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朱雨玲(ジュ・ユゥリン)

  • 2010/07/27(火) 15:41:37



卓球の世界選手権女子団体戦で見事に絶対王女中国を破り初優勝を決めたシンガポールの女帝・王越古(ワン・エグ)がその疲れを感じさせない活躍で日本の地で優勝カップを掲げた。

プロツアー・ジャパンオープン荻村杯で優勝を決めたのだ。層の厚い中国勢は母国の超級リーグと日程が重なったため出場していなかったがそれでもその力は圧倒的だった。

そんな王越古(ワン・エグ)よりも輝いていた中国の新星を今日は紹介したい。

超級リーグに出場するトップチームの選手ではなく若手主体で参加した中国勢。その中でも若干15歳の選手に僕は度肝を抜かれた。
まだ15歳。若手主体の今回の中国女子チームの中でも最年少だった朱雨玲(ジュ・ユゥリン)だ。

平野早矢香や福原愛の日本のトップ選手を撃破したかと思えば韓国のカットマン朴美英をも撃破して決勝に勝ち上がったのだ。

平野にしても福原にしても国際試合の経験豊富な強者なはずだがいとも簡単に退けた。福原愛にいたっては一回戦で今大会参加の中国勢では唯一の国家1軍チームのメンバーだった易芳賢を倒していただけに調子は悪くなかったはずだ。勢いだけで勝ち上がったとしても十分な価値がある対戦相手を技術やスピードで圧倒し簡単に倒してしまったあたりは勢いだけではないポテンシャルを感じさせてくれた。

朱雨玲(ジュ・ユゥリン)のセンセーショナルな活躍が強い印象を残してくれた。

朱雨玲(ジュ・ユゥリン)は1995年1月10日に四川省綿陽市で生まれた15歳。
小学1年生の時に地元の少年宮で卓球を教えていた王強コーチの目に留まり本格的に競技を開始。少年宮というのは子どもたちがスポーツなどの課外活動を行う施設のこと。朱雨玲は少年宮の練習が休みになる週末も王強コーチを家に招き両親が自宅に買い入れた卓球台で練習に励んだという。

その2年後には早くも四川省のジュニアチームに入り四川省女子チームの李永生監督の指導を受け順調に実力を伸ばしてきた。
2009年に14歳で全中国ジュニア選手権ベスト8、そして今年1月のジュニア選抜集合訓練で3位となり、中国国家2軍(ジュニア)チーム入りを果たしている。
今年6月の甲Aリーグ(超級リーグの下のカテゴリー)に参加しシングルス17勝6敗と高い勝率を記録した。

朱雨玲の利点は「非常に頭が良く、試合での対応能力、戦術転換に優れている」と監督も技術以上に頭の良さや器用さを褒めている。

今大会でも決勝戦こそ百戦錬磨の王越古(ワン・エグ)のバック表ソフトのボールと逆モーションのレシーブに手を焼き、完敗の内容だったが、序盤でミスを連発した準決勝の朴美英戦では巧みな戦術転換も見せ逆転勝ちを収めるなどクレバーな試合運びに15歳という年齢を疑いそうになる。


朱雨玲(ジュ・ユゥリン)
中国女子卓球の未来は明るい。

石川佳純

  • 2010/05/21(金) 00:12:52

世界卓球選手権団体戦がいよいよ開幕する。特に女子は5大会連続のメダル獲得に挑戦することになる。福原愛、平野早矢香、石川佳純が中心となり過去4連続獲得している「銅」メダル以上を目指す。

最新世界ランキング29位の高校2年生17歳・石川佳純に期待している。

山口県出身の高校3年生。単身、大阪の名門・四天王寺高校に通いながら「ミキハウス」に在籍している。中学3年生で史上最年少の全日本選手権ベスト4入りし、高校一年生で史上初のインターハイ、国体、選抜、全日本ジュニア選手権の4冠を制しジュニア世代では日本では敵無し。世界ジュニアランキングも堂々1位の実力者である。





昨年、横浜で行われた世界選手権個人戦で香港の帖雅娜(ティエ・ヤナ) に勝ち、ユー・モンユー(シンガポール)と世界ランク1桁経験者という超格上を撃破し続け、福原愛以来のシングルスベスト8に進出した。準々決勝では優勝した当時世界ランキング1位の張怡寧(チァン・イーニン) と接戦を演じ、世界女王から「近い将来、石川は中国にとって大きな敵になるだろう」と言わしめた。




硬軟自在のボールタッチや幅広い打球点、試合を諦めない強い気持ちが石川佳純の持ち味だが、フォームに大きな欠点を残していた。フォアハンドの強打を打った後に体が大きく開いてしまい、フォアハンドのラリー戦ではボールに力が伝わらずスピードやパワーが大きく落ち、簡単に抜かれてしまうのだ。
勿論、その欠点は本人も承知済みで克服に向けこの一年トレーニングを積んできた。そして克服したのだ。グリップを以前より強めに握り、よりコンパクトなスイングに変えた事でラリー中でもスピード負けしない様になった。

