠に輝くなど好調をキープというより更なる進化を求めて横浜に来てくれたのだが
そのい進化や可能性はあっさりと僕の想像を遥か高いレベルで超えていた。
フォア、バックともこれといった穴がなくサーブレシーブも非凡なものを見せてくれるし攻撃のバリエーションも豊富だ。欠点というかまだまだ成長途上な面があるとすればパワー不足という点かもしれない。
シングルス準々決勝の格下のパチェノフスカ戦では相手が好調だったとはいえ、大型パワーヒッター相手に後手に回る一面を露呈し一発で仕留めれるはずのフォアの強打をいとも簡単にブロックされたり連続攻撃の組み立てで攻め立ててもなかなか攻めきれない展開もあった。

結局、地力に勝る劉詩文(リュー・シウン)が貫録勝ちを収めたがちょっともろさも露呈した感は否めない。中国の先輩たちと当たるこれからが本当の正念場だろうし進化の完成形がここ横浜で見れるのかと思うと今から楽しみである。




追伸・・・・この記事を書いた翌日、つまり今日の準決勝で第一シード・張怡寧(チョウ・イネ)の前に2−4で惜しくも敗れ今大会は銅メダルに終わった。ロンドンオリンピックでは間違いなく主役になっているであろう選手だけにこれからがさらに楽しみだ。

松平健太   日本男子卓球界の救世主

  • 2009/05/04(月) 02:54:58

今年20歳になる日本卓球界の至宝・水谷準がベテランの域と思わせるほど昨今の男子卓球界には若手のホープが多い。

そんな中、最も注目を浴びている高校生がいる。日本卓球史上最強の兄弟として有名な”マツケン兄弟”の弟、松平健太(18歳)。

兄の賢二(20歳)も水谷の同級生として良きライバルとして日本卓球界をけん引しているのだが、弟の快進撃の前にその活躍も霞むほどだ。
今年の日本選手権で決勝では水谷に敗れたものの格上の先輩を次々と倒し高校生ながら決勝戦まで駒を進めた逸材が石川佳澄が世界ランク10位の香港のスター、帖雅娜(チョウ・ガーオ)をフルセットの末下し、大金星を挙げた同じ日、石川以上の大金星を挙げた男がいたのだ。世界ランク12位で韓国のいや世界最高クラスのドライブ攻撃を誇る呉尚垠(オ・サンウン)を下したのだ。

世界ランク101位の松平が12位の呉尚垠(オ・サンウン)を下しても日本国内はもとより世界各国でそんなにニュースにならないほど、松平の”大物食い”は有名なのだ。

試合後のコメントも興奮したりうれし涙を流すことなく淡々と「戦術面にすごい気をつけてやりました。あとは自分の力を信じてただ思い切るだけです」
と格上選手に対しおくすることなく向かって行った姿勢だけをコメントした。

「世界ランク12位の選手との戦いはプレッシャーになりませんか?」という質問に対し「チャンスだと思いました。勝ったら世界ランキングがすごく上がるし負けても下がらないしすごくいい機会だと思っていました」と
ずぶとい神経の持ち主であることを改めて垣間見せた。

2年前のエジプトで開催された世界ジュニア選手権で大方の下馬評を覆し男子シングルスで見事に世界チャンピオンとなった。高校生で日本チャンピオンにまでなった水谷ですら緊張のあまり試合に集中できなかったとくやしがり優勝できなかった大舞台で最後まで自分の卓球をやりぬき世界を獲ったのだ。以来、今日までジュニアの世界ランキングは常に1位をキープし続けている。
世界ジュニアチャンピオンとして挑んだ前回の世界選手権個人戦で当時ランク22位だったヨーロッパの強豪、チェコのコルベルを破り実力の片りんを見せつけたのも記憶に新しい。

「ただ思い切ってやるだけです。ベスト16以上を目指したい」と自信にみちた表情で語った松平の武器はテクニックやスピードなどでなく
福原にはない「心」の強さなのかもしれない




この記事を書いた後、松平は世界最高の攻撃型選手として呼び声が高い世界ランク2位の中国の馬琳(マー・リン)に対しセットカウント3−4のあわや世紀の大番狂わせを演じる一歩手前までいった。「こんな日本人がいたのか?」と馬琳(マー・リン)に驚かせた松平健太のこれからに注目だ

福原愛 敗戦の理由

  • 2009/05/02(土) 05:41:06

福原愛関連ブログ? 福原愛の期待に対する苦悩
福原愛関連ブログ? 福原愛から見た中国

世界の舞台において世界一を目指す戦いに挑む者において絶対に持ってはいけない感情や気持ちが2つある。
ひとつは慢心だろう。
「この相手に負ける訳がない」という心の隙というか変なゆとりは得てして命取りになる。そしてもうひとつはこの日の福原が思った負けるかもしれないという感情。「弱気」という魔物にとり付かれたその心は勝負事において必ず「負け」という結果を生む。

その心を払拭するのが練習や技術習得における自信しかないのだがこの日の福原は完全にハートの部分で負けてしまった。勿論、練習もしてきただろうし地元開催に期するものもあったろうし相手のドイツのシャールは35歳の大ベテラン。経験値は高いものの技術や体力はもうとっくに峠を越えた選手だった。パワーに勝るヨーロッパ勢を苦手にする福原でも勝てる相手だった。

