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石川遼

  • 2008/10/28(火) 03:53:00

「石川遼って凄いの?とか上手いの?」ってよく聞かれる。上手いかと聞かれればそうでもないと答えているが、「凄いの?」って聞かれたら凄いと答えるようにしている。




スイング自体もまだまだ改良の余地も沢山あるしツアーを戦い抜く為の体力も含めた筋力アップなどフィジカル面の強化も急務だ。
しかしアマチュア界でも無名に近い選手だったし高校生当時でもずば抜けて特出した成績を残してもいなかった。
ゴルフとはよくメンタルのスポーツと言われる。
精神の集中はもちろんの事いかにミスを少なくし安全な責め方や攻略を求められコースマネージメント力や相手との駆け引きなど技術が足りなくても補える可能性を大きく秘めたまれなスポーツである。そんな技術は勿論。精神的にもタフで百戦錬磨のトップが集まる日本の最高峰がレギュラーツアーであるがそのツアーで活躍しているのだからたいしたものだという面で凄いと称する。

確かに実力不足が否めず予選落ちも多いがいつも報道陣を引き連れ注目が集まりすぎる中、プレーをし続ける精神力も見上げたものだ。なによりも小さくまとまらないのが素晴らしい。報道陣に囲まれ注目されその動向が毎日テレビや新聞で報じられ成績が悪いと叩かれ良かったらよかったでまた注目され・・・といった生活の中でゴルフのスタンスが一切変わらないのが素晴らしい。

得意なドライバーを手にする回数はどんなトッププロよりも多い。
つまりドライバーを使って距離を稼ぐよりもアイアンで刻んで次のショットを打ちやすい場所に計ったように打つ。このホールに何打でカップインするかそのためには何処と何処に球を打てばいいのか?と計算する。ティーショット(第一打)からでなくカップインから逆算してマネージメントしていくのが通常のプロだ。
しかし石川は違う。
まずは得意なドライバーの飛距離でそのコースのイニシアチブを握り自分の気持に負けない攻めのゴルフを身上としティーショットから計算してゴルフをするのだ。

ドライバーの距離・精度がトッププロの中でもいい訳ではない、むしろ悪いぐらいだ。しかし得意なクラブにこだわる。たとえ大失敗してもドライバーを選択する。その勇気は若さからくるものなのか経験の浅さからくるものかは解らないが凄い事であることは間違いない。

本当のトッププロになる為にはこれから大きな壁をいくつも越えていかなければならないだろう。
でもその動向に魅力を感じ可能性を感じさせる事のできる選手は数多くないはずだ。彼には誰も持っていない「何か」が宿っている。「何か」が解らない。「何か」が解らないがそれが石川の凄さと考える。



上原浩治? 念願のメジャーへ

  • 2008/10/27(月) 11:09:13

『仕事から帰ってきて風呂に入ってビールを用意し午後8時からさあ巨人戦を見ようとしたらもう終わってた。あんなに早く終わっちゃ困ります』と当時の長嶋監督は上原登板日にこぞって巨人ファンにそう言われたらしい。

新人でいきなり20勝をあげた上原がテンポよく投げた時は早くに試合が終わってしまうという嬉しい苦情だった。


確かにぽんぽんと快調に投げ込まれる球は打ちごろのコースに狂いなくコントロールされる。
バッターも早打ちと解っていてもついつい手をだす。
しかし好球と思って手をだした球は急激にブレーキの効いたスライダーやフォークと変化し打ち損じる。そうかと思えばズバッとストレートが来て見逃し三振。そんな上原は日本でもっともメジャーで活躍できるであろう投手と呼ばれて早や10年が経った。ご存知の様にここ数年は故障もあり満足な成績は残せていない。今季は開幕4連敗で2軍落ちまで経験した。しかしメジャー挑戦を決め込んでいるエースはここにきてその快調ぶりをいかんなく見せ付けている。

開幕からの大不振で暴落がささやかれていたメジャーでの上原株も底を打ったはずだったがここにきて再急上昇株として注目されている。
大学時代から熱心に誘い続けたメッツは獲得有力チームの内のひとつであり大本命である。
他にも先発・抑えとなんでもこなしコントロールもよく国際試合23戦負けなしという肩書きも上原株の上昇を支えどこが手を挙げても不思議でないほどの人気ぶりだ。
実力以上に上原ブランドはテレビを通して日本中のお茶の間に届けられる広告効果は絶大で、ビジネスとして日本人選手獲得に資本を投入しようと手ぐすねを引いている球団は数多い。
そんなチームにももってこいの「上原」という名前と人気とスポンサーの数々。大人の事情もあいまって上原の念願のメジャーデビューは現実のものになりそうだ。

復調した上原が思い入れの強いメジャーで更にモチベーションが上がった状態で投球したときますます試合時間は短くなるのだろう。メジャーの世界でも頑張ってもらいたいものである。

関連過去ブログ・・・・上原浩治



三浦皇成  天才を越えた天才

  • 2008/10/26(日) 12:01:41

あの武豊を越える新人が出てくるとは。しかもこんな早くに。脅威のスピードで新人最多騎乗回数と新人最多勝記録を21年ぶりに塗り替えた男が出現した。
三浦皇成。




18歳の新鋭は今年3月にデビューするとその日に初勝利をあげ騎手としての輝かしい未来がまつであろう第一歩を踏み出した。その次の日になんと新人としては異例のデビュー週(2日目)に重賞初騎乗の依頼が舞い込み華々しいデビューになるとマスコミもにわかに騒ぎ始めた。

しかし当日の第8レースで悲劇が起こった。8レースで騎乗したアドマイヤベッカムで落馬し負傷した為その後のレースで全て騎手変更となってしまった。華々しい重賞デビューは幻に消えたのだがその8レースで彼の本当の凄さを知る事になる。
アドマイヤベッカムの馬主は近藤利一氏。
今、日本中央競馬会きっての有名馬主であり、「アドマイヤ」という冠がついた馬は軒並み良血馬で高価な馬として知られている。
馬の故障が原因で落馬負傷したと一報を聞いた近藤氏は「人はどうでもいい。馬は大丈夫なのか?」「人(騎手)は代わりはいるが馬の代わりはいないから」と高慢な発言をした。それを医務室で聞いた三浦は激怒しあろうことか有名馬主に向かって「貴方の馬は絶対乗らない」と啖呵をきった。
新人として異例の言動に周りはざわめいたが当の本人は極々当たり前の様に「ふざけるな!こっちは命賭けてやってるんや」と言い放った。

確かに三浦の発言に間違いはないしむしろ正論である。
しかしデビュー2日目の新人の口から出る言葉でなない。大物の予感がぷんぷんする。
あの武豊のデビュー時とよく似ている。そのご順調に成長を遂げ勝利を挙げ積みかさねた勝利数は武豊の新人最多勝69勝をあっさり更新してしまった。
怖いもの知らずの大物ぶりはまさに武豊の再来である。久々に出現した大物に競馬界は殺気立ちG1シリーズに突入していく。