予選リーグではヨーロッパ最強の右のドデアン、左のサマラという両エースを擁するルーマニアと同組になった。ドデアン、サマラ共に長身からの強烈なドライブ攻撃を軸に果敢に責めてくる。石川の成長を見るには格好の相手となりそうだ。チームランキングが格下でもロシア、ベルラーシ、スロベキアとヨーロッパの強豪が集まった予選。日本の目標はあくまで打倒・中国だが、石川の出来次第では予選突破も簡単ではない。世界ランキング8位のエース福原愛が徹底マークされるであろう今大会での石川佳純の活躍はこれからの日本女子卓球界の命運を握ると言っても過言ではない。





ロシアで更なる輝きを放ちそうな「石川佳純」という名前を覚えておいてもらいたい。

李佳薇(リ・ジャウェイ) 東南アジアの卓球の女王復活へ

  • 2010/05/14(金) 00:02:00

いよいよ卓球の世界選手権団体戦開幕が迫ってきた。

男女とも圧倒的に中国が強い。特に女子の強さは”絶対”の域である。そんな中国女子をもし倒すとすればこの国であろう。中国の牙城の切り崩しを虎視眈々と狙うシンガポールである。シンガポールといっても元中国人で中国から帰化した選手がほとんど(団体戦のメンバーは全員)なのだが圧倒的強さの中国をもし敗るとしたらシンガポールしかないはずだと改めて思う。

最新の世界ランキングでシンガポール史上最高位の2位にランクされているエースが馮天薇(フェン・ティアンウェイ)だがシンガポールをここまでの地位に高めたのはまぎれもなく李佳薇(リ・ジャウェイ)であろう。




今年で30歳になる大ベテランは北京生まれだが14歳の時に中国からシンガポールに移住した。当時から頭角を現していた元世界ランク1位でアテネ・北京とオリンピック連覇を達成する絶対王女張怡寧(チョー・イネイ)と同じ北京の地元チームに在籍し練習パートナーでありながら将来を嘱望されていた才能あふれる選手だった。シンガポール政府のスポーツ担当者に乞われ単身でシンガポールに渡った李佳薇(リ・ジャウェイ)はホームシックになり毎日毎夜泣き続けたそうだ。泣きすぎて腫らした目を見られるのを嫌がりサングラスをつけながら練習に参加したこともあったらしい。ちなみにシンガポール政府のスポーツ担当者は張怡寧(チョー・イネイ)もスカウトしたがすでに中国国家チームに招集されていた為、張怡寧(チョー・イネイ)自身が頑なに断ったらしい。

18歳時にシンガポールの国籍を取得した李佳薇(リ・ジャウェイ)は国際大会で活躍し「東南アジアの卓球の女王」と呼ばれ打倒中国の急先鋒として注目され始める。そして27歳で迎えた生まれ故郷の中国・北京で行われたオリンピックで大活躍したのだ。シンガポールの国民的ヒロインとして開会式では旗手も務めた。





団体戦ではシンガポール史上初めてのメダルとなる銀メダル獲得に大きく貢献しシングルスでも惜しくも3位決定戦で敗れ4位だったものの中国の完全制覇をあと一歩の所まで追い詰めた。「中国にもシンガポールにも感謝しているから複雑な心境だが、メダルを取りたい気持ちはほかの場所よりも強かった」と涙ながら語った試合後のインタビューはまだ記憶に残っている。




北京リンピックの翌年に行われた横浜の世界選手権で更なる飛躍を期待されたが妊娠が発覚し結婚という道を選び大会を欠場した。北京の5つ星ホテルでド派手な結婚式を挙げ両親の前で幸せそうな顔を見せた李佳薇(リ・ジャウェイ)が世界の表舞台に立つ事はもうないのでは・・と残念に思ったものだ。しかし、10月に長男の天睿くんを出産した直後からトレーニングを開始し今では子供を北京の両親に預け合宿に参加し卓球漬けの毎日を過ごしている。「寂しくないですか?」という担当記者の質問に「天睿のことは恋しいですが、彼をシンガポールに連れて戻るわけにはいきません。どうしても訓練に集中できなくなってしまうから」と気持ちは完全に打倒中国に向いているようだ。

そうは言っても最新世界ランキングでは35位まで落ち団体戦で行われるメンバー入りもぎりぎりの当落ラインにいる。出産後の体重もまだ完全に戻ってはいない。それでもシンガポール悲願の金メダル獲得には経験豊かなベテランの力はどうしても必要であろう。李佳薇(リ・ジャウェイ)の復活を心待ちにしている。

劉詩文(リュー・シブン)と張継科(チョウ・ジーカ) 世界選手権への道

  • 2010/05/04(火) 10:25:43

中国女子卓球の次世代の女王候補として横浜世界選手権に出場した劉詩文(リュー・シブン)が絶対王女に君臨居続けた張怡寧(チョウ・イネイ)の結婚、休養の間劇をぬってアジア大会やワールドカップを連戦連勝し世界ランク1位についた。

関連ブログ? カテゴリー・卓球

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以前このコーナーで扱った個人的に大ファンの選手だけに予想以上の活躍にただただ嬉しい思いだ。打球点が早く世界最高と称されるバックハンドと正確無比なフォアハンドのコンビネーションで史上最高クラスのセンスと素質を持ち合わせた19歳は早くも世界の頂点にたった。まもなくロシアで開催される団体世界選手権でも中国のエースとして登場予定だ。皆様にも是非一度彼女のプレーを見ていただきたいと思う。

