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東九州龍谷の復活!女王のプライド復権

  • 2011/01/29(土) 16:16:03

バレーボールの全日本高校選手権(通称:春の高校バレー)が今年から1月開催になりこれで3年生が出場できるようになった。名実ともに高校バレーの頂点を決めるBIGイベントになったという訳である。

「女性バレー界最強」。これが東九州龍谷に課せられた宿命でありもはやキャッチコピーである。

過去にもこのコーナーで書いた事もあるがその強さは時にVリーグのトップチームを破ってしまうほどであり高校女子バレー界では無類の強さを誇っている。
「東九州龍谷高校」

“最強”という東龍の伝統を継承すべき走り出した今季は春高バレーで三連覇を達成した後はインターハイでは準決勝で鹿児島女子に、昨秋の国体は決勝で古川学園に敗退するなど無冠。

女王のプライドは、ズタズタになった。

1年時からレギュラーリベロとして数々のタイトルを手にしてきた将来の日本の守護神・筒井さやかが、当時の選手たちの心情を代弁した。
「先輩が築き上げてきた伝統を崩してしまった。みんなが自分を責めていたし、申し訳ない気持ちでいっぱいでした」と暗くうつむいた。

東九州龍谷バレー=スピードバレー
と言っても過言ではないほど、独自の高速コンビバレースタイルは高校女子バレー界に強く刻まれてきた。「打倒東龍」を掲げ続けた北の女王古川学園も、高さとパワーが圧倒的に勝っているにもかかわらず、その利点を捨ててでも「スピード」を封じるための策を打ち出した。課題として取り組み続け、古川学園がようやくその東龍の壁を破ったのが昨秋の国体だった。


一斉にひかれた「東龍」包囲網。
その網にまんまと引っ掛かった「東龍」。
苦しんだ末に臨んだ今大会。女王のプライドにかけてももう負けられない。


決勝戦、古川の高さとパワーに苦しむも、徐々に自分たちのペースをつかんだ
「スピード」というその最大の強みに、東龍の相原昇監督は変化を命じた。

「今まではただの高速バレー。さらに進化するために、立体化を加えました」スピードを封じこまれたらその次の作戦を練り込む監督もすごいがここ数カ月でその高度な戦術を具現化した選手たち。これが女王のプライドなのだ。


両サイドからのスピードを生かした攻撃にバックアタックを加える。これまでは全日本候補の村田を軸に鍋谷とのWエースとして攻撃陣を支えてきたが鍋谷が打ち、村田が守ると2人の役割を区分。他の選手に対してもアタッカー陣はスパイク決定率を高めるよう無理な勝負はせず、決めるべき時に必ず決めることが課題とされ司令塔セッターの比金には状況判断と正確なトスの提供が命じられた。

もともと身体能力やバレー技術に優れた選手たちとはいえ、その課題克服はたやすいことではない。

特に困難を擁したのが、セッターの比金だった。「求められるトスの高さも質も変わり訳が分からなくなってしまったこともありました」と優勝後のインタビューで胸の内を明かしてくれた。何度も自信を失いそうになる中、「つらい時は(自分に)上げてくれればいいから」と言うエース村田の言葉に励まされ、「三連覇を達成したセッターなんだ」と自らを奮い立たせ覚悟を決めて臨んだ最後の春高。勝つことに加えて自分たちの形を貫くことにこだわり、今できる最高の試合で勝利する事を義務つけられた東龍の司令塔は誰よりも涙を流した。

挫折と苦節を乗り越えた最強東龍が再び女王のプライドを取り戻した春高バレー。東龍の強さがよみがえったと同時に更に東龍包囲網が全国に張り巡らされた事はいうまでもない。



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