後藤武敏

  • 2008/10/25(土) 02:54:31

松坂大輔が春夏連覇をしたあの横浜高校の4番を打っていた男。後藤武敏が今最高に輝いている。

横浜の強力打線の中心で高校通算33本のホームランを放った逸材は大学(法政大)を経て当時松坂と同じ西武に入団した。
大学で残した実績も凄く3冠王に輝き2季連続で首位打者になるなど十分な成績を引っさげて西武に入団。ルーキーでいきなり開幕4番スタメンとその未来は明るかった。
しかし守備に大きな不安がありポジションもカブレラやフェルナンデスといった大物外国人助っ人と重なるなど不運もありその後はなかなかレギュラーには定着しなかった。

さらには「おかわり君」こと中村の台頭もあり2軍生活が長く続く。
しかし2軍では首位打者・ホームラン王などのタイトルを獲得し続け『イースタン(2軍)の帝王』と呼ばれていた。今年も2軍スタート。くすぶっていた男に訃報が届く。最愛の母の死だ。「息子はプロ野球選手なんです」が口癖だった

母はいつも後藤の強い味方だった。

2軍でくすぶっている時も松坂が100億でメジャーへ移籍した時もいつも母は「いいじゃないの?あなたはプロ野球選手なんだから。好きな野球してお金もらえてるんでしょ。」と笑って励ましてくれたという。
そんな母が最後に残した言葉が「あんたがゆっくりベースを走っている姿はとてもかっこいいからまた見せてね」だった。つまりホームランを放ってダイヤモンドを一周回る姿を夢見てここ世を去ったのだ。この言葉に奮起しないわけはない。

主軸の外国人の故障でめぐってきた一軍昇格のチャンスをものにした。
復帰戦でいきなり2発の大アーチ。勿論プロ初の2連発。

ヒーローインタビューで男は泣きそして叫んだ「母ちゃん。見てたか?一本では足りないと思って2本打ったよ」涙ながらに「母ちゃん、やったぞ!」と何度も何度も叫びファンを感動させた男はその熱い思いを胸に日本一目指して4番を譲らない。
西武優勝の立役者となる日はもうそこまで来ている。



野球の醍醐味

  • 2008/10/24(金) 19:48:00

野球の醍醐味とはなんだろうか?野球というスポーツはひとつひとつのプレーが止まり再スタートするという連続のスポーツである。
つまりサッカーでいうところのセットプレーやリスタートの繰り返しなのだ。だからこそ考える時間や空間が生まれ駆け引きや心理作戦が時に大きな結果を生み、波乱や大ドンデン返しを引き起こす。

クライマックスシリーズの巨人X中日。

最終回3−3の同点。

9回2アウト1、3塁。ピッチャーは巨人の守護神クルーン。バッターは百戦錬磨のシリーズ男、中村紀。

勢いのついた打線。
動揺の隠せない巨人ナイン。大事な大事なシリーズ初戦の9回の攻防。ピンチの場面で緊張した面持ちをし追い込まれた感のあるクルーン。ここで重要な演出家の役を担うキャッチャーはレギュラーの阿部でなく経験不足が否めない実松。対するチャンスの場面で「俺が決める」と決意し自信満々に打席に立つのは昨年の日本シリーズMVPでお祭り男、チャンスにはめっぽう強い中村紀。呼吸の合わないバッテリーは何度も何度もサインの交換に首を振り時間を割き自らのリズムを失っていく。

布石もあった。

10月最後の対戦でこのバッテリーは中村紀にフォークボールを完璧に捉えられ決勝3ラン打たれていた。嫌がるキャッチャーはストレート勝負を選択。投げるクルーンはフォークを見せ球に何球か使い打ち損じてくれたらと願っていた。キャッチャーは最善の方法をと思いストレートにこだわり6球続けた。クルーンは苛立ちを押さえながらも渋々キャッチャーのサイン通りに投げた。
カウント2−2。勝負球は・・・キャッチャーはストレートを要求したもののクルーンは断固として首を横に振る。中村の狙い球は決まった。
100%ホークだと。プロの一流の打者が来るボールが解った時その球を仕留める確率は実に70%を越えるという。それだけ駆け引きが大事だという事だ。さらに中村のチャンスの場面でも集中力、前回打っているという自信、周りの雰囲気も加味すれば仕留める確率は95%にも昇るだろう。そこのまんまときたフォーク。決して落ちなかったわけではないコースが極端に甘くなったわけではない。つまりクルーンの失投ではなかった球を見事にヒットし決勝点を挙げた。

ベンチで苛立ちをキャッチャーにぶつけるクルーンに抵抗する実松。
バッテリーコーチはキャッチャーの配球を責めなかった。しかし結果は打たれた。それはどう受け止めるのだろうか?1球、1球に駆け引きがあり人間ドラマを生み意味をなして投げられている。そして結果が生まれる。結果が悪ければそのプロセスにどこかに小さな間違いがあったはずだ。

それを冷静に回想するのもまた野球の醍醐味であると考える。

米田真幸

  • 2008/10/23(木) 11:40:13

野球界ではまだまだ無名に近い大学である平成国際大の181センチと上背はまずまずだが72キロとプロ野球選手の体としては線が細い選手だ。

ベース1周13秒3、50メートルは5秒5とプロでもトップクラス。
このスピードをコンスタントに計時できるのであればプロの世界でも一番速いかもしれない。阪神の赤星や巨人の鈴木を軽く越えるようなスピードスターが金の卵として関甲新学生リーグにいる。故障が癒え初めてレギュラーとなったこのリーグ戦で14試合に出場。17盗塁をマークしてシーズン最多盗塁記録を軽く更新した。

大学入学直後に右手首を痛め試合にも数試合しか出てなくてバッティングも未知数。
プロのスピードや変化球に対応するのに相当な時間がかかるかもしれない。しかし故障した手首の完治を伺わせる遠投110メートルの強肩など身体能力は抜群である。
「テレビで見ていて面白そうだなと思う。同じタイプのイチローさんの活躍も刺激になる。将来的にアメリカでやりたい気持ちはある」
と早くから日本のプロ野球を飛び越えメジャー挑戦を公言しているがむしろ日本のプロ野球界よりもメジャー各球団の方が獲得に積極的な感じがしているのを本人も察知しているのだろう。

無限の可能性を秘めた22歳の原石がアメリカンドリーム実現に向けて海を渡りメジャーを目指して突き進む。メジャーで成功を収めるにはまだまだ課題は多いがいつの日か活躍してくれるような気にさせる程高いポテンシャルを感じる。

是非、米田真幸という選手の名を覚えておいて貰いたい。

Jユース

  • 2008/10/22(水) 12:49:46

9−1。およそサッカーの決勝戦とは思えぬ大差でユース世代日本一を浦和レッズユースが獲得した。
日本の銀河系軍団として大型補強を続ける浦和の次世代を担うであろうスターの原石は既に光り輝きはじめているかのようだった。Jリーグ屈指の戦力を誇るトップチームにこの世代から5人が昇格するという稀代のタレント軍団のゴールショーは全くレベルが違う気がする程、圧巻だった。基本に忠実なパス&ゴーを繰り返し前線にパスを供給していく中盤にサイドからの上がりを待ちながら中央でキープするフォワード陣、速いパス交換から一気にシュート。しかも正確に枠を捉える。名古屋グランパスユースも懸命に守るが高い位置で高度な個人技を発揮して突破されると瞬く間に守備陣形は崩壊した。