そんな劉詩文(リュー・シブン)が卓球のみならずプライベートでも中国のマスコミを連日連夜騒がしている。アジア大会女王の劉詩文(リュー・シブン)が同大会男子シングルスチャンピオンで最新世界ランク6位の超有望株の張継科(チョウ・ジーカ)の熱愛報道である。大会期間中に行動を共にするなど中国卓球界では”公然の秘密”だったらしい。




張継科(チョウ・ジーカ)は劉詩文(リュー・シブン)がシングルスに出場したものの張怡寧(チョウ・イネイ)に敗れ3位に終わった横浜世界選手権でダブルスで大健闘の3位、混合ダブルスで準優勝し一気にブレイクした若き天才選手だ。





張継科(チョウ・ジーカ)は1988年2月生まれの22歳で劉詩文(リュー・シブン)は1991年4月生まれの19歳。ともに世界を嘱望される選手だけに中国国内もこの報道には驚きと応援の声に二分されているらしいが概ね好意的な報道がなされているらしい。報道によるとともに国家2軍チームに招集された2004年頃からの交際だそうで約6年の付き合いらしい。劉詩文(リュー・シブン)の担当コーチである元世界チャンピオンの孔令輝(コウ・レイキ)も「若いとか早いとか批判もあるが20歳くらいの女の子が恋愛をするのはごく自然なことだ。もちろん、プレーに影響が出ないことが大前提だけどね」と好意的に受け止めているようだ。









中国における卓球は国家スポーツ、いわば国技である。中国全土から厳しい選抜競争を勝ち抜いたエリート中のエリートを集め日夜、卓球だけに打ち込む。ストイックな環境が選手同士の恋愛を生みマスコミの話題になったきた。選手同士の恋愛を固く禁じ、破った者には国家代表チームから降格処分を受けるなど厳しく統制されていたが最近では選手同士や選手とコーチの熱愛報道が後を絶たない。統制に躍起になっていた国家代表チームの幹部からも「選手の恋仲を引き裂いた」とマスコミに報道されれば国家代表チームのイメージにとって大きなマイナスであろう理由で卓球界のベストカップルとしてイメージアップに貢献してもらうほうが得策という風に考えが変わってきているようだ。

劉詩文(リュー・シブン)にとっても大事なロシアでの団体世界選手権を前にマスコミ報道にナーバスに成りすぎず卓球だけに集中してもらいたいのだが・・・個人的なファンとしては複雑な思いである。

水谷準の強さ   卓球全日本選手権から

  • 2010/01/23(土) 05:58:55

卓球の全日本選手権を全て見終わった。福原愛の悲願の初優勝や石川佳純の史上最年少優勝、平野早矢香の4連覇など注目が大きかった混戦の女子シングルは中国人帰化選手でカットマン(守備型)の王が初優勝を飾った。注目された3選手はそれぞれ福原が6回戦で石川も王に準々決勝で平野も準決勝でベテラン藤沼の前に敗れた。特に福原の日本人に対する弱さ、精神的な弱さを今回も克服できなかったのが残念だった。つい先日に世界ランク1位にまで上り詰めた僕の一押し選手、中国の劉詩文を破るなど好調をキープしていたし世界ランクはいまだ日本人最高の21位なのに日本選手権では全く勝てない。ここまで来たら七不思議といってもいいのかもしれない。

そんな中、男子は水谷準の圧倒的強さが際立った。最新の世界ランクは10位。しかもU−21クラスでは世界ランク1位の若手筆頭はこの日本でも十二分の強さ、異次元の強さを見せつけてくれた。今大会はライバルが沢山いたはずだった。若手の成長株で昨年の世界選手権(横浜大会)で旋風を巻き起こした松平健太をはじめ、おなじく世界選手権(横浜大会)でベスト8に入った吉田海偉、ダブルスを組み最近めきめき世界ランクを上げてきた岸川聖也、元中国人で水谷が苦手とする左利きの張一博などが水谷包囲網をひき4連覇阻止に躍起になっていたはずだった。

確かに準決勝の張一博は先にマッチポイントを握られるなど劣勢だったがここから驚異の粘りを発揮しこの試合をものにすると決勝では超攻撃型の吉田海偉に全く何もさせずに4−0のストレート勝ちを収めいとも簡単に4連覇を達成してしまった。

世界最高クラスの30数種類はあるというサーブに吉田は全く対応できず攻撃が武器の吉田が後手後手にまわってしまっては水谷を楽にさせるだけだった。吉田は過去に何度も何度も水谷に敗れ苦杯をなめ続けていただけにその対策は十二分に練ってきていたはずだった。もちろんサーブレシーブ対策も研究しつくしていたはずだった。吉田の予想をはるかに超える回転数と切れ味、そして水谷新たに追加したサーブの種類の豊富さに全く対応できずにサーブレシーブ返球するのがやっとの状況だった。普段は守備を固めて台から離れて勝負するタイプの水谷が吉田の甘い返球を見逃さずに先に攻撃を仕掛け吉田の苦手なバック側に容赦なく叩きこむスマッシュが面白いように決まり水谷の圧勝だった。新ポイントルール移行後決勝戦としては史上最短の試合時間が水谷の強さを物語っている。

