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エレーナ・イシンバエワ ワールド・レコードアーティストの敗北

  • 2009/08/18(火) 04:35:40




ワールド・レコードアーティストという称号がお馴染みのエレーナ・イシンバエワがベルリンの空で輝く事はなかった。

出場するたびに優勝は義務つけられ世界記録の更新を期待されるアスリートの感じるプレッシャーはどんなものなのだろうか?
一度聞いてみたいと思っていたがこの日のイシンバエワは明らかにいつもと空気が違っていた。
こんなに追い詰められた表情を見たことがなかったからだ。

競技場に入って念入りにウォーミングアップを繰り返すといつもの様にパーカーをはおり顔にタオルをかけ同じ種目に出場しているライバル達の動向に左右されることなく集中力を高めていた。いつもは係員に促されても動かないイシンバエワが時折タオルを外しライバルの動向に目をやっては気にしているようだった。
大会前に足首を故障し調整的な意味合いで出場した試合でまさかの敗北を喫するなど今大会での調子はどうなのか?と疑問視する専門家もいた。

それでもワールド・レコードアーティストの称号に恥じない結果は誰もが待ち望んでいたのではなかったろうか?

記録もさることながら圧倒的な強さで他の追随を許さない勝ち方にその美しさを感じていたのだが今日はひょっとしたら負けるのではないか?嫌な感じになったのは僕だけだったろうか?
明らかに集中力を欠きライバルを気にするイシンバエワを見てそう思ったファンは決して少なくなかったはずだ。

今日初めて登場した4m75。

いつもなら余裕の高さのはずだ。それでもスタートしてからスピードも乗らないし踏み切りも合わなかった。結果バーに触れることなく失敗に終わった。ちょっとした修正でどうなるものでもない程の不調に観客以上に焦りを見せたのが当の本人だったようだ。バーの高さを上げ自らを更に追い込み集中しようとすればするほど焦りが生じますます窮地に迷い込んだ。ワールド・レコードアーティストの輝きはこのとき既に失っていた。

世界チャンピオンでもワールド・レコードアーティストでもエレーナ・イシンバエワでもいつものルーティーンが崩れた時、敗れる時がくるのだ。
スポーツの世界に「神話」は存在しない事を皮肉にもこの日のイシンバエワが自ら証明してしまった。

結果記録なしという惨敗。
屈辱以外の何物でもない状況に涙を流す女王のすぐ横では新女王が歓喜の雄叫びをあげている。あまりにも残酷すぎる光景ではあるがこれがスポーツというものだろう。

以前のインタビューでイシンバエワはこう言っていた

「練習では4m75以上は飛ばないわ。何故ならって練習ではアドネラリンが出ないから飛べないし集中しても集中しても4m75が限界だから。だからいつでもどんな悪条件でもどんな精神状態でも4m75を確実に飛ぶ練習をするの」

この日はその4m75が飛べなかった。それが悪夢なのか現実なのかはイシンバエワ自身が一番知っていることだろう





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アドネラリン?
アドレナリン?

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  • 2009/08/18(火) 11:50:50
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