今大会は圧倒的な「個=タレント」の集団として強さを発揮したが華やかな勝利の一方で格下に思わぬ苦戦を強いられることも度々ある精神的もろさを露呈しがちのチームだった。しかしチームが一丸となって目の前の敵を倒しに来たらこんなにも強いのかと感心させられた。攻撃の要というかスタート(基点)になっていたボランチからのパスの供給を完全に封じるという作戦にまんまとはまり準決勝ではよもやの大苦戦。ボランチをとめられるとチームは全く機能せ両ウイングはただ行ったり来たりで無駄に体力を使いきりフォワードも完全孤立した。そんな一戦を反省し次戦の試合で見事に克服し大勝するあたりはタレント性と格が違うのだろう。

高校サッカーのレベルの低下がささやかれる、大きな輝きを放ったJリーグのユース世代。ジュニア時代の才能溢れる選手がこぞって高校でなくJリーグの近道であるユースクラブに入団する傾向が年々強くなっている。トップチームでも出場するようなそんな若き才能溢れる集団がまた強烈な個性=タレント性を生み、個がチームになりそのチームは更なる輝きをみせる。今大会優勝した浦和をはじめJリーグのユース世代が日本のサッカーを支えている事実だけは否めないようだ。


女子レスリング王国を危惧

  • 2008/10/21(火) 11:19:28

東京で行われた女子レスリングの世界選手権。
オリンピック直後という事も有り周囲の盛り上がりとは裏腹に選手の調整不足が目立った為今一面白くない大会に終始してしまった。

オリンピックのメダリスト達はその後のマスコミ活動や取材・イベントに引っ張りだこでなかなか練習する時間もなく合宿はおろかスパーリング不足の選手が多数いた大会となった。
結果は完全なるホームの利を活かし全階級でメダルを獲得するなどまずまずの成果をあげたが深刻な事情も垣間見えた。オリンピックメダリスト達の次の世代の成長や躍進がなかった事だ。

伊調姉妹に吉田沙保里に浜口京子。
そろって次回の4年後ロンドンオリンピックで最高のポテンシャルで臨める年齢ではないはずだ。
出場を脅かすほどの強烈な後輩の出現が望まれるがどうも旗色は悪い。

下の世代に目を向ければマットを降りてからもマスコミに出続けレスリングの普及のため奔走した浜口たちのがんばりのおかげで女子レスリングは確実に広まり発展しているが練習拠点の少なさは未だ解決されていない。

大学は中京女子大、社会人はALSOK綜合警備保障でないと世界レベルでの練習は出来ないほどの一極に集中している。男子レスリングの名門校による女子選手の育成・強化なども合わせ、高校・大学における女子レスリングの充実は急務だ。底辺が拡大し全体の底上げが図られ常に国内でし烈な代表争いが行われてこそ世界に冠たる“女子レスリング王国”に君臨することができるというものではないだろうか?

これからどんどん世界もレベルが上がってくるだろう。

アテネや北京のように全階級メダル獲得という栄光は過去のものとされる時はすぐそこまで来ている気がする。今こそ若手の成長を促すような環境を関係者が一丸となって整えてもらいたいと思う。

大本修 金属バット生みの親

  • 2008/10/20(月) 02:56:19

高校野球を急激に変化させた影の功労者であろう『金属バットの生みの親・大本修さんが亡くなられた。』という極々小さな新聞記事を見つけた

アオダモとよばれる木製バットの原料の不足を懸念し耐久性に富んだ金属製のバットの開発に努め、高校野球の発展に寄与した功績は大きいだろう。高野連の名誉顧問までされていたと記憶している。

木製に比べて耐久性、経済性が高いことを理由に国内で導入されて高校野球はコツコツ野球から一気にパワー野球へと変貌した。それはいつしか野球そのものの本質を考えさせる事にもなるのだが鍛え上げられた肉体とたくましい上腕で豪快に打つ徳島の池田高校の「やまびこ打線」や怪物・清原を作り上げたのも金属バットの性能による所が大きかった。

バットメーカーは飛ばす性能の向上に力を注ぎ反発力の高さが商品の売れ行きをも決めた。金属を薄くし、約810グラムの軽量バットまで登場する一方で当てやすさを追求する太い製品も増えた。その結果金属の利点であるはずの耐久性が失われ破損が目立ち始め時に金属バットが速球に負けて折れる事態も発生した。また高速スイングが可能になった近代高校生の肉体はその打球の速さから時打った球に直撃して死亡する事故まで起きた。

木製に比べて耐久性、経済性が高いこととなにより自然保護の観点から生まれた金属バットはいつしかより遠くへより強い打球を飛ばす為の道具になっていた。野球やソフトボールをオリンピックの種目に復活させるにはその競技が世界に広まり誰でもできる環境作りがいる。そういう意味からも金属バットの普及は必要なアイテムになるのだろう。

晩年の大本さんはどんな思いで金属バットの普及を見守っていたのだろうか?
芝浦工大学長を引退後の余生を樹木・アオダモの保護育成に取り組んだという逸話に胸が熱くなる思いがした。

ご冥福心からお祈りします

ロケ・ルイス・サンタクルス

  • 2008/10/19(日) 16:38:01

ロケ・ルイス・サンタクルス。





パラグアイのセンターフォワードだ。

彼を初めて見たのはサッカー南米選手権(コパ・アメリカ)に日本が招待されファルカン監督の元初めて参加した時だった。当時まだ18歳の新鋭は格下の日本を相手に先発出場しキレ味鋭いドリブル突破や強烈なシュートを浴びせ日本を震え上がらせた。

16歳で母国パラグアイの名門オリンピア・アスンシオンでプロデビューし翌年の南米クラブ選手権(コパ・リベルタドーレス杯)で母国パラグアイ代表のゴールキーパーで英雄と崇められていたチラベルト相手にハットトリックを達成し一躍脚光を浴びその年初めて代表に招集された。その時の彼のパフォーマンスには本当に驚かされた記憶がある。あれからもう10年が経とうとしているのだ。

ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンへと移籍した彼は度重なる怪我の影響からか満足にプレーする事ができずレギュラーも獲得できないままクラブを去った。イングランド・プレミアの下位チーム・ブラックバーンに放出された彼は
もう終わった選手として扱われてしまっていた。
しかし昨年はバイエルン時代に懸念されてた長期離脱の怪我もなくリーグ4位の19得点を挙げ復活を果たした。

190cmの長身を生かしたポストプレーがプレーの軸だが、大型センターフォワードの選手としては足下の技術に優れスピードもあるという万能型の点取りだ。

チーム事情からバイエルンではウイングの位置や左右のMFの位置で働かされ満足なパフォーマンスを挙げれなかったがやはり彼はセンターフォワードに置いておくといい仕事をしてくれる。