水谷は試合後の会見ではっきり「中国を倒して世界制覇」と口にした。普段は大きな事を言わない無口な水谷が語った決意に会場から大きな拍手が沸き起こり水谷も手を振ってこたえた。はっきりと世界制覇、打倒中国が自分の中で見えているからの自信であろう。5月にロシアで行われる世界選手権の団体戦がひとつの試金石となり2012年ロンドンオリンピックがその舞台となることを誰よりも水谷本人が期待しているようだった。
全日本選手権はほんの通過点。世界ランク10位の若武者はいよいよ中国撃破の頂を目指して歩きだしたようだ。

水谷準 岸川聖也 メダルへの執念

  • 2009/05/06(水) 00:05:40

こんなにも勝ちにこだわった水谷を見たことがなかった。世界大会における1ポイントの重みやゲームの流れを知りつくしたからこその気迫が観客席にまで届くのに十分なほどの猛攻議だった。




3−2とリードして迎えた第5セット(ゲーム)。7ゲーム制の卓球にとって一番大事と言われる5セット目。実力伯仲の両ペアが見せる勝負への
こだわり。その大事なセット(ゲーム)を終始リードされる苦しい展開に”事件”は起こった。相手の攻撃をバックハンドで払った水谷のボールが台をかすめコースが変わったかのように見えた。もちろん、水谷もアピールする。しかしアウトボールと判定され8−10と相手にセットポイントを握られてしまった。猛攻議する水谷・岸川ペア。身振り手振りでのアピールに続きイエローカード覚悟の鬼の形相をし審判や副審にくってかかる。あわてて本部席から係員が来て事情を聴取するも判定は覆らない。
会場もブーイングを浴びせオーロラビジョンには微妙な球の軌道を何度も映像として流し「それを見ろ」と言わんばかりに審判に詰め寄る日本ペア。
感情むき出しになる2人だったが水谷は徐々に冷静さを取り戻す。尚も詰め寄る岸川を後輩であるはずの水谷が、ボールを打った当の本人であるはずの水谷が岸川にそっと告げた。
「僕たちこのゲーム5−9から8−10と2点も詰め寄ったんですよね。あと2点だけでいいんですよね」
抗議は覆らないと悟った19歳の水谷は抗議しつつもこの場を収める着地点を探っていたのだ。これが水谷の水谷たる由縁であろう。若き天才だの日本の至宝だのラストサムライだのと呼ばれる事に違和感を感じていた19歳はこの春、修業の場を慣れ親しんだドイツのブンデスリーガでなく単身、中国に渡ることを選択した。
21歳の岸川は7年間、19歳の水谷も5年間ドイツのブンデスリーガでプレーを経験している。いわば知り尽くした舞台での調整でなく「心」の鍛錬のために中国に渡り調整というより新たな修業の場として一から自分を見つめなおしたという。
行き着いた答えは「僕は若き天才でもラストサムライでもない。19歳のメダルに憧れる卓球少年なんだ」だった。そんな水谷が一本に1ポイントにこだわりそして冷静さを取り戻した。
中学生の時に岸川を頼って卓球で世界を目指す為だけに親元を離れドイツという土地でほかの選手と共同生活を送りながら食事と睡眠以外の多く卓球に費やしてきた。
そんな経験に加え中国国内の過酷なサバイバル競争や卓球に対する情熱に刺激を受けた男がこのような判定で泣き寝入りするはずがい。
圧倒的な観客の後押しも受けもう一度コートに戻った。
そして岸川の強打、水谷の意地のドライブが立て続けに決まりこのゲームを見事大逆転で制し悲願のメダルを決めた。
苦楽をともにしてきた2人は珍しくがっしりと抱き合った。しかしここがゴールでないことは2人が一番よく知っている。悲願のメダルは悲願の中国勢を倒して初めて価値があるものになることを誰よりも知っている。
ほんの通過点を通っただけの2人の見据える先は果てしなく大きな壁、打倒中国にぴったりと標準を合わせた。今日のような気迫と冷静さで見事に壁を突破してもらいたい。




劉詩文(リュー・シウン) 中国女子卓球史上最高のセンス

  • 2009/05/05(火) 00:48:19




連日、熱戦が続く世界卓球を生観戦中です。
今日は卓球マニアに堪らない人物を取り上げたいと思います。

世界の卓球は中国を中心に回っていることはここ10年以上の常識。世界大会で勝つより中国国内大会を勝つ方が難しいとさえ言われる程。
特に女子の場合はその傾向は顕著で、世界ランク上位トップ20の内、中国勢が約半数の9名。さらに言うと中国出身で他国に帰化した者や香港など中国系を含めるとなんとほぼ全員の17名に上る。
これは本当に凄いことだと思う。

