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「オレ流」監督の底力 中日ドラゴンズ悲願のセリーグ連覇

  • 2011/10/19(水) 18:38:26

中日が球団史上初のセリーグ連覇で幕を閉じた。ヤクルトの快進撃の前に幾度となく沈みかけた知将落合率いる中日ドラゴンズが最後の最後にペナントをもぎ取ったのだ。

「オレ流」

現役時代から落合に付けられた愛称である。マスコミに対してリップサービスが少なくぶっきらぼう!勝利至上主義で野球がつまらない!など批判は多いがそんな声を完全にシャットアウトして「勝利」のみを目指す姿勢こそが真の「オレ流」なのだろう。

それでも落合監督は監督就任当初から「ファンサービスが足りない。野球がつまらない。」と囁かれる外野の声に自問自答を重ねてきた。「いろいろ言われることには慣れてる。ただ、オレは現場を預かる最高責任者として、何ができるかを考えたら、勝つことしかないんだ。勝って気持ちよく家に帰ってもらう。それが一番のファンサービスだろ」。何を言われようと、オレ流を貫いたのだ。


落合監督の本当の「オレ流」はその野球に対する類まれな洞察力にある。

ブランコの起用の仕方がその典型的といえるだろう。

開幕から飛ばない統一球の影響からか極度の不振にあえぐブランコを、落合監督は6月4日から約2カ月間の長きにわたって二軍に落とした。

チーム状態が決して良かったわけではない。むしろどん底だった状態のときに4番を早々と切ったのだ。

しかし、落合監督の視線は、先にあった。6月の当時、抜け出していたのは優勝経験のある選手が少ないヤクルトだった。しかも開幕が約2週間遅れた今季は9月以降にも35試合以上の試合を残している。じっくりとそこに向けて調整させたのだ。2カ月のキャンプで作り直させて、勝負どころで切り札として投入した。

8月30日に再び一軍に上がったブランコを、迷うことなく4番で起用した。そしてこの4番が機能したことが、中日のラストスパートにつながっている。

プロでも簡単に見抜けない野球の奥深さや怖さを熟知する。

これがオレ流監督のすごさである。

彼我のチーム力や、選手個々の状態と持っているポテンシャルを見極める力、試合の流れを読んで勝利への道を探す探求力、そして144試合という長丁場を踏まえた上でシーズンを展望して優勝への道筋を築くコンストラクション力……。この監督は表面的には見えない、プロでもなかなか見抜けない、野球の奥深さや怖さを見抜く力に長けている。その洞察力にかけては、12球団の監督の中でもトップクラスにあることは間違いない。

そんな知将が宙に舞った。無数の手に突き上げられ、万感の思いがこみ上げた胴上げだったのだろう珍しく涙が止まらない。今期限りの勇退が決まっている「オレ流」監督は悲願の日本一をもぎ取ってドラゴンズと決別するのだろう!

「オレ流」監督の短期シリーズの采配に期待してやまない

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