18歳のあの時に見た衝撃は流石に感じられないがコンスタントにボールタッチしていれば必ず結果を残してくれる選手には今も違いない。
そんな彼がプレミアリーグの風雲児チーム・マンチェスター・シティへの移籍に対する興味を示した。
お金をかけより高い目標を掲げるチームに遺跡をしたがるほどモチベーションも上がっていると見た。なにより他チームへの移籍願望がニュースになる事が嬉しい。バイエルン時代はいつも放出最有力候補でありながら移籍金を払ってまでも必要としてくれるチームすらなかったのだから。

ロケ・ルイス・サンタクルス。
もう一度あの時に受けた衝撃を僕に与えてくれ。

鈴木桂治

  • 2008/10/18(土) 11:09:05

世界の男子柔道界から一歩遅れをとった感の否めない日本。井上康生引退の後を託された最後のサムライ「鈴木桂治」が引退濃厚とされていた状況から一変、「ロンドンを目指して」再スタートを切る事になった。




世界を席巻したあの高速の足払い。技を見切られ通用しなくなったわけではない。世界の柔道が急激なレスリング化の波に飲み込まれたため組み際の一瞬の隙をつく足払いを出せずに終わった北京から新たなスタートを切るのだという。

北京でまさかの初戦敗退し敗者復活でもいいところなく完膚なきまでに畳に叩きつけられ「やり残したことはない」「も井一度やっても勝てない気がする」と完全に自信を失い引退を示唆し続けた男を再度、畳の上に上がろうと奮起させたものはなんだったのだろうか?「男として、もう1度やりたい」と宣言した裏には何が隠されていたのだろうか?

体は満身創痍の状態で世界の柔道を覆すほどのパワーが残っているとは到底思えない。
やはり「プライド」であり最後のサムライとしての本能なのだろうか?「鈴木」の名を警戒選手にあげる柔道家はもう世界には少なくなった。しかしそんな鈴木が世界の舞台に戻る事には大きな意味がある。石井と内柴の金メダル獲得でなんとか柔道ニッポンの面目は保ったものの特に石井はポイントを取り確実にリードを広げ逃げ切るという世界の流れをいち早く汲み実践した。決してその石井スタイルを否定するつもりはない。むしろ勝ち負けの世界では当たり前の選択だとさえ思っている。

しかし鈴木は組み手争いを制止間を見計らって豪快に綺麗に投げ込む本来の「柔道」という美しさや強さをもう一度見つめなおそうとしているのではないだろうか?鈴木の柔道が、いや日本柔道がどこまで通用するのか?どこまで世界の流れを止められるのか?自分がやらなければ誰も世界の流れが怖くて世界のJUDOを目指すようになってしまうのではないかという危機感がサムライの心を動かしたのではないだろうか。

そんな鈴木の魂に鼓舞されたくましくなった新たな若きスター柔道家の出現が鈴木の本当の目標ではないだろうか?




小野公誠

  • 2008/10/17(金) 14:56:49

野村ヤクルト黄金期を支えた男達が今年もまた一人ユニフォームを脱いだ『ヤクルトの曲者』と言われ、打って走れて笑のとれる外野手・真中満が今季限りで引退し来季から2軍のコーチとして再出発する。
チームの今季最終戦となった試合で多くのファンに別れを告げるセレモニーが開かれたのだがそこには真中のほかに同じく今季限りで引退する内外野守れるユーティリティープレイヤーだった度会や中継ぎで貴重な戦力だった河端ともう一人、一際大きな体を涙で揺すっていた男がいた。

小野公誠。




古田の控えのキャッチャーとして期待され古田亡き後のレギュラー候補として入団した小野は常に一軍にいながらいまいち活躍できずにいたどうも地味な選手だった。

しかしこの男、長きに渡るプロ野球でこの人だけという華々しい記録を持っている事を覚えておいて貰いたい。

プロ初打席初ホームラン。こんな選手は沢山いる。
正確には47人、内入団一年目(ルーキーイヤー)で打った人は19人。ドカベン香川(当時南海ホークス)や稲葉(ヤクルト⇒現日本ハム)などがそうだが小野はプロ初打席初ホームランを放ったがプロ最終打席もホームランを放った唯一の選手なのだ。つまり、この大記録はこの日、セレモニーが行われているこの日の最後の打席で放ったホームランによって達成された達成ほやほやの大記録だったのだ。

涙でベースが見えなくなるほど号泣しダイヤモンドを一周し万感の思い出飯田コーチと抱き合った。




今シーズンの初ヒットがなんとホームラン。
プロ通算16本しか打っていないホームラン。
しかし彼を『ホームランではじまりホームランで終わった選手』として称える事になるだろう。この日のセレモニーお中心はまぎれもなく真中だったろう。しかし彼のような地味で目立たなかった選手も努力をしていればなにか大きなプレゼントを野球の神様からもらえるんだなとしみじみ感じた。

若林舞衣子

  • 2008/10/16(木) 02:05:06

14歳で日本ジュニアを制し翌年には世界ジュニアも制した女子ゴルフ界のニュースター若林舞衣子が今週プロ初優勝を決めた。
プロ転向2年目の20歳の優勝を誰も「早い」という者はいない。
むしろもっと早くてもよかったのではないかという声さえ聞こえてくる。それが彼女の実力だ。春先に優勝争いを演じるも自らのミスで追いつかれた結果プレイオフで優勝を逃した。

先週の日本女子オープンでは地元開催ということも有り多くのギャラリーの声援を受け2日目までトップを快走するも3日目に悪夢のような大たたきをしその名は瞬く間に優勝争いから消えた。

プロの重圧。
優勝へのプレッシャーが彼女のゴルフを狂わせる。

そんな彼女に専属のコーチはいない。
トッププロともなれば各選手に数名のコーチが付きスイングの調整からメンタル面のケアまでフォローするのだが若林は独学でスイングを微調整し自らを奮い立たせる事でメンタル面の克服を補ってきた。「今週の目標は楽しむこと。真剣になって重い空気になるのが嫌だったから」先週の苦い経験を活かし常にキャディーと談笑を繰り返し時には笑ったりおどけたりして見せた。

中盤の連続ボギーでトップから脱落するものの「勝負はバックナイン」と言い聞かせ焦らずマイペースを貫いた。これは後半大失速しプレイオフで古閑美保に敗れた春先の教訓からだ。メンタル面でも確実に成長を遂げた今大会は後半も自分を見失わずに見事優勝を決めた。

20歳125日の優勝は歴代6位の年少記録。
しかし、この記録に誰も凄いとは言わない。それだけの実力とポテンシャルや可能性が彼女にはあるからだ。

最近の女子プロは宮里藍や横峯さくらや上田桃子など世界のゴルフ界ならず芸能界や他業界からも注目され続けている。テレビやマスコミ媒体への露出も多く中にはグラビア写真を撮った者まで・・・
芸能界や他競技と交流の輪を広げる女子プロが増えた中で若林はストイックなまでにゴルフとだけ向き合う。