そんな中、12位にランクされている劉詩文(リュー・シウン)という18歳が今日の主役だ。

中国女子史上最高のセンスの持ち主と評される若き冷徹女王はそのアイドル風のルックスからは想像もできないほど冷静で冷酷までにクレバー卓球をする。
18歳という若さからか経験不足は他の中国勢と比べて劣っている感があるのは否めないが台上でのラケットさばきとコーナーに打ち分けるテクニックはまさに”天才”のプレーを見せてくれる。世界ランク12位ではあるが今大会、シングル、ダブルスともにメダルはおろか金メダルの可能性も感じさせるほどの勢いがある。実際、ジュニア時代も含め僕は生で見るのは初めてだった。衛星放送では中国国内トーナメントや国際オープン大会に出場しているので見たことはあったがびっくりしたのはそのスピードの進化だった。テクニックは老かいなほどに身につけていたが課題だったパワーとスピードの内ここ数か月で瞬く間にスピードだけは世界最高クラスにまで進化していた。この進化速度には本当にびっくりした。

カタールオープンの準決勝で世界ランク一位の絶対女王、チョー・イネをあと一歩のところまで追い詰め更なる可能性を感じさせたかと思えばチョー・イネが出場していなったとはいえデンマークオープンでは見事ダブルスとの2冠に輝くなど好調をキープというより更なる進化を求めて横浜に来てくれたのだが
そのい進化や可能性はあっさりと僕の想像を遥か高いレベルで超えていた。
フォア、バックともこれといった穴がなくサーブレシーブも非凡なものを見せてくれるし攻撃のバリエーションも豊富だ。欠点というかまだまだ成長途上な面があるとすればパワー不足という点かもしれない。
シングルス準々決勝の格下のパチェノフスカ戦では相手が好調だったとはいえ、大型パワーヒッター相手に後手に回る一面を露呈し一発で仕留めれるはずのフォアの強打をいとも簡単にブロックされたり連続攻撃の組み立てで攻め立ててもなかなか攻めきれない展開もあった。

結局、地力に勝る劉詩文(リュー・シウン)が貫録勝ちを収めたがちょっともろさも露呈した感は否めない。中国の先輩たちと当たるこれからが本当の正念場だろうし進化の完成形がここ横浜で見れるのかと思うと今から楽しみである。




追伸・・・・この記事を書いた翌日、つまり今日の準決勝で第一シード・張怡寧(チョウ・イネ)の前に2−4で惜しくも敗れ今大会は銅メダルに終わった。ロンドンオリンピックでは間違いなく主役になっているであろう選手だけにこれからがさらに楽しみだ。

松平健太   日本男子卓球界の救世主

  • 2009/05/04(月) 02:54:58

今年20歳になる日本卓球界の至宝・水谷準がベテランの域と思わせるほど昨今の男子卓球界には若手のホープが多い。

そんな中、最も注目を浴びている高校生がいる。日本卓球史上最強の兄弟として有名な”マツケン兄弟”の弟、松平健太(18歳)。

兄の賢二(20歳)も水谷の同級生として良きライバルとして日本卓球界をけん引しているのだが、弟の快進撃の前にその活躍も霞むほどだ。
今年の日本選手権で決勝では水谷に敗れたものの格上の先輩を次々と倒し高校生ながら決勝戦まで駒を進めた逸材が石川佳澄が世界ランク10位の香港のスター、帖雅娜(チョウ・ガーオ)をフルセットの末下し、大金星を挙げた同じ日、石川以上の大金星を挙げた男がいたのだ。世界ランク12位で韓国のいや世界最高クラスのドライブ攻撃を誇る呉尚垠(オ・サンウン)を下したのだ。

世界ランク101位の松平が12位の呉尚垠(オ・サンウン)を下しても日本国内はもとより世界各国でそんなにニュースにならないほど、松平の”大物食い”は有名なのだ。

試合後のコメントも興奮したりうれし涙を流すことなく淡々と「戦術面にすごい気をつけてやりました。あとは自分の力を信じてただ思い切るだけです」
と格上選手に対しおくすることなく向かって行った姿勢だけをコメントした。

「世界ランク12位の選手との戦いはプレッシャーになりませんか?」という質問に対し「チャンスだと思いました。勝ったら世界ランキングがすごく上がるし負けても下がらないしすごくいい機会だと思っていました」と
ずぶとい神経の持ち主であることを改めて垣間見せた。

2年前のエジプトで開催された世界ジュニア選手権で大方の下馬評を覆し男子シングルスで見事に世界チャンピオンとなった。高校生で日本チャンピオンにまでなった水谷ですら緊張のあまり試合に集中できなかったとくやしがり優勝できなかった大舞台で最後まで自分の卓球をやりぬき世界を獲ったのだ。以来、今日までジュニアの世界ランキングは常に1位をキープし続けている。
世界ジュニアチャンピオンとして挑んだ前回の世界選手権個人戦で当時ランク22位だったヨーロッパの強豪、チェコのコルベルを破り実力の片りんを見せつけたのも記憶に新しい。

「ただ思い切ってやるだけです。ベスト16以上を目指したい」と自信にみちた表情で語った松平の武器はテクニックやスピードなどでなく
福原にはない「心」の強さなのかもしれない




この記事を書いた後、松平は世界最高の攻撃型選手として呼び声が高い世界ランク2位の中国の馬琳(マー・リン)に対しセットカウント3−4のあわや世紀の大番狂わせを演じる一歩手前までいった。「こんな日本人がいたのか?」と馬琳(マー・リン)に驚かせた松平健太のこれからに注目だ

