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ブライアン・デービス  優勝以上の価値があった自己申告

  • 2010/04/24(土) 00:28:01

タイガー・ウッズの復帰でにわかに活気が戻ってきたアメリカのゴルフ男子ツアーでちょっとした嬉しい事件があった。

サウスカロライナ州ハーバータウンGLで行われたベライゾン・ヘリテイジとうトーナメントの最終日は通算13アンダーでジム・フューリックと悲願のアメリカツアー初優勝を目指すイギリス出身のブライアン・デービスが並びプレイオフに持ち込まれた。36歳のブライアン・デービスは昨年のアメリカツアーで賞金ランキング43位の中堅プロであるが優勝を一度もしていない。昨シーズンも賞金ランク43位とはいえ出場32試合の内13試合に予選落ちしてしまう。今季もここまで9試合出場し4試合予選落ちしている。そんなブライアン・デービスが初めて迎えたビッグチャンスとなった今大会。

プレーオフの相手は百戦錬磨のジム・フューリック。プレーオフを戦ったのはハーバータウンGLの18番ホール。ブライアン・デービスが放った第2打はグリーン左に大きく曲げ岩場の方へ、ハザード内に打ち込んでしまった。ボールは岩場と岩場の間の砂地にありハザード内ではあるがなんとか打てる所にあり九死に一生に見えた。入念なジャッジの上、ブライアン・デービスが手にしたのはウェッジ。優勝への執念を持ってチャレンジした第3打は見事グリーンを捉えた。まだまだ勝利の神様はブライアン・デービスを見捨てていなかったように見えた。

しかしブライアン・デービスは自ら「バックスイングの際(触れてはいけないルースインペディメント)に触れてしまった」と競技委員に自己申告をし2打罰のペナルティを自ら受け入れフューリックの優勝を祝福したのだ。

ゴルフでは「ハザード内ではボールを打つ前にクラブが障害物(ハザード)に触れてはいけない」というルールがある。ハザードとはバンカーや池である。バンカーではアドレス時にクラブのフェイスが砂に付けてはいけないのだ。競技委員がビデオで判定した所、岩場の間の砂地にあるボールを打つ前に砂地から突き出ていた葦のよなものに僅かにクラブが触れていたように見えたそうだが、ゴルフはあくまで自己申告の紳士のスポーツである。対戦相手のフューリックでさえ「本当にペナルティを犯したのか?」と首を傾げるほどでビデオ判定でもはっきり分からない程度のミスを自ら認め悲願の優勝をフイにしたブライアン・デービスの行動はまさに紳士だった。

観客の観戦マナーが問われる昨今、プロのプレイヤーが率先してとった今回の行動は見習うべきものだ。

ブライアン・デービス。悲願の優勝という記録は残せなかったが、紳士スポーツのトップに立つプロとして潔い言動は優勝以上の価値があるように思える。

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