コーチがいない為にスイングビデオなんかも自分の携帯電話の動画を使ったり、ゴルフ雑誌の記者にお願いして画像を貰うなど懸命だ。
そんな彼女が掴んだ初優勝はほんの一歩かもしれない。しかしこの日の一歩が後々大きな一歩になるような気がしてならない。これからも頑張ってもらいたい。



ダルビッシュ有

  • 2008/10/15(水) 02:44:29

ダルビッシュ有という投手をこんなにいい投手だったのかと再認識させられた今シーズンだった。

北京オリンピックでは思うような投球が出来なったがシーズン後半に見せたパフォーマンスは世界最高級のピッチャーの一人として堂々と誇れるようなものだった。
クライマックスシリーズ進出がかかった大一番だったロッテ戦で見せた快投も凄かったが、クライマックスシリーズの大事な初戦でみせたシリーズ最多奪三振記録も更新した力投には惚れ惚れする内容だった。

「勝てる投球ができてよかったです。
こういう試合で負けるわけにはいかない」エースとして当たり前の仕事をしたまでといわんばかりの風格漂うヒーローインタビューにただただ脱帽するしかなった。

初回にカブレラの痛烈な打球が右くるぶしの外側を直撃し「歩くのも(足を)つくのも痛かった」と苦痛に顔をゆがめた凍りつく日本ハムベンチの心配をよそに9回、139球を一人で投げぬいた。「チームメートに痛いそぶりを見せたら心配するだけ」と何食わぬ顔で投げたが試合後、ストッキングは一人で脱げないほど赤くそして大きく腫上がっていた。しかも最後のバッターになった浜中相手に今試合でなく今シーズンの最速153kmで仕留めるあたりは役者の違いすら感じた。

気迫溢れる豪腕スタイルで相手を威圧する時もあれば絶妙にコントロールされたスライダーを中心に相手をかわす器用さも持ち合わせている。
この試合のように自慢のスライダーの曲がりが悪いと感じるや普段はあまり使わないツーシームやフォークを多投し流れを引き寄せるクレバーな一面もあるのだから相手からすると手がつけられない投手だろう。さらにはチームの優勝の為なら中4日の登板でも中継ぎ待機でもなんでも受け入れる程の度量までついている。
生意気で自己主義的な高校生スターだったあの頃からがらりと変わった変貌振りにも驚かさせる。

たった数年でこんなにも人は成長し変化を遂げるのかと思わせるダルビッシュは力量、品格ともに日本のいや世界の大エースだと僕は思う。



松坂大輔スタイル

  • 2008/10/14(火) 03:42:43

松坂大輔という投手はメジャーでも最高級の実力を持ちながらメジャーに対応しきれないほどの自分のスタイルを持つ。
ある意味、メジャーに似合わない投手であろう。





「肩は消耗品」とされ過保護なまでに守られる肩への負担。投球練習の数や遠投の距離・球数、試合中の投球数に登板間隔まで事細かく制限され、肩・肘の故障には敏感すぎるほど神経質なメジャーにおいて松坂の調整法はとにかく全力で多くの球数を投げ込み肩の張りを感じるまで苛め抜くというものだし、試合中においても四球をだしても三振の山を築き一試合平均150球近く投じ試合を作っていくタイプなのだ。

ところがメジャーに移籍してからは投球練習も制限されキャッチボールだけでも担当コーチが数を数えて報告を上げるほどで試合でも100球程度に制限される為5回を投げたあたりで交代を余儀なくされる。
それが松坂の良さを消してるのではないかと昨年から僕は感じていた。
しかし松坂大輔の順応力というか適応力は僕の想像の範中を簡単に越えていった。たしかに四球も多く、球数も多いがそれを気にするあまり昨年は小さくまとまったピッチングをしようとしてストライクを真ん中に集めすぎ集中打を浴びノックアウトされ続けていた。

しかし今年は少し違うようだ。
その典型的な投球が一番大事な試合であったろうリーグ優勝決定戦の初戦で見れた気がする。初回、立ち上がりから制球が定まらず早くも2つの四球を与えて2死一、ニ塁のピンチを招き好調の5番クロフォードを迎える打たれると一気に流れがレイズに傾きこの試合どころかシリーズ全般に悪い流れを招きそうな大ピンチだった。
打者クロフォードに対し4球投じ1ストライク3ボールと苦しくなる。
キャッチャーのバリテックのサインは真ん中ストレート。四球を恐れたメジャーでいう当たり前の要求に対し、執拗に首を横にふり厳しいコースにスライダーを投じた。中途半端にストレート投じて長打をあび大量失点するなら四球でも構わないので全力でひとつのアウトを取りにいく。

結果、クロフォードには四球を与えるが続く6番打者を打ち取り無失点で切り抜けた。初回に投じた球数は実に27球。予定の100球の内3分の一を初回だけで投げた形ではあったが「打たれるくらいなら歩かせ、打ち取りやすい打者でピンチを脱する」松坂の真骨頂が発揮され試合の流れは大きくレッドソックスに傾いた。

メジャーの常識に苦悩する松坂が見せた意地の抵抗と高い順応力に改めて凄みを感じた。いつか松坂のスタイルがメジャーの主流になるような気さえした。

関連ブログ 松坂大輔 神が宿リ続ける日本の怪物

阪神の悪夢

  • 2008/10/13(月) 01:14:35

広島在籍時代の1996年に11.5ゲーム差を逆転された。世紀の「メークドラマ」の影の立役者の一員だった金本は試合終了後悲劇の再現に表情を険しく変え、この耐え難い終焉の事実を噛み締めているようだった。




長嶋巨人に11.5ゲーム差を逆転された。
『メークドラマ』に沈んだ主砲が今度は原巨人に13ゲーム差を逆転された。球界の伝説の“引き立て役”に金本は2度とも逆転されたチームの主砲として立ち会った。
これまでも「油断したらどうなるかを教わった」と再三語っていた96年の悪夢。歴史の“生き証人”として己の戒めとしてきた。独走した星野監督時代の2003年もこの時の屈辱を例にあげて浮かれる若手選手やファンに警鐘を鳴らし続けた。逆に06、07年には追う立場として「何が起こるか分からん」とあきらめない姿勢をチームに植え付け怪我をおして最後まで戦った。

圧倒的リードからの世紀の大逆転負け。
まさに悪夢の再現だったろう。
弟分の新井はアニキ金本を慕ってFA移籍してきた。開幕からの快進撃の立役者はまさに新井だった。最後の打席に立ち、最後の最後で優勝をさらわれる凡打を打った新井はベンチで放心状態だった。
決して体調が良くなった訳ではなかったのだろう。無理をさせててでも新井のバットに賭けた首脳陣の思いを一番知る男だけにその不甲斐無さに茫然自失といった様子だった。今になってアニキ・金本の警告や忠告があった事を悔いるのだろう。事の重大さを改めて思い知らされただろう。

残念な事に責任をとる形で岡田監督ユニフォームを脱ぐ事を決めたらしい。

監督の無念さは選手が一番わかっているだろうし胸が痛む思いだろう。
だが、あきらめる訳にはいかない。リベンジのステージが用意されているからだ。クライマックスシリーズ。“何が起こるかわからん”戒めをもう一度思い出されるステージで再起をかけてもらいたい