福原愛 敗戦の理由

  • 2009/05/02(土) 05:41:06

福原愛関連ブログ? 福原愛の期待に対する苦悩
福原愛関連ブログ? 福原愛から見た中国

世界の舞台において世界一を目指す戦いに挑む者において絶対に持ってはいけない感情や気持ちが2つある。
ひとつは慢心だろう。
「この相手に負ける訳がない」という心の隙というか変なゆとりは得てして命取りになる。そしてもうひとつはこの日の福原が思った負けるかもしれないという感情。「弱気」という魔物にとり付かれたその心は勝負事において必ず「負け」という結果を生む。

その心を払拭するのが練習や技術習得における自信しかないのだがこの日の福原は完全にハートの部分で負けてしまった。勿論、練習もしてきただろうし地元開催に期するものもあったろうし相手のドイツのシャールは35歳の大ベテラン。経験値は高いものの技術や体力はもうとっくに峠を越えた選手だった。パワーに勝るヨーロッパ勢を苦手にする福原でも勝てる相手だった。

「自分が何をやっているのかを、はっきりと分からなくなってしまったことが敗因」と完全に自分を失った福原に勝ち目はなかった。

劣勢だった試合中に考えていたのは?というインタビュアーの質問に対し
「こんな場所で負けるわけにはいかないという気持ちと、皆さんの期待に応えなければいけないという気持ちがありました」と焦りからくる負の連鎖に陥った事を露呈した。

戦術面や技術面では決して負けてなかったはずの試合だったのに簡単に負けてしまった。これが世界大会なのだ。福原も十分に解っていたはずの世界の舞台なのだ。

明日になって、さらに時間がたって「何故、負けたのだろうか?」と不思議に思うときがきっとくるだろう。
そのときになってやっと「気持ち」の弱さを知る事になる。
そしてそこが勝負師として大きな分岐点になる。


同じ場面になった時に気持ちで上回るだけのハートの強さを得られるか同じ過ちを繰り返し「ガラスのハート」と揶揄される並の選手に成り下がるのか?
練習で得る事の出来る技術向上やフィジカル強化。それ以上にこんな経験を生かし「気持ち」を強化し今後の卓球人生に大きくいかしてもらいたい。

日本女子最高の素質とスター性をもった福原だからこその期待を込めてエールを贈りたい。



北京オリンピック卓球女子団体戦から  福原から見た中国

  • 2008/08/26(火) 02:29:05

女子卓球団体戦から。

メダルが期待された日本女子チーム。しかし、そんなに世界は甘くなかったようだ。




男子、女子ともに銅メダルを獲得し一気にオリンピックが見えてきた世界選手権から約半年。日本も順調に調整を重ねメダル獲得に向け世界を見据え戦ってきたが世界は更にその先を行っていた。地元開催の中国は全く敵なし状態の為残るメダルは銀と銅の2つを男女各5チームほどが争う展開だ。女子は韓国にシンガポール、香港が相手で男子は韓国、ドイツ、オーストリア、香港が強敵として立ちはだかる。

強国の中心選手の大半は元中国人が占めている。日本も例外ではない事だ。間違いなく世界の卓球の中心は間違いなく中国である事は周知の事実だ。

福原が言った「ここまで来たらメンバーと楽しみたい」試合後も「楽しかった。でも勝ちたかった」と。




一見聞くと団体戦を一緒に戦ったメンバーへのチーム愛を感じる発言だが中国選手は絶対そんな事は言わない。

中国選手は「勝って当たり前とは思わない。今日は相手のミスが重なっただけ。自分の卓球が出来ていない」といつも厳しい。地元開催のプレッシャーもあるのだろうがそれでも発言のレベルが反対のような気がしてならない。技術やフィジカルで劣るのならせめてハートの部分で日本は中国より優位に立たなければ絶対に勝てないのではないか?さもすれば負けて当たり前、勝てる訳が無いとはなから諦めている気がしてならない。

ならば何故世界の同じ舞台に立ったのだろうか?死に物狂いで戦っている姿の先に「勝ち」か「負け」があるわけでその姿を見て人は興奮し感情移入し感動するのではないだろうか?
それが真のスポーツマンシップではないだろうか?
「卓球という名の戦争です。」開会式直後に女子の世界ランク1位の張怡寧(チョウ・イネイ)が力強く語った言葉が忘れられない。そんな本当の戦いを見たいのだが・・・・それともそんなに中国勢のレベルは異次元のところにあるというのか?

「ハート」の部分で福原をはじめ日本チームには頑張ってもらいたかった。

関連ブログ 福原愛 福原愛の期待に対する苦悩

福原愛    福原愛の期待に対する苦悩

  • 2008/05/06(火) 11:26:00

福原愛に期待する声が大きすぎるのではないだろうか?