「自分が何をやっているのかを、はっきりと分からなくなってしまったことが敗因」と完全に自分を失った福原に勝ち目はなかった。

劣勢だった試合中に考えていたのは?というインタビュアーの質問に対し
「こんな場所で負けるわけにはいかないという気持ちと、皆さんの期待に応えなければいけないという気持ちがありました」と焦りからくる負の連鎖に陥った事を露呈した。

戦術面や技術面では決して負けてなかったはずの試合だったのに簡単に負けてしまった。これが世界大会なのだ。福原も十分に解っていたはずの世界の舞台なのだ。

明日になって、さらに時間がたって「何故、負けたのだろうか?」と不思議に思うときがきっとくるだろう。
そのときになってやっと「気持ち」の弱さを知る事になる。
そしてそこが勝負師として大きな分岐点になる。


同じ場面になった時に気持ちで上回るだけのハートの強さを得られるか同じ過ちを繰り返し「ガラスのハート」と揶揄される並の選手に成り下がるのか?
練習で得る事の出来る技術向上やフィジカル強化。それ以上にこんな経験を生かし「気持ち」を強化し今後の卓球人生に大きくいかしてもらいたい。

日本女子最高の素質とスター性をもった福原だからこその期待を込めてエールを贈りたい。



マンチェスターUvsアーセナル

  • 2009/05/01(金) 17:35:53

ヨーロッパのサッカークラブ
誰もが目指す「頂」。それが「ビッグイヤー」と呼ばれる栄冠である。
ヨーロッパ最強のクラブを決める大会こそがチャンピオンズリーグである。

イングランド勢同志の戦いとなった準決勝のもう一つの試合マンチェスターUvsアーセナルの一戦を振り返りたい。

試合会場はマンチェスターのホーム「オールド・トラフォード」。ルーニー、C・ロナウド、ベルバトフ、テべスといった各国をフル代表クラス、しかも各国のエースクラスのストライカーを擁し超攻撃的なチームに見えるがファーディナンドを中心に守備陣も固く無駄な失点は絶対にしないチーム。
今大会の優勝の大本命といってもいいだろう。

対するアーセナルは世界最高の指揮官と呼び声の高い戦術家ベンゲル率いる若手中心のアーセナル。
プレミアリーグ(イングランド国内リーグ)では何度も対戦をしているが、なんとこのヨーロッパチャンピオンズリーグでは過去に一度も対戦が無いという不思議な縁があった両チーム。

圧倒的にマンチェスターUが有利であろうと誰もが思われた。特にホームアドバンテージを持つこの試合限っては特に。

アーセナルは現在プレミアリーグで20戦無敗。2009年になって一度も負けていないという驚異的な記録を更新中である。しかし攻撃の中心、ファン・ぺルシーをけがで欠き、ロシアのアルシャビンをルールで欠き(アルシャビンは移籍前に今季ロシアのゼニトで今大会に出場しているから)アデバイヨールのワントップで守備に重きを置いた布陣で挑んだ。対するマンチェスターUは
ベルバトフをテべスに変えセンターに置き、ルーニー、C・ロナウドを左右に配し攻撃を仕掛ける。

3人にディフェンスが集まると2列目からキャリックやアンデルセンが自由に飛び出し中盤から前線を完全に支配し続けた。そこから浴びせるように次々とシュートをたたきこみ前半だけで2、3点は軽く取れるのではないかという雰囲気を漂わせた。

しかしなかなかゴールを割れない。
キーパーのアルム二アのファインセーブ連発の前に徐々にチームのバランスを欠いてくるのだ。
いらいらを募らせるC・ロナウドは強引な突破を試みるも相手でディフェンスの網に簡単にかかり、カウンターアタックのチャンスを与えてしまうなど焦り始めた矢先のコーナーキックのチャンスでアーセナルのクリアミスから一瞬マークのずれたすきを突かれシュートを決められてしまった。
この失点も完全に崩された形でなくクリアボールが運悪く味方にあたりコースが変わった上、マークに付いていたFWのアデバイヨールがそのクリアを見てカウンターを仕掛けようとマークを外したその隙にやられてしまった形だ。確かに防げたかもしれない失点だった。

後半に入っても完全にボールを支配するマンチェスターUに対し我慢強く対応しきるアーセナルの構図は変わらず時間だけが過ぎていく。
時間が経つにつれ焦り、いらいらするのは勝っているはずのマンチェスターUのファーガソン監督。逆にほくそ笑み、狙い通りとしめしめとした表情を浮かべるのは負けているはずのアーセナルのベンゲル監督。

試合終了の笛がなっても両監督の表情はどちらが勝ったかわからないほどだった。もっと点が取れたはずとくやしがる勝利監督とこれならば悪くない結果だと次戦を見つめる敗者監督。

これがヨーロッパ一を決める大きな大会の駆け引きなのか?チームの戦力だけでは語られない戦略を感じさせられた大きな意味を持つ1−0の試合だったような気がした。

今度はアーセナルのホーム。
守備意識の低いC・ロナウドが標的になるのは明白だ。この試合は中盤の底で守備に徹しナスリがサイドにひらくだろう。

FWのアデバイヨールのワントップも全く機能しなかったのでここも誰かが加わりツートップになるだろう。高い位置でも中盤の底でも決定的な仕事ができるセスクの配置場所などの変更も含め名将ベンゲルが全知全能を働かせた機能的なチームで第2戦になるだろう。その為の布石には十分すぎる1−0の敗戦だったように思う。


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