原監督   原辰徳の素顔

  • 2008/10/12(日) 11:14:34

『引っ込み思案で友だちがいなかった。公園に独りぼっちでいると、辰徳くんが遊んでくれたんです。野球の猛練習の後で疲れていただろうに、座りこんで子供の話を一生懸命に聞いて、相づちをうってくれて。中学生になっても年下の子と遊んでくれるとはなんて面倒見がいいんでしょう。今でも感謝しています』

中学生時代の少年・原辰徳を知る幼なじみのコメントが彼の人柄を表しているように思える。

監督として戦術や選手起用などその采配の多くに疑問の声を上げるファンや解説者は多い。
確かに「今、選手を使うの?」「なんでそこでバントなの?」「走らせるか?そんな時に」と僕も疑問を持つ采配をよく目にしたものだ。しかし原監督は幼少期から培われた面倒見のよさを監督業で発揮しチームを束ねたのだ。今季もしばしば選手と食事会を開催。昨季の優勝メンバーにラミレス、グライシンガー、クルーンが加わった“巨大戦力”を一つに束ねた。




食事会の際口癖のように「今日は目いっぱい楽しもう。そして明日から優勝に向けて頑張ろう」と言い続けた。最大13ゲーム差をつけられ磐石といわれた阪神に追いつくのはもう無理ではないか?と思い始めていた選手や関係者もいただろうが監督だけは信じて疑わなかったようだ。

「選手それぞれの排気量を大きくすることが僕の仕事。コンディションのいい選手を増やし、パターンA、Bみたいにオーダーを組めるチームになった」
強力な戦力を持つがゆえの贅沢な采配と皮肉る者もいるだろうが逆に言うと高額年俸でプライドばかり高い個性的な選手を束ねるのは並大抵の気配りではできなのではないだろうか?
先発に使われなかったら拗ねて監督批判をする選手もいるだろう。それでも実力ある選手が文字通り額面通りの活躍をさせる事ができるのはチームでただ一人監督だけなのだからその精神的疲労は球界の盟主・巨人の監督という合わせ技で相当なものだろうと想像がつく。

スターとから決して順風満帆ではなかった。
オフに手術した小笠原、イ・スンヨプらの主軸に復調まで時間がかかりエース上原も開幕から不調続き2軍落ちまで経験させた。我慢強く起用し続けた19歳の坂本や育成出身のセットアッパー山口も元はというと期待していた高額年俸選手の不甲斐無い成績が招いた偶然の産物にしか過ぎなかったはずだ。ゴンザレスのドーピング違反や二岡の不倫騒動にチームは揺れた。

それでも原監督だけはいつも前向きにチームの結束に努めた。そんな努力が歴史的大逆転優勝として花開いた。「優勝した監督が名監督なんだ。」誰かが言った言葉を思いだした。



ハルシティ・タイガース

  • 2008/10/11(土) 12:20:33

世界最高峰の金満サッカーリーグ「イングランド・プレミアリーグ」で波乱のスタートがみれた。

主役は今季から昇格したハルシティ。ユニフォームが黄色と黒の縦じまから「タイガース」と呼ばれる104年の歴史をもつ伝統ある名門クラブだがプレミアリーグの一部昇格はなんと初めてという弱小チームだった。

昇格したチームの目標は「残留」というのが普通であるのに対し、ハルシティはその資金不足から満足に補強もできず選手を集められなかった事もあり目標は昨季に「ダービー」というチームが残したプレミアリーグワースト記録の勝ち点11を上回る事だった。

『「残留」は奇跡であるから望まない。何とかリーグに汚名を残す事だけは避けてくれ』というのがサポーターの思いだったようだ。
ここ数年、巨額放送権収入でうるおうプレミアリーグは上位と下位の実力差が激しく過去5季で昇格組延べ15クラブ中9クラブが1季で降格しBIG4と呼ばれる「マンチェスターU」「アーセナル」「チェルシー」「リバプール」が大金をいはたいて選手を補強し優勝争いを演じ「マンチェスターC」や「ボルトン」などがその下に続き下位チームは毎年顔ぶれが変わるという格差がはっきりしている。
ハルシティも例外でなく今夏に補強した選手の移籍金総額は昇格初年度にも関わらずリーグ最下位の15億ほどだ。ちなみに他の強豪チームは100億以上は当たり前で250億かけたというチームもあったりするのだからハルシティの16億は微々たるものでしかない。

前節で王者「アーセナル」をしかもここ60試合で1敗しかしていないアーセナルのホームで撃破し『歴史的勝利』とイングランド国中が驚いたそして今節は「ボルトン」を徹底したディフェンス&カウンターで勝利したのだ。
「最後まで男らしく守り切った。切れもあったし、規律を保った。だが魅力的とは言えない戦いぶりだったとも理解しているだが最後まで得点を許さなかったしチームは勝ったんだ」と監督も胸を張っていた。
たしかに今季は不調の「ボルトン」相手にボール支配率で圧倒され見ていて面白くない展開だった事は否めない。それでも選手全員が集中力を切らさず体を張った守備と闘争心あふれるプレーは見ていて気持ちよかったりもした。
これで勝ち点14でリーグ3位に躍り出た。
あのマンチェスターUやアーセナルよりも上の順位にいるのだ。こんな快進撃を誰が予想しただろうか?マークがきつくなるこれからは状況は厳しくなるだろうか、貧乏球団が一泡吹かせる様な快進撃をますます期待している。

F1日本GP  富士でまもかく開幕

  • 2008/10/10(金) 02:23:58

いよいよ大詰めを迎えたF1.年間チャンピオンを争うには大事すぎる大きな山場、日本GPが今週末、富士で開幕する。

2年目の若き天才ドライバー、ハミルトンがポイントをリードして向かえた終盤戦は昨年と同じ。F1史上初のルーキーチャンピオン、黒人ドライバーチャンピオンが確実視されていたにも関わらずまさかの大失態で優勝をのがした昨年の二の舞はゴメンとばかりに臨むハミルトンが富士の主役であろう。

7ポイント差で追うのはフェラーリのブラジリアンドライバー、フェリペ・マッサ。安定した成績を毎年残しつつも皇帝・シューマッハの永遠の2番手ドライバーと言われ母国の英雄・アイルトン・セナの後塵でいつどんな時でも優秀なナンバー2というイメージが強かったが、今年こそは悲願のチャンピオンを逆転で狙える位置につけている残りレース数は日本GPを含め中国GPとブラジルGPの3レース。

母国グランプリで歓喜の大逆転というシナリオを描いているであろうマッサは何が何でもこの日本は勝たなければならないレースというわけだ。その2人の援軍としてチームメイトであるマクラーレンのコバライネンとフェラーリのライコネンの同郷だが完全に敵味方に分かれサポートする。
エースドライバーのハミルトンの為に存在感を見せ名門・マクラーレンのシートを守れるかコバライネンと昨年は自身が大逆転勝ちの栄光をマッサのサポートによって手に出来たライコネンがエースのプライドを捨ててまでマッサのサポートができるか実質のチャンピオン争いはハミルトンとマッサだが、そうはさせじと思うセカンドドライバーにも注目してみたいものである。