幼少の頃からメディアに出続け、今尚日本のトップに君臨している19歳は北京オリンピックでメダル獲得を望まれているようだ。確かに世界ランクは10位と日本人のトップであり世界の10番なのだから当然の様にメダル候補と呼ばれるのに意義はない。
しかし卓球は中国の独壇場でトップ10の内中国選手か元中国人(帰化した選手)がほぼ全員といってよい。ランク上位は軒並み強豪で10位の福原には現実的にはノーチャンスといっても言い過ぎではないだろう。先日行われた日本リーグの個人トーナメントを見てその気持ちは固まった。




格下相手の初戦の2回戦を苦しみながらなんとか突破したが、3回戦で過去の対戦で相性の悪い藤沼亜衣に簡単に破れた「今回は勝負より内容重視。練習の成果も試せたし十分満足しています。」と強がったが調整段階とはいえこんな状態でどうやって世界と戦うのだろうか?ましては中国勢を倒してメダル獲得など「夢物語」の域ではないかとさえ思う。

「大会前の練習中に軽度のぎっくり腰を起こした」と監督のコメントでマスコミが「なるほど、なら仕方がない」と本番は心配ないと納得したかのような論調になっている事にも一抹の不安を感じてしまう。
「技術面の大幅改造に五輪用特別コーチをつけ、本格的に筋力トレに着手した矢先でのアクシデント」という事だがオリンピック数か月前に大幅な作戦であったり強化方針のプラン変更を求められる程、福原本人は焦っている事がマスコミは分かっているのだろうか?「目標まで50%。自信にはなった」という福原の強がっているコメントをどう受け止めるのだろうか?
「体脂肪を落とし筋量を増やした方がいい」という監督のコメントも「今更」と思わざるをえない。監督も福原本人も気づいているであろう『焦り』をマスコミは気づこうとしない事が福原愛という有望な選手をダメにしてしましそうである。

「そんな逆境に耐え結果を出す」という福原の頑張りに期待する一方でもう少し楽にさせてあげれたらとも思う。頑張ってほしいと心から思っているのだが・・・・

卓球世界選手権男子団体戦  復活?日本男子

  • 2008/03/06(木) 12:06:44

卓球の世界選手権(団体戦)から。

日本は男女同時メダルという快挙を成し遂げた。

特に男子は前回14位惨敗から見事に復活したと言って良いだろう。18歳の高校生・水谷に韓陽・吉田海偉の元中国籍選手を中心に幾多の接戦をものにして勝ち上がってきた。特に世界ランク51位の吉田は今大会絶好調で強烈なドライブで世界を驚かせた。

迎えた準決勝・韓国戦。
相手はチームランク世界2位の強敵である。まず先陣を切ったのが吉田。
相手はアテネオリンピックのシングルのチャンピオン柳承敏。吉田のプレースタイルであるペンのドライブ型。同型選手では世界最高の選手である。
吉田が常日頃から目標に挙げている選手との対戦に強心臓の吉田もさすがにびびってしまったのかそれまでの絶好調ぶりを感じさせないままあっさり破れてしまった。

続いて登場したのが若き至宝・水谷だ。相手はランクでは格下だけに確実に勝っておきたい所だったが相手は韓国。日本相手だと実力以上のものを発揮してくる国だという事を忘れてしまったようだ。確かに卓球の技術では水谷が勝っていたように思ったし、相手の攻撃も見切っていたようにも思った。しかし韓国選手の日本相手のモチベーションがその技術の差を凌駕した。つまり気持ちで負けてしまったのだ。
ここから粘って第4戦に再度、水谷が出て必勝を期すが圧倒的な相手のモチベーションの前に先にゲームポイントを握りながらまさかの連続失セットで逆転負けを喫してしまう。

確かに日本は前回の14位からは飛躍的な成績を残したし、北京オリンピックに向けて更なる可能性を感じさせた。

しかし、やはりここ一番の接戦の時の集中力や精神力に大きな差を感じずにはいられない。戦った選手からも「負ける気がしなかった」とか「勝てる試合を落としてしまった」とか「今度やれば勝てる」とかの談話を耳にするがはたしてそうだろうか?実力的に銅メダルの日本と予選落ちしたヨーロッパの強豪とそんなに差はないはずである。たまたまが重なって銅メダルにたどり着いた事をおごらずに再認識してもらいたい。

水谷という若干18歳のスターが生まれた事は今後に向けて楽しみであるが韓陽・吉田海偉の両ベテランが抜けた後は?と考えた時にまた銅メダルを取れるのかと心配になる。そういう意味でもチームとして若手の育成とともに精神的な成長を期待してやまない。

しかし、今日の所は素直に喜んでおきたい
「銅メダル、本当おめでとう」




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卓球全日本選手権・男子シングルス 水谷準の強さは世界を狙える



卓球全日本選手権・男子シングルス 水谷準の強さは世界を狙える

  • 2008/01/22(火) 13:28:37

卓球の全日本選手権・男子シングルス。

若き天才!魔法のソフトタッチ・水谷vs世界トップクラスのドライブ攻撃・吉田海偉の2年連続の顔合わせ。

序盤は去年の雪辱に燃える吉田が主導権を握る。気迫あふれる集中力で常に先手先手と攻撃する吉田に対し防戦一方の水谷はズルズルと下がってしまう。水谷は得意のサービスを完全に読まれ攻撃のリズムがつかめない。
去年、吉田は水谷の斜め下回転の強烈なスピンサーブの対応ができず、ツッツキで返球したところを3球目攻撃の餌食となり手も足もでなかった。しかし今年は完全に読み切り「ツッツキ」でなく「払い」で処理し相手の懐近くへと長いボールで返球する戦術をとる。元来吉田の弱点は台上の短いボールの処理だったが思い切った攻撃でリズムにのると水谷に全く卓球をさせない所まで追い込んだ。