毎年、いろんなドラマを生む日本GPならではの戦いをこの4名の動向に注目してみると面白いだろう。



タンパベイ・レイズ  岩村明憲

  • 2008/10/09(木) 15:15:11

『レイズ』。

昨年まで『デビルレイズ』と名乗っていたアメリカンリーグ東地区のお荷物球団だ。球団創設10年で地区最下位9回という弱小チームだったはずのチームがプレイオフ進出はおろか地区優勝なんかは夢物語とされてきた。
同じリーグの同地区にはあの金満球団「ヤンキース」や今や完全に呪いが解けた感がある常勝軍団レッドソックスなど強豪チームがひしめきあっている地区であるのだからその「夢」は叶わぬ幻の世界だった。

そこに一人の日本のサムライが入団し奇跡の躍進を見せた。男の名は岩村明憲。宇和島東高校時代に名将上甲監督に「100年に1回出るかでないか少なくとも自身では初めての才能」と言わしめた天才はヤクルト入団後も着実に力をつけ念願のメジャーに渡った。

ルーキーイヤーでもチームではかなり年上のほうだったし実績もあったのでチームメイトには慕われ、弱小チームにはなくてはならない存在だったようだ。

弱小チームだけに観客動員も伸び悩みそれ故、球団の経営も苦しく選手の総額年俸はメジャー30球団で29番目という貧乏球団だった。
しかし、アメリカのドラフト制度は弱小チームにその指名権に優先があるためその年のNO,1アマチュア選手はこぞってデビルレイズに入団していた。「アマチュア⇒デビルレイズ⇒メジャー」と揶揄されるほど一流の可能性を秘めた若手選手の大半がこの球団に集まっていた。その才能あふれる選手達に目をつけたのが岩村だった。「こんな順位でくすぶっている選手達でない自信をつけ経験をつんだらとんでもない事をなし遂げるメンバーだ」と。

つたない英語で懸命にコミュニケーションをとり自身の野球感を言葉や態度で示し続けた。時には通訳を介し調整方法の全てを伝授した事もあったそうだ。

可能性を感じた若手三塁手の為、プライドを捨ててまでセカンドへのコンバートも受け入れた。チームの為、バントや進塁打も積極的にやり若手に見せた。
そんな岩村の努力が2年目に早くも開花した。
「デビルレイズ」から「デビル」を取り除いた今季、まさに「悪魔」を取り払ったかのような快進撃。レッドソックスやヤンキースを押さえてなんと地区優勝をしてしまった。

チャーリー・シーン主演の映画「メジャーリーグ」の実写版のような「夢」の快進撃。「才能溢れる選手が自信をつけた時、とんでもない成績を残すんだな」と改めて教えてもらった「レイズ」に感謝する。「レイズ」の快進撃はまだまだとまりそうもない!



カルロス・べラとアーセン・ベンゲル

  • 2008/10/08(水) 11:11:13

アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が若きタレントを発掘するとき間違いを犯すことは滅多にない。




その天性の目は「神」の領域とまで言われても誰も異議を唱えないだろう。
ベンゲルがあるメキシコ人FWを見つけた。
時は3年前。ストライカーの名はカルロス・ベラ。
当時16歳。16歳のメキシコ人FWが労働ビザ取得に3年の時を費やす事になる。数シーズンをスペインのリーガ・エスパニョーラで過ごした後、最終的にアーセナルで活躍する選手に必ずしもなるようには見えなかった。しかし労働ビザを取得するまでベンゲルが3年もの間待つ気でいたという事実はこの若き天才メキシコ人ストライカーを常に信頼していたことを表している。多くの人はその才能を疑っていたかもしれない。いや3年間も待ち続けるほどの価値は誰も見出せなかったのだろう。

このしかし、ベラが初めてアーセナルのユニフォームを身にまといスタメン起用されたカップ戦の3回戦で格下相手とはいえ衝撃的なハットトリックを決めチーム関係者やプレミアリーグのスカウト陣、更には多くのファンの度肝をぬいた。
ベンゲルは遠く昔、3年前からこの日が来るのを見抜いていたかのように何事もなかったかの様にベンチに座っていた。

格下の敵とはいえ6−0圧勝したアーセナルはこの日スターティングメンバーの平均年齢がわずか19歳だった。
ベンゲルは「これまででベストの集団」と若きイレブンをたたえたこの日の主役だったはずのカルロス・べラの事を聞かれても淡々と「ベラのプレーぶりや決定力に驚いていない。しかし2点目で決めたGKの頭上を越えるループシュートなどは更なる可能性を感じさせるアイデアとテクニックだったね」と答えた。

カルロス・べラが与えたインパクトはまさに衝撃的だったがベンゲルの凄さを改めて思い知らされた夜でもあった。



凱旋門賞

  • 2008/10/07(火) 01:57:20

世界最高峰の芝のレース。世界中のジョッキーや調教師が一度は挑戦したいと思わせるフランス競馬の凱旋門賞が今年もパリのロンシャン競馬場で行われた。
しかし世界で一番権威の高かったこのレースに今年から大きな異変が起こった。
今回からレースが高額賞金化。

凱旋門賞を主催者がオイルマネーに沸くカタールの競馬馬事クラブと5年間の協賛契約を結び、賞金総額は昨年の2倍に跳ね上がり優勝賞金は約3億3000万円で芝レースとしては世界最高額レースになった。

競馬の盛んなヨーロッパ各国の競馬は「お金より名誉を懸けた戦い」とも言われてきた。ゆえに賞金よりも名誉の為にこのひとレースに掛けた思いがこの凱旋門賞の名を作り上げてきた。これまでも数多くの名馬が栄誉を目指し優勝しその歴史に名前を残してきたが、賞金までもが世界最高峰となり来年以降有力馬の関心をさらに引き寄せるのは必至だ。

16頭が出走したレースは唯一の牝馬ザルカヴァが人気に応え、3歳牝馬としては1982年以来26年ぶりに制覇した。デビュー以来7戦7連勝と無敵の牝馬として世界の頂点にたった。今年はいい馬が沢山いる大混戦の予想だっただけに勝ったザルカヴァの強さは本物だという事だが来期以後は世界中の馬が多額の賞金を目指して群雄割拠してくるのが予想される。

年もメイショウサムソンで10着と惨敗した日本勢も賞金が魅力的になれば莫大(ばくだい)な遠征費を伴っても挑戦しようという陣営が出てくるだろう。

メイショウサムソンに騎乗した武豊騎手は「また日本の馬で世界にチャレンジしたい」とコメントを残すなど世界から好馬が集まるのは大歓迎のようだった。ただ、ロンシャンの綺麗な緑のターフを駆け抜ける馬のゼッケンにかかれたアラビア文字や「カタール」の文字などはやはり異様に思えたのは僕だけではないはずだ。