吉田の勝利の方程式ではこの時点で戸惑う水谷。
焦る水谷。となるはずだった・・・。

しかし水谷は冷静だった。18歳とは思えない落ち着きと対応能力の違いを披露し逆に吉田をあわてさせる事になる。まず、吉田のレシーブに対し無理に攻め返すのでなく一度払っていなしておいて相手のドライブに対して強烈なブロックでカウンターを狙うのである。
攻める吉田のドライブは世界のトップ5に入ると言われるほどのスピンとスピードがあるのだが水谷はあわてる事なくブロックをし続ける。攻める吉田も下がらない相手に対しドライブの手を緩めないが次第に攻め疲れるようになる。水谷の3倍はフットワークで振り回され水谷の3倍の力で打球を振りぬくのだから疲れは何倍なのだろうか?
その攻撃力が弱まると今度は水谷の反撃、バックハンドでブロックしていた攻撃に対し回り込んでフォアでドライブで返す。スピード、スピンは吉田に劣るものの角度、コースは一枚上手だった。攻め続けているのに追い詰められているのは明らかに吉田のほうだった。

最終セットにはいって、今度は水谷が魅せる。
新サーブの披露である。相手バック側のネット際に強烈な逆スピンのかかったショートサーブ。好レシーブを連発していた吉田も全く対応できずに終わる。

恐るべし18歳。

「18歳の体力で30歳の知恵を持った選手」と完敗の吉田が認めるように相手に対する分析力・判断力・修正力はずば抜けている事を改めて証明した形となっった。

2年連続でシングル・ダブルスを制した水谷には是非、世界と対等に戦ってもらいたい。今日のような後手に回ると全く通用しなかった日本卓球界における一筋の光明、それが水谷にあるような気がした。スピード、パワー共に世界とはまだ、差が大きいが水谷なら何とかしてくれるのでは
ないかと期待をもった一戦ではなかっただろうか?



世界卓球選手権2009 in 横浜   

  • 2007/10/28(日) 22:22:44

新横浜駅の地下通路の片隅に2009年卓球世界選手権開催のポスターを見た。前回の日本開催は大阪(2001年だったと思う)であれからたった8年だ。ちなみにその前の日本開催は千葉(1991年だったかな?)だった。

世界に何カ国あるのだろうか?卓球連盟に加盟している国は何カ国あるのだろうか?日本は確かに他の国に比べれば治安もいいし会場や宿舎の設備も断然いい、何より極めて予定通りに運営していく優秀なスタッフもいる。しかし腑に落ちない。やはりジャパンマネーの力「大人の力」が働いているのだろうか?

「卓球男子日本」とはもう過去の栄光にすぎないのか?荻村・田中・長谷川の3人で交互に6連覇(だったか?)ぐらいした時代もあったが北欧に中国、韓国と世界各地にいる元中国人の影にすっかり隠れてしまった。今日はそんな卓球のゴタクを少々・・・


中学生の時にテレビで初めて卓球を見たのがワルドナー対パーソンのスェ−デン勢対決だった幕張メッセの世界選手権の決勝だった。その時はあまり凄さが伝わらなかったが、今思えば当時はスェ−デンが世界の卓球界を引っ張ってたので史上最高レベルの決勝戦だったように思う。






そこから中国・韓国勢が世界の中心に君臨し続ける。 中国人最初で最後のシェイクハンドのオールラウンドプレイヤー『精密機械』コウ・レイキに、裏面打法で多彩な変化球を操る『河南省の魔術師』リュウ・コクセン、ダブルスに絶対の自信を持つ『団体戦優勝請負人』マ・リン、永遠の世界ランクNO,1『世界最高のドライブ』ワン・リーチンの中国絶対四天王に『ソウルの卓球皇帝』キム・タクス、『世界最速のペンドライバー』ユン・スンミンなどの韓国勢が後を追う世界の勢力図に「卓球男子日本」が入る余地はあるのだろうか?


せっかく日本で世界の舞台が開催されているのだからもっともっと日本人の特に若手には奮起していただきたい。
いつまでも『世界最高のカッター』松下浩二や元中国籍の選手がトップに君臨していてはどうかと思う。
ブンデスリーガーの岸川聖也や史上初の全日本選手権を高校生で制した水谷隼や全日本ジュニアをその水谷と隔年でチャンピオンになっている高木和や驚異の中学生松平兄弟など中・高校生のジュニア(卓球界では「カデット」世代という呼び方だったと思う)や大学生世代の生きのいい若手が出てきたがまだまだ世界との差は歴然である。よくよく考え、思い出してみると「結構有望な若手がいるもんだなぁ」と思うのだが。

「横浜」大会にとびっきりの若手の出現を期待したいところではあるが、やはり世界最高クラスの中国勢のスピードと正確無比な技を見たいと思ったり、古豪チェコやスウェーデンやフランス、ドイツ勢の圧倒的なフィジカルでパワーが技を凌駕する所を見たいと思ってしまうのは『愛国心』に欠けてる自分の悪い癖ではなかろうか?

とにかく新横浜駅の片隅のポスターをもう少し目のつきやすい場所に移動できるような「大人の力」を卓球協会に見せて欲しいなぁ〜とせつに願うばかりである。


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