興味深い最下位決定戦

  • 2008/10/06(月) 13:28:02

いよいよプロ野球が終盤を迎えた。特にパリーグは本当の大詰めになり、クライマックスシリーズを目指すチームと来季の構想が始まっているチームなど悲喜こもごものこの時期。
引退を決めた選手、監督もいれば残り数試合に自己の記録に挑戦する者などいろんなモチベーションが入り乱れるこの時期のプロ野球はいろんな人間ドラマを生み面白いものである。

今季限りで引退する王監督率いるホークスは王監督がホークスで積み上げた通算1000勝に向け残り3戦3連勝が絶対条件となった。
さらに先発の和田はあの江夏以来の大記録である入団以来6年連続2ケタ勝利に向け先発・中継ぎにフル回転を期す。対する楽天も岩隈20数年ぶりとなる年間21勝、最多勝、防御率、勝率の投手3冠に向け先発する。なにより王監督の最後の年に常勝ホークスが最下位に沈む可能性の回避など見所が多い3連戦になる。

はずだった・・・・

試合前からかもし出していた王監督と野村監督との惜別ムードも試合後には一気に吹き飛んだ。

王監督の怒りが爆発だ。

この日先発の和田は6回KOで6年連続2ケタ勝利への望みを絶たれた。相手投手岩隈の前に自慢の打線もわずか3安打で1点も奪えなかった。
これで王ホークス通算1000勝は消滅。さらに残り2試合で1敗でもすれば12年ぶりの最下位が決まる。
「うちの選手よりプレッシャーはあったと思うがそれを乗り越えられるたくましさが残念ながらうちにはなかった」と怒りをあらわにさせた。「これが実力じゃないし、本来の姿でもない。この敗戦を明日にと言いたいが、来季に生かしていかないと」と怒りは収まらなかった。

一方勝った岩隈は20数年ぶりとなる年間21勝、最多勝、防御率、勝率の投手3冠が確実となりシーズンを終えた。

怒り心頭の王監督と岩隈とエースを褒め称える野村監督の表情が全く違ったのが印象的だった。
王監督のためにも最下位だけにはなって欲しくないというのがホークスファンの最後の願いだろうか?泣いても笑ってもあと2試合で王監督はユニフォームを脱ぐ。最後は王監督の笑顔が見たいとねがっているのだが・・・・



近頃の石井慧   石井を想い石井を憂う

  • 2008/10/05(日) 02:14:13

北京五輪の柔道男子100キロ超級金メダリスト・石井慧が自由奔放な言動で注目を浴びている。





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以前このコーナーで「どんどんやれ!」と嗾けたがどうも度が過ぎる気がしてきた。実力があってのビッグマウスは心地がいいが最近ではテレビでの露出が多く練習に精を出している感があまりないのが気がかかりだ。

小川道場での祝勝会でも北京で勝ち取った金メダルを師匠と仰ぐ小川直也の道場にプレゼント。「持っているといいことがない。うぬぼれや勘違いにつながる。五輪の金メダルは魔物です」という言葉を額面通りに受け取れるのだろうか?
もし、本心なら小川道場でなくても自宅の倉庫の奥にでもしまっておけばよかったのではないだろうか?

「一時はムハマド・アリのように川に投げ捨てることも本気で検討していたが「さすがにまずい」と自粛した」というコメントを聞けばなかばふざけていると言われても仕方がないのではないだろうか?

この日も道場に通う子どもたちに柔道のけいこをつけたまではよかったが、所属の若手プロレスラーと“異種格闘技戦”も披露するなど少し悪ふざけのようにも見える。

次戦の世界団体選手権へ向け「負けは死を意味するので勝たないと」と気合を入れ直したようだがその言葉にもパフォーマンスの匂いを感じてしまうのは僕だけだろうか?実力があり練習もよくする根っからの柔道家だったはずが最近はどうもテレビのイベントに忙しいようで筋力も明らかに落ちたとも言われている。

イベントへの遅刻や先輩や目上の方を軽視した発言や行動も多くなってきているが本当の石井はそんな男ではなかったはずだ。
一気にブレークした21歳に歯止めを利かす大人がいてもいいのではないだろうか?逆に嗾けているようにも見えるのはいかがなものだろうか?

本当に注目が集まろう世界団体選手権が楽しみである。

ヨーロッパチャンピオンズリーグ  バルセロナ

  • 2008/10/04(土) 11:02:46

「チャンピオンズリーグはやっぱり面白い」純粋にそう思ってしまう。まだまだ強豪チームが本調子ではない予選の序盤だがスペインのバルセロナとウクライナのシャフタル・ドネツクとの試合を見た。

申し訳ないが僕はウクライナのシャフタル・ドネツクというチームを全く知らなかった。試合開始前はバルサの圧勝か?と思って見始めたのだがなかなかどうして強豪チームに勝つにはこうすればと改めて感じさせられた好ゲームだったように思う。

アンリ、エトー、イニエスタの世界をリードしてきた点取り屋トリオが“課題の得点力不足にピリオドを打つ”というイメージを抱いて臨んだこの試合、戦前の予想通り序盤から積極的にボールを回して攻撃を仕掛ける。対するシャフタル・ドネツクのディフェンス陣は強力フォワード相手におじけづくことなく、的確にラインを上げてバルサの中盤を封じる。
比較的アンリらフォワード陣をフリーにさせトゥーレ、ケイタ、シャビら中盤の3人つまりフォワードへのパスの出し所を完全にマークし一切仕事をさせなかった。

対応に困ったバルサは最終ラインからのロングボールとアウベスとイニエスタのサイドアタックで仕掛けるが決定機を作るまでには至らない。すると持て余したフォワード勢がボールを受けるため中盤まで下がって苦戦するMFをサポートするが、これがかえって前線の攻撃を停滞させた。完全に攻撃陣がドツボにはまった感じだったろう。

そうこうしている間に一瞬の隙をつかれカウンターを食らいあっさり先制されてしまう。伏兵が強豪に勝つにはこれしかない点の取り方でますますバルサは焦る一方だ。攻撃陣が全くかみ合わず時間だけが過ぎていく。
残すところあと5分。誰もがバルサの勝利を信じ始まった試合はシャフタル・

ドネツクの完璧な試合運びに番狂わせで幕を閉じようとしていた。焦るバルサイレブン。ブーイングを浴びせる熱狂的なバルササポーター。

しかし、そう簡単に終わらないのがサッカーでありチャンピオンズリーグなのだ。バルサにはまだこの男が残っていた。温存していた新皇帝・メッシが残り5分で神がかり的な逆転の2ゴールを叩き込み勝利をものにしたのだ。あれだけいいサッカーをしてきたシャフタル・ドネツクを凍りつかせる一閃の輝き。

ファインセーブを連発していたゴールキーパーの信じられないミスや完璧に仕事をこなしてきたDF陣の一瞬だけ集中力をかいたプレーに見事に反応し芸術的なループシュートで決めるあたり役者が違うなと感心させられた。

結果だけ見れば2−1でバルサの勝ちと順当に思えるが伏兵が強豪に勝つにはどうすればいいのかを改めて教えられ、サッカーは終了まで何が起こるか解らない事を再認識させられ、メッシは凄いと感嘆させらたナイスゲームだった。


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